見出し画像

うりえる杯みに アフターレポート

はじめに

この度は、4/24(日)に開催されました、「うりえる杯みに」にご参加いただきまことにありがとうございました。
久しぶりのリアルイベントということで、やっと開催できたという喜びでいっぱいの半面、周りの方々に助けられたCSでした。
皆様、本当にありがとうございました。

さて、今回のCSは、「勇気<クライシスアーク>」が発売してすぐに開催された非公認大会となります。
今回の環境の様相は、一体どのように変遷していったのでしょうか。
簡単に、振り返っていきましょう。


メタゲームブレイクダウン


順に、分布を追っていきます。

プレイヤー


4名
きさら あづみ うらら

2名
イース 春日 さくら 出雲 フロン 怜亜

1名
メイラル 綾瀬 ユーリ 相馬 ゆたか 八千代

プレイヤー裏

5名
カザネEX

4名
きさらEX うららEX

3名
あづみEX

2名
春日EX 出雲EX 妲己EX 

1名
ナムEX 綾瀬EX ミーティアEX ゆたかEX メデューズEX 八千代EX
旧アニムスIGOB(下) 新メイラルOB(下)


デッキアーキタイプ分布


4名
緑赤ヴェスパローゼ 無色単アスツァール

3名
リゲル(2名青赤、1名青赤緑)

2名
イース(1名無色t緑、1名無色t白) 緑単ピュアティ 黒青緑ネイ
赤白緑サンダルフォン 赤白ガーンデーヴァ アニムスループ

1名
赤緑ロードクリムゾン 青赤サテライト 白黒ズィーガー 5色ゼクカーフロン 魔導書フロン 青緑フレデリカ 黒緑アルモタヘル


上位入賞アーキタイプ


1位:緑赤ヴェスパローゼ
2位:黒青緑ネイ
3位:青赤リゲル
4位:赤白緑サンダルフォン
ベスト8:
・無色単アスツァール
・赤白緑サンダルフォン
・緑単ピュアティ
・赤緑ロードクリムゾン


今回のうりえる杯みにのデッキ分布・入賞結果は以下の通りとなります。入賞レシピは、ウリエル杯公式ツイッターからご覧ください。
さて、分布から見ると、今回一番母数が多いデッキは、緑赤ヴェスパローゼと無色単アスツァールとなりました。他のデッキがこの二つのデッキを追いかけていく流れになります。

・緑赤ヴェスパローゼ

碧焔の魔蜂妃 ヴェスパローゼ

緑赤ヴェスパローゼは、爆発的にリソースを伸ばして行動回数を増やすことができるほか、その増えたリソースから「煌天断滅の剣レーヴァテイン」を投げて、相手のプレイヤーEXを無視してライフを取り切ることができます。

煌天断滅の剣レーヴァテイン
プレイヤーEXの回復能力を無視してゲームを終わらせることができる。

プレイヤーEXの回復効果を無視できる影響は大きく、またレーヴァテインに依存しないプランも形成できることから、前環境の赤緑ロードクリムゾンのような、環境を定義するデッキになるのではないでしょうか。今回の入賞がそれを裏付けているといっても過言ではないでしょう。



・無色単アスツァール
その一方で、無色単アスツァールは、強力なシフトをアスツァールの効果で使い回す、

【顕誓『炸裂愛好』】ニャルラト
相手のイグニッションを封じることができる強力なシフト。
その他にも多数の強力なシフトが存在する。

ユニバース・プリンセスを用いてカウンターをすることができるなど器用な立ち回りが可能なデッキです。元々キャラ人気でデッキを組まれる方が多い印象だったのですが、そのデッキパワーは今回の結果で示されたといってもいいでしょう。

ユニバース・プリンセス


妨害に長けたその一方で、得点をとる爆発力はあまり高くないデッキなので、今後の追加プールが気になるところですね。


・赤白緑サンダルフォン
使用者が少ないデッキの中で特筆すべきは、2人しか使用していない「赤白緑サンダルフォン」の存在です。
このデッキは、過去の環境で猛威を奮っていたデッキで、「終末天使サンダルフォン」の能力を使って、相手のライブラリーを除外しきって、特殊勝利を目指すデッキです。

終末天使サンダルフォン


その構築の特性上、イグニッションアイコンが付与されるカードが多く入っており、非常にライフが固いデッキでした。それが今回、プレイヤーEXの「カザネEX」や、カザネのスタートリソースに対応していることから、それらを提げて環境に舞い戻った形となります。

カザネEX

元々IGOBが入っていなかったこともあって、すんなり新システムに溶け込んでしまったデッキ。いつまで山飛ばすんですか?



