マッカランとラガヴーリンの価格動向

マッカランの値上げ率がSNSで話題になっています。中心商品であるシェリーオーク12年は12,500円から13,500円と1,000円（約8％）の値上がりですが、シェリーオーク30年に至っては550,000円から796,000円へと約45％もの大幅な値上げがされています。

これにより相場にどのような影響が生じるのか、今回は少し分析してみたいと思います。

【ウイスキー値上げ情報】
サントリーが輸入元のウイスキー値上げです。
☆2025年4月1日出荷分より☆
マッカラン12年　￥12,500→￥13,500
マッカラン18年　￥52,000→62,000
マッカラン25年　￥280,000→￥360,000
マッカラン30年　￥550,000→796,000
※標準小売希望価格、税別表示です。… pic.twitter.com/44o4FfUXr7

— 服部酒店@ウイスキーが好き🥃 (@sakaya_shizuoka) November 8, 2024

マッカランの分析に入る前に、アイラウィスキーで人気の高い「ラガヴーリン25年」の長期相場について振り返ってみます。どのウイスキー蒸留所でも、長期熟成に耐えられる原酒は限られており、エンジェルズシェアによってアルコールや中の液体が徐々に揮発していくため、25年以上の熟成が可能な樽はごく一部に過ぎないと言われています。