ネーム制作で気にしていること
はじめまして。
フーモアのWebtoon事業部でアートディレクター(AD)をしている
柊 と申します。現在は『禁忌の転生大魔導士』『デモンズ・クレスト』のネーム作業を担当しています。
今回は「ネーム作家としてどんなことを考えながら制作を行っているのか」を
ご紹介出来ればと思います。
よろしくお願いします
▼自己紹介
アニメやゲームっ子だった私は、大学の漫研サークルで3年漫画を学び、
大手出版社の編集さんと、話を考える原作者の友人と一緒に漫画を制作していました。
その後、漫画とは関係ない一般職に就きながら漫画制作を行っていたのですが、
どうしても本腰を入れて絵の腕を磨きたかったので、
フーモアのWebtoon事業部に応募しました。
▼ネーム制作で大事にしていること
とにかく読者に
「このコマはこの感情の状況なんです!!!!」「伝わって!!!!!!」
を意識しています。
笑うコマは笑う!悲しいコマは悲しい!怒るコマは怒る!
動揺コマは戸惑う!泣くコマは泣く!
▼ひたすらストーリーにふさわしい画面を探す。
漫画を描いていた学生時代は友達が原作担当、私が作画担当という
分業体制だったこともあり、その頃から物語に相性の良い画面を気にするようになりました。
(どの角度で、どの位置で、どの比率で、どの光で、物体が見えたら気持ち良く見えるのか)
今回はその一例をご紹介します。
▼お題【俯瞰アングルのベッド、人物の感情的な場面】
① イメージを思い浮かべる
(心の声)う~~~~~ん…これぐらい…??もっと印象的にしたい…
② 場面に合った形に整える。
(心の声)んん!?なんだか気持ち良くなった!
③ ストーリーに沿ったライティングを考える。
(心の声)Oh…気持ち良い…
このベッドを基盤に様々な状況を考えることが出来ます。
【悲しい場面】窓の光に雨粒の影を入れたら悲しい状況が増しそうです。
【穏やかな場面】光や全体のベースカラーは暖色系の光が相性良さそうです。
▼さいごに
その他まだまだ語り足りない要素がありますが、
最後に、自省の念を込めて心がけていることがあります。
なるべく他の工程を担当する作家さんが
実現可能な画面作りを心がけることです!
あくまで週刊連載なので
息切れしないように無茶な画面作りは
控えるようにしています。
完成画面を想像しながら
低カロリーで読者に分かり易く、且つリッチな演出や構図と
レイアウトを目指すこと!!
これを常に意識しながら制作に励んでおります!!!!
この記事を読んでみて、我こそはと思う向上心のある絵描きさん、ADやってみませんか?
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