・黒青緑ネイ

幽水の魔術姫 ネイ


盤面復帰力が高いネイが、強力なハンデスを得て環境に躍り出てきたことも述べなければいけません。「青黒緑ネイ」は、自分の盤面を形成しながら、相手の手札を山札に戻してしまうため、自分の盤面の優位性を保ちながらゲームを進めていくことができます。デッキによっては立ち直りが不可能になってしまうので、そのままプレイヤーEXの上から5点を取ることも可能です。相手の手札のイベントや起動能力を全て無視できるのはやはり大きなアドバンテージとなるでしょう。

麗色昆虫レディローズ
買取価格が高騰したらしいです。

また、デッキの緑はこのレディローズと言わずもがな「バタフライドミネーション」となっており、後手でも相手より先にリソース6へ到達し、先にアークゼクスを使用することを狙っていける構築となっています。


・赤緑ロードクリムゾン

封神されてしまったわれらがテオゴニアス
お世話になりました。


今回、悲しいことに「大天竜醒テオゴニアス」が封神指定、「カイザースロット ロードクリムゾン」が伝説指定となり、デッキパワーを著しく落とされてしまった「赤緑ロードクリムゾン」。代わりに破天降臨サイクルを得ての参戦でしたが、まだそのワンショット力は健在のようです。しかし、今後アーク環境が研究されていくにつれて、このデッキで勝ち抜くことは難しくなっていきそうです。


・まとめ
今回の結果では、アークゼクスを採用したデッキはもちろん、元々IGOBを使用しないデッキがプレイヤーEXを使用した例がいくつもあり、非常に混沌とした環境になりました。ライフが実質5点となる状況では、サンダルフォンのような相手のライフに一切触らないコンボデッキ、もしくはアークゼクスが採用された、盤面の優位性を保ちライフ5点を殴りきるというデッキが主流になっていくと思われます。

例外はありますけどね(緑赤ヴェスパローゼのレーヴァテインなど)

前日のニュー杯や、当日に被って開催された七尾杯とはまた違った環境となりましたので、多少の地域差はあると思います。


次はアスツァール杯みにとDOI、その後にはウリエル杯4thとアスツァール杯2ndが控えています。
プレイ環境は、移り流れていくものです。一体どのようにメタゲームは回っていくのでしょうか。とても楽しみです。


ジャッジで困ったことについて

今回、新システム実装に伴う大きなルール更新がありました。
それに伴って、プレイヤーやジャッジも新しいカードの挙動についていけていない部分は、かなり大きかったと思います。
その中でとくに困ったのは、「プレイヤーEX」です。

※ルール更新については、公式の総合ルールをご確認ください。

運営側も想定していた通り、ダメージを受けたのにクライシスを忘れる、プレイヤーEXになっていないのにスタートリソースの効果を使ってアークゼクスをプレイしてしまうなど、トラブルは多々ございました。

一番やばい事例は、双方のプレイヤーがクライシスのルールを間違ったままでゲームを進行してしまい、ゲーム終了後にそれが発覚した、というものです。

正直なところ、ルールを間違ったままゲームを進めてしまうことはよくあることです。ごく小さいことでも、やってしまうことだってあるかと思います。
しかしながら、今回の例は、当人間でルールを誤って解釈したままゲームを続け、ゲーム終了後にそれをジャッジ側へ申し出た(そのルールが間違っていなければ勝敗がひっくり返っていたかもしれない)、という点で、非常に残念な一件でした。
ジャッジも人間です。フロアをラウンドしているとはいえ、すべてのルールミスを確認できるわけではありません。
ましてや、ルールミスを、ゲームが終了して勝敗が確定した後に報告するなどされても、運営側はどうすることもできません。論外です。

うりえる杯みに開催中でもアナウンスしましたが、重々ご案内させていただきます。
皆様、ルールやカードの挙動で困ったことがあれば、必ずジャッジをお呼びください。
どうぞ、よろしくお願いいたします。

また、ルールミスをして勝ったプレイヤー負けたプレイヤーも、後味が悪いものになると思います。そんなものは、エンジョイゼクスの理念に反していると思われます。
皆様、お互いが楽しくプレイできるよう、また、円滑に大会が運営できますよう、ご理解ご協力のほど、よろしくお願いいたします。


アンケートの結果について


さて、話題を変えまして。
今回も終了後にアンケートを取らせていただきました。
今回は、24名の皆様にご協力いただきました。
誠にありがとうございました。以下は、その結果となります。

・本大会について、どこで知りましたか?
イザジン 8.3% 2票
友人からの口コミ 45.8% 11票
TwitterなどのSNS 41.7% 10票
アスツァール杯 4.2% 1票

・本大会に参加してみて、魅力を感じたところはなんでしょうか?
多くの地域の方との対戦。環境と呼ばれるデッキとプレイヤーとの対戦。
新弾環境で遊べたこと
真剣にゼクスができる場をもらえるところ。
事前のデッキ提出とオンラインでの結果報告
お楽しみ賞で古のカード出てきた所。
参加者のレベルが高い
ガチ戦がいっぱいできるところ
会場の広さ、アクセス
久しぶりにゼクスに復帰したので
一部のデュエルスペース貸切
会場が綺麗でゼクス大会があること自体が魅力
大阪でやってた。知り合いが主催やスタッフをしていた
新環境の確認
参加者のモチベーションの高さ、主催側のサポート体制の高さ

