抱負:革命を起こす幕開けの年
革命を起こす――MOROHAがくれた“本気”と、新年の決意
あけましておめでとうございます。まずは「今年も1年、よろしくお願いします」という挨拶から始めたいところですが、何より先に僕は今年の抱負を伝えたいんです。その抱負とは、
「革命を起こす幕開けの年」
この言葉を選んだのには、昨年の出来事とMOROHAという二人組のバンドの存在が大きく関係しています。彼らが活動休止を発表した衝撃と、僕自身が去年1年を通して味わった悔しさや喜び。そのすべてが折り重なって「革命を起こす幕開けの年にしよう」と心に決めたんです。
1. 大学を休学して起業――思い描いた未来と現実のギャップ
実は僕、大学生なんですよね。とはいえ、今は休学中で起業して教育事業をやっています。本来なら1年だけ休学して、その間に「自分のやりたいことを思いっきり形にしてやる!」と意気込んでいました。上の写真は、起業したばかりの頃、MOROHAの革命を歌い決意表明しているときの写真です。ところが、想像以上に集客が難しく、うまくいかない。
「これはもうダメかもしれない……」
そんな不安が頭をよぎる日々が続きました。結局、もう1年だけ休学を延長することになり、親に頭を下げる場面も。周囲の期待に応えられていないようで、正直なところすごく苦しかったです。
春から夏にかけては必死で飛び込み営業やビラ配りをしましたが、イベントだってしました。でも、思うように成果が出なくて、才能や自信を失いかけた時期もありました。「こんなに頑張ってるのに、なんでうまくいかないんだろう」と。そうやって自分を責めたり、諦めかけたりしていたんです。
でも、秋頃に「自分が本当に望んでいた人生ってこれでいいのか?」と改めて問い直しました。それがきっかけで、もう一度“本気”を出してみようと奮い立ったんですよね。不思議なもので、そこから少しずつ変化が訪れました。かつて塾講師として働いていたときのオーナーさんから「来年の4月から新しい塾を一緒にやらないか」という話が舞い込んできたり、経営者の方々との繋がりが広がったり。もちろん、楽しいことばかりじゃなく、イベントを企画してもドタキャンされたり、駅前で馬鹿にされたり……そんな悔しい思いもいっぱいありました。でも、それらをひっくるめて「やっぱり続けてよかった」と思えるようになったんです。
2. MOROHAとの出会い――“本気”の衝撃
こうして過ごした昨年は、僕の中でいろんな感情が動きまくった一年でした。そんなとき、何度も僕を奮い立たせてくれたのがMOROHAの音楽です。彼らは2008年に結成された二人組のバンドで、アコースティックギターのUKと、マイクを握って感情を吐き出すアフロというシンプルな構成。それなのに、まるでロックバンドのような破壊力と、ヒップホップのような言葉の切れ味を持ち、聴く人の内面にぐいぐい踏み込んでくるんですよね。
MOROHAは「対ジャンル」ではなく「対人間」を掲げていて、その鋭い歌詞や情熱的なライブは、まさに人生そのものをぶつけるような迫力があります。なかでも僕が心を鷲掴みにされたのが、「一文銭」という曲のサビでした。
“あきらめに向かう地図を破れば 右も左も後ろさえ前だ。
お前が人生につけた名前は 妥協や惰性じゃなかったはずだ。”
これを聴いたとき、「ああ、そうだよな。自分が勝手に“ここまで”って決めてるだけなんじゃないか」と思い知らされたんです。彼らの音楽には、泥臭くてもカッコ悪くても、足掻き続ける人間の“本気”が詰まっている。だからこそ、僕も「もう一回立ち上がろう。もう一度挑戦しよう」と奮起することができました。
3. 活動休止を決断したMOROHA――それでも変わらないリスペクト
昨年末、そんなMOROHAが活動休止を発表しました。理由は「UKが出せる表現がそこをついてしまった」から。過去の楽曲をなぞるだけの活動を続けることは自分の美学に反する――その言葉を聞いたときは、寂しさと同時に、ものすごい衝撃を受けました。でも、考えてみれば、それもまたMOROHAらしい“本気”の貫き方なのだなと思います。
新しい表現が見つからないなら、一度ストップして探しに行く。その潔さこそが、彼らがずっと表現してきた「弱さも含めて本気で生きる」姿勢そのもの。何かを続けるだけが正解ではなく、いったん立ち止まることだって本気の証拠なんだ、と教えられた気がします。
4. 今年の抱負:「革命を起こす幕開けの年」
だからこそ、僕は2024年の抱負として、「革命を起こす幕開けの年」と宣言しました。
• なぜ“革命”なのか
この革命は、人生における革命です。今までは中途半端でどちらに転んでも大丈夫な位置どりで動いてました。もうそんな半端はやめて、自分の人生、夢に真っ直ぐに向き合っていきます。ここから、僕の夢が本当の意味で始まります。だから、革命です。
• 幕開けの年という決意
「革命」のスタートを切るために、何よりも僕自身が全力で走り抜く必要があります。結果がどうであれ、自分が“本気”でぶつかったと言い切れる年にしたい。MOROHAの活動休止もまた「新しい表現を探す」という幕開けのように感じられます。だからこそ僕も、同じように「新しい自分を見つける」ための一年にしたいのです。
5. 皆さんへのお願い――本気で見守ってほしい
とはいえ、僕も強い人間ではありません。へこんだり、弱音を吐いたりする日がきっとあると思います。だからこそ、もし僕が足踏みしていたら「おい、革命起こすんだろ?」とケツを蹴ってほしい。叱咤激励してもらえるだけで、僕は「そうだ、自分で決めたんだ」と立ち上がれるタイプなんです。
さらに、僕は「自分だけが全力になる」ことを目指しているわけではありません。むしろ、僕と出会った誰かに「全力でやるって楽しいんだ」と思ってもらえたら、それ以上の幸せはないんです。人の夢や目標を応援できる人間になりたいし、そのためにはまず自分自身が全力でぶつかっていく姿を見せないと説得力がないですよね。
6. おわりに――本気で生きるからこそ見える景色
MOROHAが活動休止した事実は、いまだに少し胸が痛みます。でも同時に、彼らの“本気”を知っているからこそ、「いつか戻ってきたとき、どんな新しい景色を見せてくれるんだろう」とワクワクしてもいます。その日が来るまでに僕自身も「こんなに成長したよ」「こんなに新しい挑戦をしたよ」と胸を張って言えるような生き方をしたい。そのために、僕は今年の幕を「革命の始まり」と位置づけ、全力で走り抜ける覚悟です。
今年一年、僕が泣こうが笑おうが、どうか見守っていてください。そして、もし応援していただけるなら、その声が僕の力になることは間違いありません。僕もまた、MOROHAがくれた“本気”の火を絶やさずに、周囲の人たちを照らせる存在になりたいと思っています。どうぞ、よろしくお願いします。
「革命を起こす。幕開けの年にする」
その言葉に負けないくらい、本気で挑戦し、本気で成功や失敗を味わう一年にしたい。その先に、きっと僕がずっと目指している夢や目標があると信じています。
一緒に最高の一年にしましょう。