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【ベイX】ファン主催非公認大会に参加して優勝した話【ナルビ杯HB】
◆はじめに
皆様こんにちは、こんばんわ。右肩が絶賛筋肉痛のなこもです。
今回は、ベイブレードX関連の内容となっています。
興味がある方はぜひ最後まで読んでいただけると嬉しいです。
普段はTCGメインの内容をお届けしているので、ベイ界隈の方がこの記事を見た時のために、さらっと自己紹介をしておきます。
はじめまして、関西で活動しているなこもといいます。
爆転で遊んでた世代で、メタベイ、バーストはノータッチでXからベイブレードに再び触り始めました。
好きなベイはコバルトドレイク。普段は関西ベイオフ会の皆様や、普段TCGで遊んでいるメンバーでベイを楽しんでいます。
この度は、ファン主催の非公認大会である【ナルビ杯HYPER BOOST 4】へ参加し、見事優勝という結果を得られましたので、参加レポも含めて、記事としてあげさせていただきます。
もしよければ、最後までお読みいただけますと幸いです。
◆ベイブレードXって何?
そもそもベイブレードXってなんやねんって話から入っておきます。
知ってる方は飛ばしてください。
ベイブレードXとは、
カスタマイズできるバトル専用コマ「ベイブレード」を用いた、ギアスポーツである。超加速ギミック「X(エクストリーム)ダッシュ」による驚異的なスピードと衝撃でエクストリームなバトルを繰り広げる。
キャッチコピーは、「もう、遊びじゃない」
という感じで、「爆転」「メタルファイト」「バースト」に続く第4世代のベイブレードシリーズです。この「Xダッシュ」が肝となっていて、逆転とリスクを兼ね備えたギミックとなっており、非常にひりつきやすく、それでいて面白いホビースポーツです。
もっと詳しい情報を知りたい!という方は、上記のリンクから公式情報をご覧ください。
◆ベイの選択経緯 -1ベイ編-
まず大前提として。
予選 リーグ戦 最大32名
1ベイ 4pt先取
ベイ変更不可(同パーツでの変更はOK)
※4ブロックに分かれての総当たり戦です
各ブロックの上位2名(計8名)が決勝トーナメント進出となります
上記の通り今回のナルビ杯の予選は4ブロック制のリーグ戦で、
「予選中は使用するベイのカスタムは変更ができない」というルールでした。
リーグ戦開始時に参加者のベイを公開し、以後そのベイのみを用いてリーグ戦を戦うという方式です。
このため、今回は対戦相手に合わせてベイを変更する、ということができませんでした。
こういう書き方をしているのは、公式の大会だと試合毎でのベイチェンジは可能なことが大半だからです。ナルビ杯独自ルールということをご理解の上で続きをご覧ください。
TCGの大会の構築レギュレーションに近いイメージって書いたらTCG畑の人はわかるかもしれない。しかもサイドデッキがないからデュエマやらポケカに近い。
そこで悩んだ末に今回持ち込んだベイは
「フェニックスウイング9-60R(ラッシュ)」です。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/127745173/picture_pc_b751cc0a6a30fb51b5ecfb9196298097.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/127745174/picture_pc_e1405ea191d1f5261f0d9b47fb9e8a9b.jpg?width=1200)
コンセプトとしては、「重量級のブレードを使ってRビットの連続攻撃で相手を弾き飛ばして勝つ」でしょうか。
理由としてはいくつかあって、
・直前の調整会でミラーも含めて手応えがあった
・自分のプレイスタイルに、フェニックスウイングとRビットが合っていたから
が主な理由です。
他にも以下のベイを持ち込む候補として考えておりましたが、色々考えた結果没になり、一番自信のあるフェニックスウイングRを持ち込みました。
◇没ベイ案と理由
【フェニックスウイングHN(ハイニードル)】
・R軸とミラーマッチした時に、シュートパワー差で押し負けそう、持久戦で回転数が足らなくて負けそう
【ヘルズサイズB(ボール)】
・ミラーマッチになったときに練度差があるためきつい、1ベイ環境下でのフェニックス相手に得失点差が開きそう
【ヘルズチェイン系列】
