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【ウイスキー投資】月次レポート(22年10月)
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今月もウイスキー投資情報をお届けしますので、宜しくお願いします。
現在の日経平均株価は25,937円(前月比-2,154円)、ドル144.74円(前月比+5.38円)、ユーロ141.93円(前月比+2.19円)。
年初来安値更新したS&P 500に続き、日経平均株価が大きく下落しています。対称的に一時は130円台まで落ち着いた円の売りが再加速し、日銀が2兆8382億円のドル売り円買い介入したものの効果は限定的でした。
英ポンドも一時対ドルで5%近く下落しました。トラス新政権の大規模な減税策と国債の増発計画により、英国債、英国株の急落によるもので現在は下げ幅を戻していますが、毅然として不安定な状態が続いています。
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国内外の株式、債券など全く読めない相場が続きますが、ひとつ明確なことは世界的にインフレによる物価上昇。
これは多くの人が同意できる出来事です。特に、英国とドイツはエネルギーコストの急騰によって、あらゆる商品やサービス価格が上昇しています。
アメリカは数ヶ月前から「ディマンド・プル・インフレ」と「コスト・プッシュ・インフレ」が複合的に起こっていると言われていますが、日本も輸入品を中心に大きな影響を受けることになります。
今年は3月頃からウイスキーなど洋酒価格の急激な上昇が続いていますが、この秋から来年に掛けて第二弾、第三弾と、まだまだ値上げが続きそうです。
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以前の月次レポート
【ウイスキー投資】月次レポート(22年7月)
【ウイスキー投資】月次レポート(22年8月)
【ウイスキー投資】月次レポート(22年9月)
過去の注目記事
忙しくて読めていない方、新規登録していただいた方、以下の記事がハイライトになります。個別銘柄の分析も行っているので、お時間あるときに参考にしてみてください。
9月掲載
・2022年の夏に買えなくなったウイスキーは?
・ウイスキー価格に異変? Keepaで見る価格の推移
・「高額ウイスキー」が入荷しない事情とは
・"910円"の中古ウイスキーが7万円になる?
・1年前の写真を振り返って、欲しいモノを探す
8月掲載
・ウイスキー投資と、資産の保有比率について
・「2022年下半期」の山崎ウイスキー投資はどうなる?
・2022年夏のウイスキー投資は何が起こっているのか?
・「ウイスキー投資用」ボトルの管理方法
・失敗談と最適な「投資スタイル」について
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国産ウイスキーの動向
お馴染みの山崎12年と18年から、国産ウイスキー全体の流れを分析していきます。今回は追加で25年もチャートにしてみました。
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気になる『山崎18年』のオークション平均価格は119,375円、先月の125,148円より5,773円大幅下落しています。7月の平均価格129,171円からは約1万円も下げています。
二次流通価格としては、年初来安値を更新しました。山崎18年の「売り」が止まりません。
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こちらは今年1月からの取引チャートです。5月頃までは順調に価格上昇していきましたが、6月から陰りが出て売り圧力が増加していることが分かります。
9月に入り最安値を付けます。SNSを見ていると、業者の山崎買取価格が下ったことに対して「インバウンド再開に向けて、客から安く買い叩こうとしている」と怒っている人を見かけますが、安く買い叩くのではなく実際に相場が下っているのです。
ヤフオクは特に輸出代行業者も多く、参加者の数も国内最大規模ですので実需が落ちているか、市場への流通量が増えているかのどちらかの理由で価格を下げています。
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ウイスキー投資情報R
2008年より趣味で『ウイスキー収集』を続けるうちに、ボトルの価値が100倍以上になるものが出てきて驚きました。そこで独自の手法で、ウイス…
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