東京の真夏の夜に黄金伝説 〜02年ジャパンダートダービー〜
先日、競馬界に衝撃的なニュースが‼️
『芝かダートか』
ローランドの俺か俺以外かのオマージュとおぼしきキャッチフレーズとともに、24年から新たに3歳ダート三冠を新設すると発表があったのです🤔
羽田盃、東京ダービーをJpnIに昇格させ、ジャパンダートダービーを競走名変更して時期を10月上旬に移設、中央競馬所属馬も参戦可能な3歳ダート三冠を新設するというものです👀
この三冠レースの基となる南関東3歳三冠は羽田盃、東京ダービー、東京王冠賞と地方馬のみ参戦可能なSI競走で構成されていました🤔
南関東三冠は名牝ロジータが89年に達成してのち、しばらく空いて01年にトーシンブリザードが達成、さらに、99年から設置されたジャパンダートダービーも勝利して4冠に輝くのでした👑
02年には東京王冠賞が廃止となり、羽田盃、東京ダービー、ジャパンダートダービーが南関東三冠の対象レースと変わりました👀
つまり、地方馬限定レースのみで三冠を達成できたものが、JRA馬を倒さなければ三冠を達成出来なくなり、そのハードルはグンと上がったのです😲
とはいえ、01年までの過去3回のジャパンダートダービーでは地方馬の2勝と地の利を活かす形となっており、JRA馬は決して倒せない相手ではありませんでした🤔
そして、02年のジャパンダートダービーに激震が走ります💦
その年の日本ダービー5着馬のゴールドアリュールの参戦が決定したのです‼️
言うなれば芝で5本の指に入る強さを誇る馬がダート路線に本格参戦してきたのです❗️
まさにJRAがいよいよ本気を出してきた、そんな年でした👀
私も今までにないワクワク感を胸に、レースを見に大井に駆けつけました🏃
レースよりも先に圧倒されたのはパドックでした☝️
夜に浮かび上がる筋肉隆々の黄金の鋼の鎧はまさに芸術作品のような、サラブレッドとはまた次元の違う神々しさを放っていました🤔
これは、負けるイメージが全く出来ない。。。
パドックだけでそれだけの説得力を与える、そんな存在でした。
レース内容は言わずもがなの圧勝で、
及川サトル氏の実況でも
『今日の舞台はここTCK、おおいに武豊が決めるぞ!』
とあるように、タニノギムレットでダービー制した武豊騎手は、同一年に芝、ダート両方のダービーを制覇する偉業を達成するのでした🙌
そして私個人は、南関東で02年4月より導入された3連単を初めて的中させるのでした🎯
また、真夏の夜に輝くゴールドアリュールと再会したのは1年後の帝王賞👀
あいも変わらずの素晴らしい馬体、誰もが圧勝を確信し1.1倍の1番人気に押されたゴールドアリュールですがまさかの11着に惨敗してしまうのです。。。
レース後、喉なりが発覚し、引退となってしまいました😭クロフネと同じくドバイの地で走る姿を見てみたかった砂の名馬でした🐴
引退後は種牡馬としての活躍も素晴らしく、今年の高松宮記念を勝ったナランフレグはもちろん、以下の代表馬を輩出しました☝️
エスポワールシチー(ジャパンカップダート、フェブラリーステークス、マイルチャンピオンシップ南部杯3回、かしわ記念3回、JBCスプリント)
スマートファルコン(JBCクラシック2回、帝王賞、東京大賞典2回、川崎記念)
コパノリッキー(フェブラリーステークス2回、かしわ記念3回、JBCクラシック2回、帝王賞、マイルチャンピオンシップ南部杯2回、東京大賞典)
ゴールドドリーム(フェブラリーステークス、チャンピオンズカップ、かしわ記念2回、帝王賞)
2014年産クリソベリル(ジャパンダートダービー、チャンピオンズカップ、帝王賞、JBCクラシック)
今年のジャパンダートダービーでは、エスポワールシチー産駒のペイシャエスとバウチェイサー、スマートファルコン産駒のキャッスルブレイヴが出走しますので是非注目してみてください👍
02年以降のジャパンダートダービーではJRA馬が5連勝、まさに実力の差は顕著となり、過去23回で地方馬6勝に対し、JRA馬がら17勝という結果になっています🤔
また、トーシンブリザード以降南関東三冠を達成した馬は現れていません😢
個人的には新ダート三冠レースは、ユニコーンS(東京競馬場)、ジャパンダートダービー(大井競馬場)とダービーグランプリ(盛岡競馬場)をJpn1に復活させた三冠が良いかと思っていましたが、
それはさておき、ゴールドアリュールが勝った02年以来の新たな再編に向けて今後ダート競馬がどのような流れになってくるのか注目です‼️