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【考察】競馬における"人気"を考えてみた

競馬予想する上で、本命に据える馬の人気を気にしない人はほぼいないと思います👀

馬券を買うファンは、馬券で儲けることを目的としていますので、その人気によって券種を変えたり、相手を広げたり絞ったりと競馬予想において人気は度外視できない重要な要素です☝️

私が公開しています予想においては、騎手における3番人気以内の該当コース成績というものを一つの重要な統計情報として予想に取り入れています🤔

騎手の統計情報を見る上で、3番人気以内という人気の軸を入れたことにより、その騎手の実力をよりリアルに確実に捉えることができるようになったと思います👀
なぜこの絞り込みが有効なのか紐解いて見たいと思います🙌

人気と競馬関係者

まず、人気というものが、各競馬関係者とどのような関係にあるのか?です。

①競馬ファン

競馬ファンですが、こちらは言わずもがな、人気を作る側です🔨
どの馬を1番人気にするかはファンの総意です⤴️
そのファンの先にはその馬券を購入しようと参考とする新聞や予想家、インフルエンサー、AIなどがいるのですが、それらはファンに影響を与えるまでで、人気を作り上げているのはファンが馬券を購入するという行為に他なりません。

②競走馬

馬耳東風という四文字熟語がありますが、自分が何番人気であるか認識している競走馬は1頭もいません。サラブレットという宿命の中で、ただただ、走り続けていくだけであり、人気に左右されるものではありません

③調教師

数ヶ月に渡り、馬を作り上げていく仕事ですので、レース数日前に明らかとなる人気という要素にはそこまで左右されないと思います。人気馬が負けたとしてもファンから騎手以上に調教師が批判されることは少ないですし、顧客である馬主との関係においても結果が全てで、1番人気の馬を作り上げるより、1着の馬を作り上げることが求められますので、その点においても人気は関係ありません。

馬を一番長く見ており、状態面も含めて一番よく知っているのが調教師ですので、レース前のコメントは予想に関わる多くの人が注目していることを考えればむしろ人気を作る側に近いかもしれません。

④騎手

人気が確定した後が本業となる騎手は人気を背負う立場となります。パドックを回っている間も自分の馬の人気が否が応でも目に入ってきますし、大レースになれば記者からのインタビューでも人気に絡めた質問を多々されます。人気馬で凡走すれば、ファンからの批判も集中します。人気を完全にシャットダウンできる騎手はいないと思います。
人気は、騎手の精神面、戦略、レース中の判断、全てに影響
してきます。
人気に一番影響を受けるのは騎手であることは間違いないです。

騎手の能力と人気

人気は騎手にどのように影響してくるのか、また、人気と騎手成績からどのようなデータが見えてくるのか考えてみたいと思います。
考えていくにあたり、人気薄の馬で勝つ、人気馬で勝つの2軸で深掘りしてみたいと思います。

人気薄の馬で勝つ

馬券を買って当たった人は大きなフィードバックがありますし、実力が足りないと思われる馬を持ってきているわけですから、上手く騎乗したと騎手はその騎乗を賞賛されます👏
ポイントは上手く騎乗した≠騎乗が上手いではないということです☝️
人気薄の馬であれば、マークも薄くなりますし、負けても批判は少ないので大胆な騎乗にトライしやすいです。つまり、人気が低いというプレッシャーが薄い中で策がハマって人気薄激走した結果を騎乗技術が高いと捉えてしまうのは危険という事です⚠️

人気の馬で勝つ

能力も含め期待値の高い馬が人気を集めます👀
ファンは3着以内はもちろん、1着になって当然という前提で人気馬を絡めた馬券を買うと思います🤔
つまり、人気馬で仮に上手い騎乗をして勝っても、それは馬の能力が高いから勝って当然と思われ、人気薄で激走した時よりも騎乗が評価されないことがほとんどだと思います😅
人気馬は、ライバルからのマークもキツくなりますし、騎手にかかるプレッシャーも相当なものがあります。。そんな条件の中でも冷静にペースを読み、進路を確保しつつ、仕掛けどころを見極める、人気馬を確実に勝たせられる騎手こそ上手い騎手だと思います‼️

