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国内老舗オーディオブランドの技術が詰まった一台!LUXMAN初のクリーン電源システム ES-1200を紹介・レビューします!

今回は、LUXMANのクリーン電源システム ES-1200を紹介・レビューします。LUXMANは基本的にアンプが有名なブランドですが、2016年にクリーン電源システムである本製品を発売しました。

ラックスマンとしても初のクリーン電源ということで、当時は大きな話題になりました。当時から気にはなっていたものの、金額も高額でありサイズもフルサイズということでなかなか導入には至りませんでしたが、発売後数年経過しますが、不調等も聞かないため今回導入することとしました。

フロントパネル

フルサイズということで、大きな存在感があります。シンプルな見た目ですが、LUXMANらしいデザインが採用されています。

天板

電源であるため、放熱孔が多数設けられています。

リアパネル

合計8口のコンセントが採用されています。コンセント間もしっかり距離を取られているため、配線もしやすくなっています。

側面⓵
側面②

側面にも排熱孔が設けられています。こちらにはファンが搭載されており、一定の温度以上になった場合に動作し強制的に冷却を行うとのことです。電源は高熱になりやすいので、排熱できるようになっている点は安心できますね。

保証書

保証も手厚く、登録することにより延長保証対応とのことです。クリーン電源は他の機材よりも長い期間使用することが想定されるので、延長保証対応は安心できます。

サービス情報書類
取扱説明書
電源ケーブル

付属電源ケーブルも、ラックスマンのJPA-15000です。

元箱

元箱は他のアンプと同様のデザインですね。ES-1200という型番の下にあるCLEAN POWER SUPPLYという文字が新鮮です。

設置して聴いてみた感想としては、雑音がなくなり音が広がるようになります。いつも聴いていたより音量が下がったように感じられるため、ボリューム位置は導入前より上がるようになりました。耳への負担は少なくなるため、長時間聴いても聴き疲れはしにくくなります。

劇的な変化ではないですが、聴いていると確かに効果を感じられるクリーン電源です。1点だけ難点を挙げるとすると、「出力電力が定格の1,200VAを超えた場合、安全のためサーキット・プロテクターが作動し電源がOFFになります。」という製品仕様が他の電源製品より動作しやすいです。

DACやアンプなど、一気に電源を入れた場合に電源がサーキット・プロテクターが作動してしまうことが多いため、1台ずつ電源を入れ数十秒待って次の機材の電源を入れていくという工夫が必要になります。

プロテクターが作動するということは機器にとっては良い面もありますが、頻繁に電源を入り切りする方には気になってしまいますね。

全体として、LUXMANという製品ということもあり完成度が高い製品でした。これからじっくり使用したいと思います。


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