・本大会に参加してみて、改善してほしいところはありましたか?
特になし
マイクを使わないと運営の声が届きにくそうだった。
特にありません。
構築制限なしの大会をやってみて欲しいです!
ETが5分欲しい
ET伸ばして欲しい

アドを取りに来てるわけでも無いんだけど、参加費1500円で参加賞無しは少し寂しいのも本音
エクストラターン5分にしてほしいです、3分だと相手の遅延ですぐ終わっちゃう(ライフからのIGの位置などで20秒位使えちゃう)ので…
エクストラターンが5分欲しいとおもいました
エクストラターン周りがなんとも感あるけど代案ないしなと
ET3分が厳しい、店舗側の問題になるが時計が欲しい

・もし次回も開催するなら、参加しますか?
参加する 95.8% 23票
参加しない、もしくは環境次第では見送る 4.2% 1票

・今回の参加費についてお答えください。
高い 4.2% 1票
これくらいでいい、妥当 91.7% 22票
もう少し安くしてほしい 4.2% 1票

・今回の上位賞についてお答えください。
豪華なほうだ 41.7% 10票
これくらいでいい、妥当 54.2% 13票
もう少し景品を増やしてほしい 4.2% 1票

・大会の景品として、新弾のBOX以外で欲しいものはございますか?

参加賞
次の大会の参加権
ゼクストサプライとかもしあればいいなと思いました。
ポケカのvスターマーカーやUSEDマーカーみたいな絶界を示すマーカーやクライシス、ゼクステンドドライブマーカーがあると面白いかなと思いました特に無し
世界平和
プレマなどの非売品等
次弾のボックス
商品券的な物
大昔にポラリス杯?でやった先行後攻マーカーみたいなマーカー。表面は先行後攻マーカー、裏面は絶界マーカーとかゼクステンドドライブ、PEX回復済みマーカー、ゼクステンドドライブ使用済みとか欲しいマーカー結構あるなと。
シングル券(現状のボックスでも不満はありません)


嬉しい意見もあれば、厳しい意見もありました。本当にありがとうございます。
太字にしました回答について、簡単に述べさせていただきます。

・事前のデッキオンライン提出について
元ネタはアーシア杯からで、運営のすてさんにご協力いただき、オンライン提出の実装の運びとなりました。
公式ツイッターでもご案内しましたが、本当に締め切り1時間前で参加者の約半分の提出で、正直かなり焦りました。
結果的には2名の提出漏れにとどまりました。オンライン提出については、途中でフォームの内容を調節したりもしたので、その部分はご迷惑をおかけしたと思いますので、次回までに改善したいと思います。

構築制限なしの大会をやってみて欲しい
これはチーム戦かな?友人との話で、チーム戦だけど、チーム内で同名カードを4枚以上使えるようなルール(チーム全員が赤白緑サンダルフォンなど)をやってみたいよねっていうのを思い出しました。運営内で検討させていただきたいと思います。

・エクストラターンについて
実は、予選でのET発生卓と、両者敗北卓について、カウントしておりました。
下記に記していきます。

ET発生卓数(うち両者敗北卓数)
1回戦:4卓(2卓)
2回戦:5卓(1卓)
3回戦:2卓(0卓)
4回戦:3卓(0卓)
5回戦:3卓(0卓)

というわけで、クライシスアーク環境に入り、ライフが実質5点の環境となり、もっとET発生卓が発生するかと思いましたが、想定よりも低いものとなりました。しかしながら、「プレイヤーEX」のライフ回復能力がET内の遅延に利用される等の状況も見まして、運営内でなんとか検討したいと思います。ただし、次のウリエル杯4thは、予選3分、決勝5分のルールはそのままです。これは、すでに公表済みのルールであるということに起因しますので、あらかじめご了承ください。

・マーカーを作ってほしい
前向きに検討したいので、そういったグッズ作成に詳しい方、是非とも主催のツイッターのDMまでご連絡ください!!!!!!!!

なこも(@kmt0jnmr11


終わりに

何度もお伝えしておりますが、この度はうりえる杯みににご参加いただきまして、誠にありがとうございました。
久しぶりのテーブルトップイベントを開くことができて、非常にうれしく思う反面、まだまだ足らないところが多いと痛感した会となりました。
なんとか定期開催に持っていけたらなと思っておりますので、もし開催が確定しましたら、皆様是非ともご参加いただけますと幸いです。

それでは、次の「ウリエル杯4th」でお会いしましょう。













ドタキャンについて

悲しいことに、今回、デッキレシピの事前提出がなかった1名が、そのまま大会当日に連絡もなしにキャンセルするということがございました。
何かしらのご連絡をいただければ、ご対応できたかもしれないだけに、非常に残念です。
今後、同様のことが続けば、本大会へのエントリーをお断りするほか、近隣で開催されるCS主催様へ情報共有をさせていただく所存です。
当日キャンセルする場合でも、ご一報いただけますと幸いです。
何卒、皆様ご協力よろしくお願いいたします。







最後までお読みいただき、ありがとうございました。

ウリエル杯運営
主催 なこも

いいなと思ったら応援しよう!