・フェニックスのメタとしては強いが、ヘルズサイズを持ち込まれていたら確実に負ける、練習不足のため持ち込む自信がない
ナルビ杯HB4🔥
— ナルビ杯運営アカウント 大阪ベイブレードXファン主催大会&交流会 (@NARUBI_cup) January 13, 2024
本日の予選リーグ戦を戦った34人の使用ベイ母数はこちらです#ナルビ杯HB pic.twitter.com/yVtGK4JJSy
今回の母数表を見てみると、どっからどう見ても冬のフェニックスウイング祭り。灼熱地獄。15人/34人がフェニックスウイングを使用しています。
ヘルズチェインでリーグ戦を勝ち上がった方もいるので、ヘルズチェインを持ち込むのも悪くはなかったのかなーとは思いました。
とはいえ、自分のベイの選択は今回は間違ってなかったといえるのは、本当によかったです。
※ちなみに…
フェニックスウイングとは:昨年12/27に発売された「BX-23 フェニックスウイング9‐60GF」に収録されたブレード。既存のブレードよりもはるかに重く、それでいて攻撃力も高いためにベイの環境をあっという間に破壊してしまった1機。
TCG畑の方々に向けて例を出すと、MTGだと「地質鑑定士/Geological Appraiser」、デュエマだと「蒼き団長 ドギラゴン剣」レベルに近いものだというとご理解いただけると思います。
![](https://assets.st-note.com/img/1705320937907-7taJAFEBY4.jpg)
![](https://assets.st-note.com/img/1705321859282-sz3ddBI187.jpg)
◆対戦レポート -予選リーグ編-
そんなこんなで持ち込んだフェニックスウイング9-60Rの、戦績は以下の通り。
× フェニックスウイングN(ニードル) 2-4
〇 フェニックスウイングO(オーブ) 4-3
〇 フェニックスウイングR 4-3 (ミラー)
× コバルトドレイクR 2-4
× ヘルズチェインO 2-4
〇 フェニックスウイングT(テーパー) 4-3
〇 ヘルズチェインT 4-0
〇 ナイトランスGF(ギヤフラット) 4-2
結果:5勝3敗 得失点差+3点 2位
得失点差でなんとか2位という結果になり、決勝トーナメントに上がることができました!
同リーグ内にいたフェニックスウイングRのミラー戦に勝てたのも大きかったですね…
◆ベイの選択経緯-3on3デッキ編-
今回使った3on3デッキは、以下の通りです。
【ヘルズサイズ9-60B】
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“ヘルサイボール”と呼ばれる、もはや王道となったカスタム。今回は9-60ラチェットを採用し、9-60のバースト耐性と、円形に近い形状から生まれる、より安定した持久力を持ったカスタムをとりました。
こいつがデッキにいないと安心できないというか、フェニックスとあたってもワンチャンのスピンフィニッシュあるので、外す選択肢はないなと思って採用しました。フェニックスメタに採用されたベイ等にある程度有利がついてるのも主な理由です。特にヘルズチェイン。
【フェニックスウイング3-60R】
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/127745107/picture_pc_5782f60af041672352c3725c5480d968.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/127745108/picture_pc_230a0197d088bcbf6423e9ee3119017b.jpg?width=1200)
1ベイで持ち込んだフェニックスウイング9-60Rのコンセプトはそのまま。9-60ラチェットの代替として、今回はブレードの刃の数にあわせて3-60ラチェットを選択しました。本デッキのエース的存在。
【コバルトドレイク5-60GB(ギヤボール)】
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/127745129/picture_pc_e7e180fcdfd6f54428c3630b9f60870b.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/127745131/picture_pc_238b5db8c34b6852e7f2c75b41aade87.jpg?width=1200)
