
【ウイスキー投資】月次レポート(24年6月)
有料マガジンの更新・新規登録を頂き、誠にありがとうございます。
日経平均株価は38,487.90円(前月比+298.36円)、ドルは157.26円(前月比-0.62円)、ユーロは170.72円(前月比+2.45円)です。本日6月1日のブルームバーグ記事では、「米PCEコア価格指数(個人消費支出)が前月比で鈍化したということで、ややインフレが鈍化している」と指摘します。

とはいえ、まだまだ利下げには慎重な姿勢で、2024年中に複数回の利下げを予想していた各メディアからすると遅れを取っている状況です。
この背景にあるのは長期金利の上昇に伴って、米国内の現金をFRB(連邦準備制度)が回収しているにもかかわらず、経済が強く、消費も強いのでインフレが継続しているということです。本来、国債のクーポン(利回り)とS&P500のような米国株とは逆相関、つまりシーソーのような関係です。利下げされれば、市場にお金が出回り、企業の借り入れや個人のローンも組みやすくなります。利上げされれば利回りのある国債が魅力的になり、株式市場の資金も国債に流入しやすくなります。
昨年のニュースで「2024年に米経済はリセッションに入る」と何度も繰り返し報道されてきたのは上記が根拠です。ところが、蓋を空けてみれば過去20年でも高水準の政策金利にもかかわらず、S&P500も過去最高価格を突破して、米国経済の強さを証明しました。

米国のインフレが鈍化した場合、予想通り政策金利の利下げが予定されるのですが、ここで「ある予想」が建てられています。日本国内でよく聞くのが「日米両国の金利差が小さくなれば、自ずと円安が解消される」という見方です。
ここから先は

ウイスキー投資情報R
2008年より趣味で『ウイスキー収集』を続けるうちに、ボトルの価値が100倍以上になるものが出てきて驚きました。そこで独自の手法で、ウイス…
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?