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【フーモアAD】集中線について

ADの野上です。
今回は集中線の作画を担当する方への記事になります。

通常の連載漫画では、現場ごとにパターン化された多数の集中線が存在していて、「ここの集中線はAパターン」「ここの集中線はBパターン」のように
指定が入って作画をします。
※集中線以外の効果線も同様

参考例1:【プロの現場】漫画家アシスタントを疑似体験!【本格的に実践】
https://suihei.net/pseudo-experience-assistant-manga-artist/#index_id12
参考例2:まいきー/WEBTOONネーム担当&漫画の現場メンター @tatsuyuki2010
https://x.com/tatsuyuki2010/status/1149438215423549440

 ウェブトゥーンを製作していると集中線の種類に関する指示は抜けてしまいがちですが、積極的に取り入れてほしい集中線ツールの処理があるので紹介します。

■地面にスピード感を出す目的の集中線は、アイレベル(基本的に地平線)を境目に上と下の2枚構成で作成する。

 上画像は【地面にもスピード感を出したいコマ】での集中線です。よりスピード感があり漫画らしく見えるのはどちらでしょうか?

 手書きで集中線を描く場合は1枚のレイヤー内でニュアンスを変えることが可能ですが、ツールで作成する集中線はニュアンスを部分的に変えることが難しいです。
 地面にスピード感を出す漫画的な集中線を作成したい場合は、アイレベルを境目に集中線レイヤーを分けて個別に設定を変えることで丁寧な処理ができます。
※密度の高い集中線+制御点の調整である程度対応できますが、地面と空の割合が大きく偏っている場合は太さのコントロールができません。

 また、地面のないコマでもウェブトゥーン特有の超縦長のコマで、長さの偏った集中線を制御点のみで見栄え良く作成することは不可能なため同様の処理を推奨しています。
 「集中線の密度をコマの上に合わせると下が変」「下に合わせると上が変」と困った時は、いっそのこと2枚の集中線レイヤーに分けて個別に調整してみてください!

※集中線を二枚に分けても消失点は変えないこと

▼まとめ
アートディレクターはより良い作品を作っていくために様々な取り組みを行っています!
これから一緒に世界を狙っていきたいクリエイターさん、正社員でも外部パートナーとしても募集しておりますので、是非ご応募お待ちしております!

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 株式会社フーモア 担当:井本洋平
 TEL/03-6228-4310 MAIL/info@whomor.com

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