我が相棒。今回のMVP(後述)。
この枠は元々ヘルズチェインに入れ替えるか悩んでいたのですが後述する理由でなしになりました。元々コバルトドレイクは届いてからずっと使っていたので、それなりの自信はありました。
ビットは今回GBを選択。B軸のスタミナの良さをそのままに、ビットの先まで伸びたギヤを活かしてXダッシュでのカウンターを狙ったカスタムです。コバルトドレイクとは相性がよく、お気に入りのカスタムのため採用しました。
ラチェットは特にこれという理由はないのですが、前まで5-60Oのカスタムで使ってたのでその名残です。たまたま被りがなかったのでそのまま使いました。
◇没ベイ案と理由
そのほか、3on3デッキに入れようと考えていたベイは以下の通りです。
【ヘルズチェイン系列】
対アタック、特にフェニックスウイングを意識して。
没理由…
・ヘルズチェインを採用した場合、ヘルズサイズと当たってしまった場合ほぼ確実に1ポイントを与えてしまう
・ヘルズチェイン自体の練習不足
・デッキ構成を考えた時に、ヘルサイ、フェニックスウイングの構成を考えた後に合うラチェットが思いつかなかった
【ドランソード系列】
フェニックスウイングメタに対するメタ。対ヘルサイ要員としても。
没理由…
・フェニックスウイングとの相性があまり良くない、使用したいラチェットが被る
・満足のいくカスタムが組めなかった
【シャークエッジ系列】:アタック構成に寄せる際の選択肢として。
没理由…
・使いたいビットがフェニックスウイングと被る(特にRビット)
・ヘルズチェイン、コバルトドレイク入りの構成に当たるときつい
現在の環境は、何をどう考えてもフェニックスウイングを中心に動いており、フェニックスウイングをまず採用してからのデッキ構築となっていました。
それを加味して考えた結果が上記の構築となります。
結果的に今回の構築がうまくハマって勝てたのは本当に良かったと思います。
◆対戦レポート -決勝トーナメント編-
緊張の中はじまった決勝トーナメント。ナルビ杯で独自ルール(※)が施行されている中、全試合を3on3で戦い抜けたのは本当に良かったと思います。
それでは、対戦レポートをはじめていきます。
※
決勝トーナメント 8名(予選各ブロック上位2名x4)
ナルビ1or3 4pt先取
ベイ変更可
※1ベイか3on3どちらで戦いたいかを提示して、合致しない場合ジャンケンでレギュを決めるナルビ杯オリジナルのルールです
◇第一回戦:vsへび太郎選手 3on3 ライトサイド
①自 ヘルズサイズ9-60B vs ドランソード5‐60R 〇
決まり手:エクストリームフィニッシュ
②自 フェニックスウイング3-60R vs フェニックスウイング4-60B ×
決まり手:オーバーフィニッシュ
③自 コバルトドレイク5‐60GB vs シャークエッジ9-60P(ポイント)〇
決まり手:オーバーフィニッシュ
通算5-2 勝利!
【振り返り】
②のフェニックスウイング戦がよくなくて、レフトサイドのレールをめがけてシュートしたら、相手のウイングと被って、自分のウイングの位置がずれて格好の餌食となってしまいました…。これはまじでよくなかった。
ただ、初戦でヘルサイが3点、③でコバルトドレイクがカウンターを決めて2点取ってくれたのがまじででかかったです。悪かったのはほんとに②。
◇準決勝:vsピエール選手 3on3 ライトサイド
①自 コバルトドレイク5‐60GB vs フェニックスウイング9‐60R 〇
決まり手:オーバーフィニッシュ
②自 フェニックスウイング3-60R vs ドランソード4-60P 〇
決まり手:オーバーフィニッシュ
通算4-0 勝利!
【振り返り】
コバルトドレイクのカウンター気持ち良すぎだろ!ってぐらいにいい感じのカウンターが決まってよかったです。②は相手のドランソードが走りまくったせいでスタミナが削られていたのが勝因でしょうか。ヘルズサイズを使わずに勝ててよかった。
◇決勝戦:ルビット選手 3on3 ライトサイド
①自 ヘルズサイズ9‐60B vs フェニックスウイング9‐60R 〇
決まり手:スピンフィニッシュ
②自 フェニックスウイング3‐60R vs コバルトドレイク5‐60LF(ローフラット) 〇
決まり手:バーストフィニッシュ
③自 コバルトドレイク5‐60GB vs ヘルズサイズ3‐60B 〇
決まり手:オーバーフィニッシュ
通算5-0 優勝!!!!!!!!!
