NoCode(ノーコード)時代 決済機能の衝撃【Stripe Payment Links】~人類総商人時代の到来~
こんにちは、NoCode Ninjaです。
ノーコード(NoCode)時代の到来
ノーコードがだいぶ普及してきました。
コードを書かずに、LPやWebサイト作成
コードを書かずに、アプリリリース
コードを書かずに、ツール同士をつなげて自動化
コードを書かずに、社内システム構築
この他、一昔前まではコードを書かないと実装できなかったものがどんどんノーコード化してきています。
ノーコード(NoCode)については、NoCode Ninjaのこちらの記事で解説しています。
PV110,000を超える人気記事になりました、ぜひご覧ください。
「より、人間にとって最適な形に」
これが、ノーコードの最もいいところです。
それまで当たり前だった既存のものが、根底から変わってしまうことが多々あります。
そんな中、また一つノーコードによるゲームチェンジが。
ECサイト構築の概念が、根底から覆されつつあります。
一体どういうことか?見てみましょう、この記事で。
ECサイトを活用して、世界中でビジネスができる現代
まずはECサイト(通販サイト)、現在最もニーズがあるものの一つですね。
それもそのはず、
✅自社商品を、ネットやアプリで世界中に販売可能
✅コロナ禍で対面販売が難しくても、オンラインでビジネスが可能
などなど、メリットは多数。
まさに、現代にフィットするビジネスのカタチ。
ただその反面、
✅大手プラットフォームに登録すると、手数料が高い
✅自前のECサイトを作ろうとすると、かなりの高額になってしまう
多くの場合、構築や運用にかかるコスト問題が出てしまいます。
そこで、ここ数年では新たな動きが出始めています。
自社ECサイト作成も、ノーコード(NoCode)で
そんな中、ノーコードでECサイトを作れるプラットフォームがこの数年でどんどん出てくることになりました。
Shopify、BASEなど・・海外ではSharetribeなども人気ですね。
他にもこの最近で数多く出てきており、決済システムを持つプラットフォームの台頭が勢いを増すばかりです。
✅ノーコードで、ECサイトをスピーディーに作れる
✅大手に依存しない自前のプラットフォームを、低コストで実現できる
こちらもプラットフォームへの手数料や運用費用はかかるものの、比較的ローコストで実現でき、大手に依存することのない新しいカタチが注目を集めています。
Shopifyが、Amazonキラーになる。
そんな声も聞こえてきますし、その声は日に日に大きくなるばかり。
が、そんなShopifyでさえ・・Shopifyどころか決済システムを持つプラットフォーム、という常識が根底から覆されそうなサービスが出てきました。
決済システムの、ゲームチェンジ
その名も、【Stripe Payment Links】。
結論から申し上げますと、これはもう決済システムのゲームチェンジが起こったと言っても過言ではありません。
「全ての人が、好きな商品をどこでも販売できる」
そんな時代がやってきました。
どういうことか。
商品登録をしたURLを発行するだけで、どこでも商品を販売できます。
しかも、設定はとても簡単です。
実際に、販売開始までの設定方法を画像と共に見てみましょう。
かかる時間は、たったの5分以下。
Stripe Payment Linksで商品販売を開始する
①まずはStripe Payment Linksにアクセス。
「今すぐ始める」をクリックし、アカウント登録。
登録後は、画像の通り「ビジネスの詳細」から各種設定を行ってください。
「2段階認証」などの設定が必要です。
②終わったら、「支払いリンクを作成」をクリック
③価格など、商品情報を入力
④必要ならカスタマイズして、リンクを作成
⑤リンク完成。このURLへ誰でもアクセスして購入可能
アクセスした販売サイト(画像はテストデータ)
これだけ。
あとは好きなところにURLを貼るだけで販売ができるというわけです。
注意点:法律面をしっかり確認しよう
このように、販売そのものは本当にスピーディーに開始できるのですが、法律的な観点が抜けがちなのでここは要注意。
そもそも日本にて自分の商品を販売する場合は、以下の3つが必要です。
✅利用規約
✅プライバシーポリシー
✅特定商取引法に基づく表記
販売前に、きちんと設定をしているか確認しましょう。
Stripeのダッシュボードから設定可能です。
①ダッシュボード「設定」から、「アカウントの詳細」へ
下へスクロールすると、「プライバシーポリシー」と「利用規約」を入力する箇所が出てきますので、こちらにあらかじめ用意したものを入力。
無い場合は、「STUDIO」などのノーコードツールで作成しましょう。
これは後で使用します。
②「設定」に戻り、「製品の設定」内にある「Checkoutの設定」へ
「ストアポリシー」から、各種設定が可能です。
➊をONにして➋に「特定商取引法に基づく表記」のURLを入力。
➌をONにすると先ほど設定した「利用規約」と「プライバシーポリシー」が設定されます。
これで設定完了です。
さらに下の「連絡先情報」を設定しておくとより親切ですね。
設定完了したら、右下の「保存」ボタンもお忘れなく。
さぁ、商品ページを確認してみましょう。
表示が変わりましたね。
左側に「法務」「返品」が表示されました。
(連絡先の設定で、問い合わせも表示されます)
右側の青ボタン下の文言も追加されています。
「法務」はこんな感じ。
「返品」はこんな感じ。
いずれも、設定したURLへの遷移が可能になっています。
