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【ウイスキー投資】オークションレポート No.14
スケジュール過密で更新が遅れていてすみません。
久々の休日ですので、最近の相場を分析していきます。
公開日 2023年5月26日
ジョニーウォーカーブルーラベル ゴーストアンドレア ポートエレン
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なかなか見かけることのない、珍しいブレンデッドウイスキーです。
「ジョニーウォーカー ゴースト アンド レア(JOHNNIE WALKER Ghost and Rare)」は、かつて閉鎖されたスコットランドの蒸留所から選ばれた希少なウイスキーをブレンドしています。これらの蒸留所は「ゴーストディスティラリーズ(幽霊蒸留所)」とも呼ばれ、かつては存在したが現在は稼働していない蒸留所です。厳密には新設させていますが、同じなのは名前だけで味わいなどは全く別物です。
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チャートを見ると、2019年には3万円弱でしたが、徐々に値上がりを続け2023年には7万円後半になっています。
基本的にブレンデッドウイスキーは値上がりしにくい傾向がありますが、閉鎖蒸留所のポートエレンが使われていることから希少価値が出ているようです。
海外の販売店では5〜6万円での在庫があるので、日本国内が少し強気相場のようです。
アードベッグ アンオー
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アンオーの落札で面白いものを発見しました。
スモーカーパッケージとは、喫煙者用ではなく「燻製」ができる設計のパッケージに収納されているものです。今まで移動用の缶はゴミとなっていましたが、再利用してチーズや肉などBBQで燻製できます。ついでにスモーキーなアードベッグを飲もうという企画ですね。
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ウイスキー自体は今でも販売されています。特徴を引用してみます。
アン・オーはアイラ島南西部にある岬Mull of Oa(オーの岬)に由来。
荒波に削られて丸くなったその地形のように角の取れた丸みのある味わいと、岬の境界線に大西洋の荒波と静かな入り江が出会うようにスモーキーさと甘さが同居する複雑さが特徴。
3種の樽(バーボン樽、PXシェリー樽、新樽)の原酒を、時間をかけてゆっくりとなじませることによる、丸みのある味わい。
チャートも出してみますが、変わった相場を推移しています。
2017年の発売当初は並行輸入が独自だったためか量が少なく高額で落札させています。2019年頃はおそらく正規輸入品が増えた、または国内在庫が増加したために価格が下落。4千円を意識しています。
昨年の春から相場が一気に上昇して、現在は8千円前後です。中でもスモーカーパッケージは人気のようですね。
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ウイスキー投資情報R
2008年より趣味で『ウイスキー収集』を続けるうちに、ボトルの価値が100倍以上になるものが出てきて驚きました。そこで独自の手法で、ウイス…
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