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漫画制作会社から仕事を獲得するには

広告漫画家の活動を始めるにあたって漫画制作会社に作家登録する方は多いと思います。登録後はその会社からの連絡を待つしかないので、登録してからしばらく案件の相談がなかったり、最後に仕事をしてから期間が空いてしまったりすることもあるかと思います。

今回は、漫画制作会社から案件相談が来やすくなるためにやっておくとよいことを紹介します。

近況報告の連絡を入れてみよう

登録作家のスケジュール状況がわかっていると、漫画制作会社は進行案件のスケジュールと照らし合わせて案件相談がしやすくなります。しばらく案件が来ない時は、近況報告のメールを入れてみましょう。

「長期連載が終わったので来月は空いてる」
「最近こんな企業案件をやったから見てほしい」
「長期案件があるので、フーモアの仕事は月2ページ程度なら受けられます」

と、定期的に近況報告をしてもらえると現在の状況がわかり、仕事の相談がしやすくなります。特に、最近の実績を送っていただけると直近の絵柄や作風がわかるので、記憶に留めておいて相性の良い案件が入った時にすぐ思い出すことができます。

自分が描ける複数の絵柄をポートフォリオ登録しよう

漫画制作会社はクライアントとどういった漫画を作るか、ターゲットや掲載媒体をすり合わせながら検討していきます。
そのため、登録したポートフォリオのタッチ・作風によっては、広告漫画を依頼したときの完成形が想像しにくいことがあります。

例えば異世界系や美少女、スチームパンク、劇画タッチのホラー系のポートフォリオしか掲載がない作家は、どんなにクオリティが高くてもクライアントからその絵柄が求められない限り声をかけることは難しいのです。

しかし年に数度、こういった絵柄の個性が強い作家が求められることがあるので、そういったポートフォリオも登録しておくことをおすすめします。

また、複数の絵柄を描き分けることができると相談できる案件の幅が広がります。自分が描ける絵柄が複数ある場合は、なるべく多くポートフォリオに登録しておきましょう。

シナリオからできる人はそこからお願いするケースもある

シナリオは漫画制作会社とクライアントが話し合った後に作家へ依頼します。そのため、作家がシナリオから考えることはほとんどありませんが、稀にお願いするケースがあります。

広告漫画は王道ストーリーに沿って描かれることが多いのですが、業界は常に新しい展開を求めています。作家自身がシナリオ制作経験者の場合は相談をするケースもあるため、ポートフォリオの自己PRスペースに「シナリオ作成可能」や自身でシナリオを描いたポートフォリオを登録しておくといいでしょう。

シナリオを描かない作家も、今どのようなストーリー展開が多いのか、好まれる手法はどのようなものかという視点を持って執筆してみてください。

登録作家が数百人、数千人いる漫画制作会社に作家(自分)を認知してもらうには


別の作家が描いた広告漫画が、自分の描く絵柄・作風と似ていると感じたことはありませんか。ライバル作家ではなく自分がその仕事を手掛けるためにしておくべきことはなんでしょうか。

直接ポートフォリオを見てもらう、自己PRする時間をもらう

作家登録をしても案件がなければ声をかけることは難しいと前述しましたが、作家が漫画制作会社に自己PRすることで仕事をお願いしやすくなることがあります。

ご時世的に難しくなっていますが、ポートフォリオの持ち込みは、作家登録フォームや近況報告メールだけでは気づけない作家の強みを漫画制作会社に伝えることができます。

会話の中で漫画制作会社から
「こういう絵柄は書けますか?」
「こういう仕事があるんですけど興味ありますか?」

と直接会話をすることで作家と案件のすり合わせができ、仕事をお願いすることもあります。

感染症予防の観点や、地方在住で直接持ち込みに行けない場合はWEB面談を提案してポートフォリオを見てもらう機会を作りましょう。 面談をすることで、その会社自体の強みや案件の傾向を知ることができますし、自分の強みとマッチする部分を双方ですり合わせることができます。

ポートフォリオを定期的に更新する

漫画制作会社に作家登録した後もポートフォリオは更新していますか?新しい実績ができたらどんどんポートフォリオを更新していきましょう。
更新することで、現在も広告漫画家として活動していることがわかりますし、直近の実績から仕事をお願いしたいとなることもあります。

また、ポートフォリオの更新依頼は漫画制作会社と再び接点が持ちやすい手段ですので、持ち込みや自己PRが難しい作家は更新を定期的に行いましょう。

クラウドソーシングサイトも活用して仕事を獲得していく

漫画制作会社経由の仕事だけでなく、クラウドソーシングサイトも上手く活用して実績を増やしていきましょう。

漫画制作会社からの依頼は待ちになりがちですが、クラウドソーシングサイトは期日や費用、内容を自分自身が選んですぐ仕事をすることができます。

  • クラウドワークス

  • ランサーズ

  • ココナラ

  • SKIMA

漫画制作会社とクラウドソーシングサイトを上手く併用して安定的に仕事を獲得できるよう調整してみてください。

漫画制作会社から仕事を獲得するにはまとめ

  • 定期的に近況報告をする

  • 漫画制作会社に自己PRをする(ポートフォリオを見てもらう機会を作る)

  • 自分が描ける複数の絵柄をポートフォリオ登録する

  • ポートフォリオを定期的に更新する

  • クラウドソーシングサイトも使って実績を増やしておく

実績をつくり漫画制作会社に自己PRをすることで案件につながるかもしれません。

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