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【ウイスキー投資】月次レポート(22年9月)
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今月もウイスキー投資情報をお届けしますので、宜しくお願いします。
現在の日経平均株価は28,091.53円(前月比+297.25円)、ドル139.36円(前月比+4.27円)、ユーロ139.74 円(前月比+3.75円)。
先月まで円の売りが一段落して、一時ドル131円台まで押し戻されました。しかし、米国のインフレが緩和せず、引き続きの利上げ警戒によってドル買いが進行、再度上昇により140円を試す形になりました。
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1ドル140円目前、年末に向けてどうなると思いますか?
— ウイスキー投資情報R (@whisky_inv) July 17, 2022
7月中旬にアンケートで予想いただいたのですが、円高進行で楽観していたのが今になって140円超えが現実を帯びてきました。
なぜ、「ウイスキー投資情報」なのにドル円相場に神経質になるかというと、日本への輸入は国際送金の関係でドル建て決済されることが一般的だからです。BIC / SWIFTでポンド決済されることもありますが、いずれにしても円の価値が10%下がると、単純に輸入ウイスキーの価値が10%上昇するのに近いためです。
月次レポートでは、怪しい動きをしている山崎18年を分析してみます。
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以前の月次レポート
【ウイスキー投資】月次レポート(22年6月)
【ウイスキー投資】月次レポート(22年7月)
【ウイスキー投資】月次レポート(22年8月)
過去の注目記事
忙しくて読めていない方、新規登録していただいた方、以下の記事がハイライトになります。個別銘柄の分析も行っているので、お時間あるときに参考にしてみてください。
8月掲載
・ウイスキー投資と、資産の保有比率について
・「2022年下半期」の山崎ウイスキー投資はどうなる?
・2022年夏のウイスキー投資は何が起こっているのか?
・「ウイスキー投資用」ボトルの管理方法
・失敗談と最適な「投資スタイル」について
7月掲載
・英国では、レアウイスキーが格安で手に入る?
・謎のヤフオク取引と、相場無視の無制限買い付け?
・国産ワインは投資はどうなの?
・ヤフオクに『ブラック ボウモア 偽物』が登場?
・買って後悔した「投資用ボトル」とは?
国産ウイスキーの動向
つい先日、上野駅近くにある洋酒買取ショップを冷やかしに行きました。実際に欲しいボトルをいくつか購入したのですが、中国人団体客が押し寄せて、日本語を話せる在日中国人の方が通訳をしていました。
店内では大声で「これって10月には値上がりするんだよね!」と強く店員さんに聞いているのですが、「おそらく上がると思います」と曖昧な返答をしていました。
メーカー出荷価格が上がり、中古市場での売値も上がる予定ですが、二次流通品は市場価格に連動しています。高額でも欲しい人が増えたら値上がりし、人気が下がれば値下がりして急いで売ります。
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昔ゲオやブックオフで、中古のテレビゲームを買ったことがありますでしょうか?「山崎12年・18年」はこれに近いです。
新作ゲームで人気のものは、中古でも新品と同じ値段で半年以上推移しますが、売り手が多くなり、買い手が減っていくと中古価格がガクっと下がります。
店は客から5,000円で買い取った新作ゲームソフトでも、人気に陰りが出れば4,000円、3,000円と売値を下げ、赤字覚悟で売り急ぎます。買取価格も下がり、極端な例ではAKB48のCDのように新品未開封なのに1円買取になることもあります。
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では「山崎25年・50年」はどうなのか?
これはゲームソフトというよりは、中古の高級ヴァイオリンに近い存在です。生産量が極めて少ないので、ストラディバリウスのように限られた富裕層の間で売買されています。
そのため、生産が続けられている山崎12年・18年と、希少な25年、50年では価格の推移が異なります。今回は国内ウイスキー相場を形成している主要な銘柄として、山崎18年にスポットを当ててみます。
「山崎18年」の下落トレンドが止まらない
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ウイスキー投資情報R
2008年より趣味で『ウイスキー収集』を続けるうちに、ボトルの価値が100倍以上になるものが出てきて驚きました。そこで独自の手法で、ウイス…
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