【振り返り】
最初はコバルトドレイク→フェニックスウイング→ヘルズサイズの順で行こうと思っていたのですが、
くうきの「俺やったら逆(ヘルサイ→フェニックス→コバルト)で行くわ」というアドバイスと、
「これラストヘルサイミラーやったらやばくね・・・?」という思いから急遽順番を変えて臨みました。(ルビット君にヘルサイミラーは練度差がついてるのはわかってるため)
結果的にヘルズサイズで相手のフェニックスウイングを抑えたうえでポイントを取り、コバルトドレイクがまさかのリバースでポイントを勝ち取ることができました。奇跡的な噛み合いの結果優勝することができて本当にうれしいです。コバルトドレイクがポイントを勝ち取った瞬間は後述の動画を見てください!!!!!
ちなみに記事監修のルビット君より、以下のようなコメントをいただきました。
「あのヘルBvsドレイク、ドレイクがリバースせずに3:2になったら4thはなこもさんが何で来てもスラッシュ(フェニックスウイングR)で2点練度勝ちできる自信あったんで、
正直めちゃくちゃ悔しかったです!」
ほんまにそれ。
コバルトドレイクが勝ってくれてよかった。足向けて寝れませんわ。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/127750146/picture_pc_470dc9a2e149025a5b167a6a1b7fbe4b.png?width=1200)
なにはともあれ、以前タッグを組んだチーム「なルビ」の二人でワンツーフィニッシュを決められてほんとによかったです。
◆おわりに
今回、奇跡的な噛み合いでナルビ杯で優勝することができました。本当にありがとうございます。
ナルビ杯は関西で精力的に大会を開いてくださっている貴重な場なので、今後も日程が合えば継続して参加していければなと思っております。
金銀のバトルパスも3枚集めたいですしね!!!!!!!(笑)
一緒に来てくれたくうきと上柚木にも改めて感謝を!
ナルビ杯を開催してくださった運営の皆様、参加された皆様、同リーグにて対戦させていただいたブレーダーの皆様、本当にありがとうございました。
この場を借りてお礼とさせていただきます。
記事を最後まで読んでくださった皆様へ。
ベイブレードXは大人でも楽しく遊べるホビーです。この記事を読んで少しでも遊んでみたいという方は、ぜひお近くのおもちゃ屋さんで一度手に取ってみて周りの方と遊んでみてください!
最後までお読みいただきありがとうございました。
少しでも本記事で関西のベイブレード界隈が盛り上がることを望みます。
◆参考文献
・ナルビ杯HB 生配信アーカイブ
(ランタンチャンネル様より)
ナルビ杯の雰囲気はこちらからどうぞ。
決勝トーナメントは2:21:00~あたりから。
https://www.youtube.com/watch?v=bb2hZtsL350
・ナルビ杯主催 ルビット君のnote
ベイ環境を解説するnoteを書かれています。もしよろしければご参考に。
・ベイチューブ
ベイブレード公式のYouTubeチャンネル。
ベイブレードXの雰囲気はここからどうぞ。
・コバルトドレイクが俺の中でMVPとなった瞬間
なこもさんのコバルトドレイクがナルビ杯決勝でエグい勝ち方キメて優勝した!!#ナルビ杯HB #ベイブレードX pic.twitter.com/dTcbQg6J1H
— 上柚木 (@kamiyugi_frmg) January 13, 2024
Special thanks!(敬称略)
上柚木(X:@kamiyugi_frmg)(試合の動画撮影)
くうき(X:@airgif_tcg)(アドバイス)
ルビット(X:@Rubyprpr_RubiT)(記事監修)
あやたん(X:@ayatan_LanTan)(アーカイブ引用)
まゆたん(X:@mayutan_LanTan)(アーカイブ引用)
なこも
X:@nkm_mik1