騎手の真の実力の見極め方

騎手の力や、コース適性を見極めるものとして、一般的には該当コースにおける勝率、連対率、複勝率、単勝回収率、複勝回収率といったところを皆さん参考にされるかと思います👀

ただ、人気薄で一回でも激走するとそれだけで単勝回収率、複勝回収率というところは跳ね上がりますし、人気のない馬ばかりに乗る騎手は必然的に勝率、連対率、複勝率といったところの数字は悪くなります🤔つまり、人気薄の馬に乗った成績というのは雑音になりやすいです✋

あと、デビューしたてや若手の騎手は、最初からいい馬に乗せてもらえる訳ではありませんので、初めのうちは人気薄の馬ばかりに乗ることとなり、自ずと成績は悪くなってしまいます🤔こちらも、該当コース成績を見る際に雑音になってしまいます。。。

冒頭の話にもどりますが、そこで私は雑音除去および人気馬をしっかり持ってこれる真の実力を見るために、3番人気以内の馬に乗った際の騎乗成績を参考としています‼️

では、実例で見てみましょう☝️

まずは若手枠から、個人的に大変お世話になっている菅原明良騎手2019年デビューですので、中山ダート1800mの戦績を見ると、まだ、走り出しの頃の成績が足を引っ張っているのか、成績はあまりパッとしません^^;

しかし、3番人気以内の条件を加えると、しっかり実力と信頼を勝ち取った上で残した成績に絞られますので、勝率、連対率共に4倍近く跳ね上がります‼️


次に中堅から、穴騎手のイメージが強い国分恭介騎手です。騎乗数の多い阪神ダート1800mでの戦績を見ますと、勝率6%弱で単勝回収率は118%といかにも穴騎手の成績です。

しかし、3番人気以内の条件を加えると、勝率は23%、連対率も44%まで跳ね上がり、人気馬で堅実な騎乗をしていることが分かります。ここからも一発狙いの騎乗ではなく、コースを熟知した上でしっかり騎乗していることが見て取れます。

そして、ベテランジョッキーの内田博幸騎手。東京芝1600mの成績、一見見栄えはしませんが。。。

3番人気以内の条件を加えると、勝率は18%、連対率は驚異の52%です😳今年のNHKマイルCでのシャンパンカラーでの激走もたまたまではない事が分かります。

以上の通り、3番人気以内の条件を加えることで騎手成績の見え方がガラリと変わるのです✨
これらの検索は、有料のTargetがなくとも無料サイトのウマホで検索できますので、この機会に是非活用して見てください👋


これまでは、3番人気以内に絞って成績の見え方が変わることを見てきましたが、着度数の関係を見ても傾向が良く分かります

着度数ですが、1着、2着、3着の数の関係性により概ね以下の4パターンに切り分けられます☝️

❶下り坂型(1着>2着>3着)
❷山型  (1着<2着>3着)
❸上り坂型(1着<2着<3着)
❹谷型  (1着>2着<3着)

一番信頼度が高いのは下り坂型で、これはリーディング争いをするトップジョッキーに見られる傾向です🏇しっかりと1着を取りに行くことを目指しつつ、その取りこぼしとして、2着、3着と言う結果が積み重なるとこの型が形成されます👀
以下、2着が多い山型、3着が多い上り坂型の順に信頼度が下がります。

最も信頼ならないのは谷型です。展開ハマって1着、断然人気でミス騎乗をして3着、といった成績が積み重なるとこの型が形成されます👀リーディング上位にいますが、時折酷い騎乗で裏切られるような騎手に多い型かも知れません。個人名は挙げませんが、是非確認して見てください😁すごく納得行くと思います(笑)

終わりに

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