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他人の目を気にしなくなったパート8 余命宣告2ヶ月を受けて

「ついにこの時がやってきた。」
ここまでが前回でした。


何がやってきたのか。









「味覚障害」。



これがなかなか厳しかった。


僕の場合は、「塩味と辛味が全くしない。」タイプでした。


どん兵衛のうどんを食べた時に気付きました。
砂糖水のように感じるほどのスープの甘味がして全く食べれなかった。


カップヌードルも甘すぎる。



病院食も味付けがしてあるものは基本的に甘すぎて何も食べれない。



食べなければ体はどんどん衰える。



なんとか食べられるものを探すためにひたすら親にカップ麺や缶詰などを買ってきてもらい、試した。



味覚障害後4日程経過した頃にようやく明るい兆しが見えた。


スープ春雨の辛いものなら食べられたのだ。
記憶が確かなら「ゴマと辛味のやつ」。


もしかしたら辛いものなら食べられるんじゃないかと思い、親に辛い系のカップ麺ばかりを買ってきてもらうことにした。




それが大当たりだ。



めちゃくちゃ美味しく食べられるカップ麺が見つかった。



人は食べ物をクチから食べないと活力が湧かないと聞いたことがあったがその通りだとこの時ばかりは感じた。


食べれる喜びを噛みしめながら、毎日の採血も乗り越えていける元気が湧いてきた。



採血も上手な人とそうでない人に分かれるからどうしても研修生だと若干懸念してしまう。


自分に余裕がないと周りの見え方も狭くなりがち。



味覚障害があっても、基本的にはほぼ毎日1日1万歩は余裕で達成していた。


筋力も布団からようやく起き上がるのには不自由がないくらいまで回復することも実現した。




この頃くらいからようやく日記をつけることを始めた。


「続けられることだけを続けていく。」その考え方に日記を書く行為がしっくりとこれば良いが、、、笑



3クール目は味覚障害との戦いの日々となった。




そして嬉しい出来事もできた。



続きは後日。

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