これで安心ですね!🤩
最初はこの設定無かったので問い合わせてみたのですが・・爆速で修正してくださいました、さすがStripe。
Stripe Payment Linksでできること
ここで特徴を挙げてみましょう。
✅Stripeにアカウント登録してリンク発行だけで即販売開始
✅カード手数料(3.6%)のみで決済システムを実装できる
✅サブスクリプション(月額課金モデル)も作れ、無料期間まで設定可能
✅Google PayやApple Payも対応、おそらくここからさらに幅は広がる
✅URL貼り付けなので、Webもアプリも何でもプラットフォーム関係なし
手軽なこともさることながら、手数料が3.6%しかかからないという点も大きいですね。
そして実装面でも、これまでの決済システム導入はハードルが高かった。
サブスクリプションは、更に難易度が高かった。
それが、ノーコードでこんなに簡単に。
自由度高すぎて驚きます。
具体的な活用方法
上記の通り、例えばShopifyを使うとなると、販売サイトを作って決済機能を実装して・・でしたが、Stripeなら必要ありません。
①自身のSNSにURLを貼るだけで販売
→TwitterやInstagramに、写真掲載してそのまま販売。
金欠だから何か売ろうかな、と思った時には自分のSNSアカウントをメルカリのように使うこともできるでしょう。
しかも、業界最安値の手数料で。
正直、このnote記事に今から貼っても販売できてしまいます。
②自身のポートフォリオ、ブログ、LP、Webサイトなどに貼るだけで販売
→商品紹介ページなら、そのまま販売できちゃう。
→ノーコードで、簡易なECサイトを1日かからずに作成して販売開始。
→サブスク設定にすれば、会員制オンラインサロンだって作れちゃう。
③LINEなどにももちろん、貼るだけで販売
→LINEビジネスアカウントで、そのまま販売できちゃう。
④URLからQRコードを生成して、チラシや看板に掲載して販売
→QRコードにすればオフラインでも手軽にアクセスしてもらって販売できちゃう。
看板に掲載するなら、離脱率なんてあって無いようなものですよね。
(現実的には看板自体に相当な営業力が求められますが)
などなど、アイディア次第であらゆる販売方法が取れます。
誰でもできる決済システム実装、そして設定の柔軟さ。
過去に例を見ない「ゲームチェンジ」が起ころうとしています。
決済プラットフォームは、どうなる?
正直このStripe Payment Linksの登場によって、決済システムやプラットフォームを提供していた企業の体制がよりスマートになり、そして、これまでの業界バランスが崩れていくと見ています。
大手だから大丈夫、という時代では本当になくなってきています。
Shopifyなどの台頭で、ECプラットフォームは大きく変わると考えられていた矢先に、今度はStripe Payment Linksという黒船登場です。
次から次へと、すごいスピードで移り変わりが起こる。
こう書いている間に、また全く新しいカタチが出てくるかもしれません。
もちろん、すべてがこれに置き換わることはないでしょう。
商品数が多ければ多いほど、ECプラットフォームに優位性があることは間違いありませんし、適材適所は確実に存在するからです。
ですが、この決済機能がリンクでポン!は大きなインパクトです。
これを使うだけで事足りる、個人や中小企業は多いのではないでしょうか。
そして、全人類商人時代へ
もはや、LINEも含めるとSNSアカウントを1つも持っていないという人はほとんどいなくなりつつある時代です。
URLを発行するだけで、QRコードを発行するだけで自分の商品を販売できます。
商売でなくとも、寄付を募ることだってできるでしょう。
アイディア一つで、5分足らずで、あらゆる用途で、誰でも、世界中に向けてマネタイズできる。
今この瞬間に、あなたも商人になれます。
個人が個人それぞれでできることは、本当に増えました。
これは、ITの力による「人類の最適化」がもたらしたものだと考えます。
そしてそのIT自体は、これまでエンジニア特化なものとして扱われてきました。
それが、「ノーコード(NoCode)」によって、エンジニアでない人でもこのように「最適化」が進められる時代に突入してきました。
【Stripe Payment Links】に見られるように。
この流れは、止めようもありません。
「ノーコード時代」の突入と言えるでしょう。
世の中の「最適」を、ITで実現
これは、NoCode Ninjaが運営しているオンラインサロン「NoCodeCamp」の企業としてのスローガンです。
そして世の中の「最適」をITで実現するために、「【作る】を応援する」NoCodeCampは、日々ノーコード情報を発信し、ツールに触れ、学習し、サロン内で情報や知見を交換し、このスピードの速い時代にいち早くフィットするスキルを磨くべく毎日全リソースをかけて取り組んでいます。
今回に見られるように、ゆくゆくは日本人全員が当たり前のようにノーコードに触れる時代がやってくるからです。
そして先述の通り、これからはあらゆるもの、あらゆることの最適化が進んでいきます。
今回のゲームチェンジのように、その最適化を常に把握しながら、これからの人生をより楽しく生きていきませんか?
「次はどんなことが起こるだろう」
これを予測するのは安易なことではありませんが、当然ながら最も重要なことです。
一緒に、先を見据えつつ充実した時間を過ごしませんか?
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それでは、おつにんにん!!