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【チャート相場分析】スプリングバンク ローカルバーレイ 10年
「スプリングバンク ローカルバーレイ 10年 56.2% 700ml」は、2021年のピークでは10万円以上で取引されるほどの狂酔相場をもたらしました。
Sakeiroでは希望小売価格¥13,800で販売されていたようです。
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創業は1828年。同蒸留所の特徴は昔ながらの製法にこだわり、原料大麦の発芽から瓶詰めまで一貫して蒸留所内で行っていること。麦芽自給率100%を達成している。さらにカラメルなど色調整のための添加物を使用せず、冷却ろ過なしで瓶詰めを行うなど、独自のテイストを追求している。
キンタイア半島先端の『ハイキャタデールファーム』で収穫されたオプティック種の大麦を100%使用。10年熟成した バーボン樽を77%、シェリー樽を20%、3%ポート樽を使用し、カスクストレングスでボトリング。
説明文を見ると、麦芽自給率100%が特徴で、買付してきた大麦ではなく、自家栽培を使用しているとPRしています。これはキルホーマン蒸留所、ブルックラディ蒸留所のアイラバーレイ、アラン蒸留所のオークニーなども同じように自家栽培または契約栽培で特徴を出しています。
スプリングバンクは流通量が少ないために、投機目的の対象となり、他の蒸留所と比べても異常なほどの相場を形成しました。
ただし、極端に相場が上昇すると、それを支えきれずに調整が入ります。定価の10倍近くにまで膨れ上がったスプリングバンク・ローカルバーレイも大きく下落しました。
チャートを見て分かるのは、3〜4倍が許容範囲になっていることです。
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ウイスキー投資情報R
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