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皆さん、革靴のサイズ選びの基準はどうしてますか?

皆さん、革靴を選ぶ際なにを基準にされていますか?スニーカーなどと違いフィッティングの難しさから敷居が高いと感じている方も多いはず、、、

普段私がフィッティングの際に気を付けていることをここに書き留めておこうと思います。普段から革靴を嗜んでいる方だけではなく、これから革靴を初めて買おうと思っている方にも参考になればと思います。

※あくまでも個人的な意見なので参考程度に(笑)



まず初めにそもそも日本人の足の形の特徴について

・足長 → 短い

・幅 → 広い

・甲 → 高い

・踵 → 小さい

個人差はありますが、おおむねこんな感じだと思います。

(日本人は幅広甲高と言われていますが年々、甲も幅も狭い方が多くなってきてますので、もう、この特徴は当てはまらないかもしれません、実際に幅も甲も小さいのに大きいと思い込み、先入観から足に合わないサイズを履かれている方がほとんどです。女性の方は特に多いです。むしろサイズの合った靴を履いてる方を見たことないような、、、)



次にヨーロッパ靴の特徴

・足長 → 長い

・幅 → 狭い

・甲 → 低い

・踵 → 大きい


どうですか? ほとんど特徴が真逆です。

ですので大前提として、基本的にフランス製やイタリア製の靴は日本人に合いません、かといって履きたいものは履きたいですよね。(現に筆者も最近Parabootのミカエルを買いました。)

筆者もかなりフィッティングに時間を使いました。じゃあ実際、具体的に何を基準にフィッティングすればいいのか?

あくまでも個人的な意見になりますがお聞きき下さい。



1・完璧なフィッティングはまず不可能。

そもそも足の形が違いすぎるので完璧は難しいです。完璧を求めるならビスポークしかないでしょう。(大体30万前後、トップブランドのジョンロブ等になりますと100万くらいかかります。)足長に合わせると、幅と甲が苦しくなり、幅と甲に合わせると歩行時に踵が浮くという事態におちいります。ですので感覚としては幅とシュータンで抑え込み踵を浮かなくするということが大切になってきます。



2・インソールやシュータンパッドを使うことも視野に入れる。

賛否両論あると思いますが、インソールやシュータンパッドを入れてホールド力を上げるというのも一つの手です。しかしグッドイヤー製法の靴はライニングにコルクが敷かれています。(作りなどの細かい説明は今回ははぶきます。)そのため履きこむ程にコルクが自分の足型に沈み込むという特徴があります。その特徴をなくしてしまうわけですから少し勿体ないような気はします。インソールを入れる理由としましてはもう一つあります。”足型(ラスト)”です。人の足の形は千差万別でそれを補えない場合にインソールを入れてもいいのでは?と思います。筆者は日本人にしては珍しくかなりのハイアーチ型(土踏まずがかなり深い)です。足型でいうとモディファイドラストが自分に合っているのですが、パラブーツは独自の足型を使っているので不可能、ですので普段履いている40.5からワンサイズ上の41.5選択、土踏まずをしっかりとサポートしてくれる(土踏まずが盛り上がっている)インソールとシュータンパッドでホールド力をカバー、結果的に素の状態で合わせるよりも歩行しやすくなりました。



3・シューレースの結び方を工夫してみましょう。

・シングル
ビジネスシューズやドレスアップシューズに最適な結び方。
見た目も美しくトラッドなスタイルに向いています。

・パラレル
ビジネスシューズやクラシックなスニーカーにもマッチする結び方。負荷が分散されるため足が疲れにくいのが特徴。

・アンダー・ラップ
アンダーラップもほとんどの靴で一般に用いられている基本的な結び方。スポーツの分野で推奨されることも多い。ひもはつねに鳩目の裏から表へ通す。

・オーバー・ラップ
ビジネスシューズ、ブーツ、スポーツシューズなどほとんどの靴で一般的に用いられている基本的な結び方。ひもはつねに鳩目の表から通す。

基本的には、シングル<パラレル<アンダー・ラップ<オーバー・ラップの順でホールド力があがります。ハーフサイズ上げるまでもないけど、もう少しホールド力が欲しい時にいろいろ試してみて下さい。

因みに紐の通し方はもっとたくさんありますのでデフォルトの状態で履くのもいいですが自分にあったのを探すのも楽しみ方の一つです。




・最後に、、、。

結局何が言いたっかたのかといいますと、「革靴はフィッティングが難しく、お手入れもこまめにしないといけないいけない」というイメージから敷居が高そうに感じますが案外そうでもないんです。個人個人で履き方なり何かしら拘りをもって履いて頂けるのが一番だとおもいます。

ただ、そこに至るまでに数々の失敗、ダメにしてしまった靴はあるでしょうが最終的に残る靴というのはそういう屍の上に成り立つものではないでしょうか?



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