スターウォーズ作品のデザイナー、Feng Zhuさんに学ぶ世界観没入のための光源の使い方
こんにちは、フーモアの佐々木です。
先週はフーモアで開催している振り返りMTGのイマジナリーラインについての記事でした。
今回は、その続きで「光源」について記事を書きたいと思います。
映画に限らず、ウェブトゥーンも読者が世界観に没入できることが非常に重要となります。
その没入感を演出する手段の1つとして、光源について解説していきます。
タイトルにあるFeng Zhuさんは、スターウォーズ作品のコンセプトアートを手がけたデザイナーです。現在は、シンガポールで学校をやっていたり、北京で映画スタジオをやっていたりします。
光源についての話はこのFeng Zhuさんの動画を元にして、弊社のADが解説してくれました。
①現実と嘘を混ぜる
この2カットは上から下の順で画面に映し出されます。
上のカットで奥にいる女性(Lと書いている右側の女性)の近くに光源がありますが、下のカットになるとあったはずの光源がなくなっています。
なぜこういう光源の使い方をするかというと、奥行き感を出すためになります。
現実的な光源を用いた場合、画面は単純に平面的に見えてしまいます。
平面的に見えると世界観に没入できません。
明度の差で、モノとモノとの間に距離感を作り出すこの演出によって、立体的に見えて、世界観の没入に繋がります。
②光源を0にする
これは光源を0にした画像になります。
そして、その光源0の画像を基にして、脳内でどう光源があるか、前景・中景・後景はどうなっているのかを意識して、ライティングをしています。
ここでのポイントは光源を0にするということです。
光源を0にしたことによって、0からイメージを作ることができて、ライティングが非常にやりやすくなっています。
これも同様で、光源をまず0にして、
そして、ライティングしています。
弊社ADはコンセプトアートの出身でして、今回の動画から解説をしてくれたのですが、数ある中からなぜピックアップしたのか聞くと、
・演出に対しての言語化ができている
・演出の目的に対してのアプローチが明確である
・その両方が非常にわかりやすい
ということから動画を見漁っていたとのこと。
ぜひ引用元の動画だけでなく他の動画も見てみてもらえればと思います。
おまけ
おまけとして、弊社ADおすすめの、プロのイラストが掲載されている光源が学べるアーティストのTwitterやHPです。こちらもぜひご覧ください。
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