九州旅行記_day2(阿蘇サイクリング)
旅行二日目は阿蘇山の周辺をサイクリング。
朝食をきっちり・・・というかやや食べ過ぎつつ、準備して宿を出発。
最初の目的地は、「草千里ヶ浜」。
R57 阿蘇駅前の交差点から登坂開始。
少し登ると若干斜度がきつくなってくるものの、視界が開け、高原感が出てくる。
しかし、6‐7割ぐらい登ったところで体に露骨な違和感というか不調が。
普段であれば辛くないわけではないにしろ、問題なく登れる斜度であるにもかかわらず、なんか眠いし体に力が入らないし若干気持ち悪い。
終いには、つづら折りが始まったところでダウンし完全停止。
さすがにヤバいと思ったので、携帯食と水分をいくらかつっこんで、路肩に座り込んで休憩。次第に気分は楽になって来たものの、体のあちこちにしびれが出てきたので恐らく軽い熱中症。
昨晩はある程度早めに寝て、十分ではないにしてもそれなりに睡眠はとっていたのだが、その前日は仮眠や休憩を取っていたと言えど24時間以上の移動であった為、その辺の疲労が残っていたようである。
しびれが治まったぐらいに再稼働したところ、ほぼ草千里前であったことにも気づき、少しテンションが上向きになり、どうにか到着。
自転車ほっぽって散策は怖いので、展望台から景色を拝むだけで終了。
展望台付近の売店でソフトクリームで追加の補給をしつつ、まだ疲労感があるので少し長めの休憩を追加し、南阿蘇村へ向けてダウンヒルへ。
本当は、このダウンヒルの先に「梅凛香」さんというお菓子屋さんがあると耳にしていたので寄りたかったのだが、早々の体調不良により予定よりもはるかに遅れていた上、宿への帰着遅れによる夕飯無しは回避したかったので、泣く泣くスルー。
ただし、後日調べたところ定休日だった模様。
続いての目的地は、「塩井社水源」。南阿蘇村湧水群の一つである。
文字通り塩井神社の社殿の近くにある水源。
なかなか雰囲気がよく、もうここで暫くボーっとしていたいと思うほど。
などと言ってもいられないので、後ろ髪をひかれつつ次の目的地へ。
次の目的地は、俵山峠。
理由?景色が良さそうだったから、それだけである。
午前中の不調感は完全ではないにしろ大分払拭され、写真を撮るための一時停止だけで問題なく登頂。この時間帯の方が気温が明らかに高いのに一体何だったというのか。
そのまま峠を抜けていってしまうと、空港方面に出てしまい、戻ってくるのが非常に大変になる為、やむなく来た道を引き返すことに。
ただし、ちまちま写真を撮りつつ、ゆっくりダウンヒル。
予定では峠道があと1本控えているものの、最高点はこれまでの2か所に比べれば明らかに低い場所にあるため、ここまでくると気楽である。
しかし、当日はなぜか東からそこそこの風が吹いていた上、数%~5%程度のアップダウン(というか登り)が非常に多いエリアである為、割と進まずしんどい思いをした。
続いての目的地は「黒柴コーヒー」さん。
昨年はブラックの飲めない民であるのを理由に見送っていたが、今年は訪問欲の方が勝ったので行程に組み込む。
補給食は定期的に摂っていたものの、昼食はまだであった為、ホットサンドとカフェオレ、チーズケーキをオーダー。
更に会計時にパウンドケーキとラングドシャもお持ち帰りで追加。
あとは阿蘇山東側にある箱石峠を抜けて宿に戻るだけ・・・だったのですが、黒柴コーヒーさんに到着する前に進行予定方向から雷の音が聞こえており嫌な予感。そして案の定雨。しかも結構激しめ。
とりあえず水没すると困る機材を収納し、木陰で様子見。
雨脚が少し弱まったところで半ばヤケクソ気味に再出発。
そして雨で体が冷却されたことに寄るのか、黒柴さんでの補給が効いたのか、体感では当日中で一番調子が良い。なので酷く苦しむこともなく箱石峠の展望所へ到着。
その後は箱石峠を阿蘇市側へ抜けていったのですが、景色の良さにテンションがおかしくなり止まるのを忘れて駆け抜けてしまい、ダウンヒル中の写真は全く撮らず。
更には、宿の夕食開始時刻も迫っていたこともあり、当初予定していた阿蘇神社への参拝も見送り、宿へ帰還。
最終的には110km弱、1700mUPで終了。
スタートから万全であればもう少し余裕があったのだろうが、そこはやむなし。次回からは大移動を含む旅程では、中1日は開けてから自転車に乗るようにする等々考えねばいけない。
帰宿後はサッと風呂で汗だけ流し、まずは夕食。
夕食後はライドの後始末やら温泉に入り直すなどしているうちに時間が過ぎ、翌日もそこそこに予定があるので用事だけ済まして終了となりました。