【NoCode】Bubbleの有料プランをまとめてみた
こんにちは。NoCode Ninjaです。
こちらははてなブログからの転載記事です。
転載元はこちら
Bubbleって何?
Bubbleとは、NoCode(ノーコード)というプログラミング(コーディング)をせずにWebサイトやアプリを作ることが出来る最新技術を扱えるツールです。ノーコードをあまり知らないという方にはこちらの記事もオススメです。
このBubbleはその中でもオールマイティな存在で、色んなWebサービスを作ることができる優れものです。基本的に無料でほとんどの機能が使えるのですが、有料プランに入ることで独自ドメインやSEO対策など本格運用ができ、使用の幅がかなり広がります。
今回はそこに焦点を当てた特集記事です。サイト自体が全て英語なので、参考にしていただけるかと思います。
Bubbleは無料でほとんどの機能が使えるのですが、本格的に運用するとなるとやはり有料プランのメリットは大きいです。
全て英語でなかなか詳細まで確認しづらいと思いますので、noteにも載せておきます。
それでは、お楽しみください。
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今回はBubbleの有料プランについて紹介します。
種類が複数ある上に、それぞれどうなっているのかはしっかり調べないとわかりづらい印象でしたので記事にしました。
一つ一つ紹介していきたいと思います。
「個人向け」と「企業(大人数)向け」
・開発規模によってプランが設定されている
Bubble is completely free to build. No credit card required.All plans include everything you need to create and host a dynamic, responsive web app, including back-end processing, secure payments over SSL, and connecting to hundreds of third party services. Plans are subscribed on a per-application basis.
Bubbleサイトによると「基本は無料で機能の多くは使えるが、開発の規模によってプランを使い分けてね」なスタンスです。
・プランは無料含め4種類に分かれている
Bubble公式からの引用(画像は年間プランでの表示):
・Hobby【無料】
→個人向けの無料プラン。無料とはいえ開発からリリースまで出来る。
・Personal【月額29ドル→(年間)月額25ドル】
→Hobbyのアップグレード。ぐっと機能増えています。
・Professional【月額129ドル→(年間)月額115ドル】
→チームや複数人向けでの開発を想定している。
・Production【月額529ドル→(年間)月額475ドル】
→完全に集団向け。企業などで扱うことを想定している。
年間のほうがおトクなシステムになっていますね。
詳細がBubbleのサイトにありました。
一覧になっているのでわかりやすいですね。順に説明していきます。
Bubble 有料プランの詳細
Custom domain & SSL
Hobby (×)
Personal (〇)
Professional (〇)
Production (〇)
Hobby以外は独自ドメイン&SSLが使えます。ドメインは入れられる状態にしておくので各自持ってきてね。のスタンスです。
Server capacity
Hobby (Basic)
Personal (Basic)
Professional (ユニット×3)
Production (ユニット×10)
サーバーの容量はProfessionalで3倍、Productionで10倍になります。
どのプランでも、超えてしまった場合は、1ユニット$30 / monthで追加購入できます。
一回オーバーすると止まることは無いものの低速モードで動くようですので、スマホのデータ通信料のイメージですね。
Branding & SEO
Hobby (Bubble branding)
Personal (White labeling)
Professional (White labeling)
Production (White labeling)
Hobbyでは、画面下の青いBubbleバナーが表示されたままになります。存在感ありますが、有料3プランだと全て無くなります。
そして独自ドメイン設定可能です。
また、SEO対策としてhead内をカスタム出来るのは有料3プランのみ。こちらもメリット大きいですね。
Scheduled workflows
Hobby (無し)
Personal (月ごとに設定)
Professional (日ごとに設定)
Production (〃)
有料3プランだとschedule workflowが使えます。
Bubbleサイト引用によると
you can choose to schedule workflows more frequently: up to monthly on a Personal plan, and up to daily on a Professional Production plan and above.
APIを使ってWorkflowが動くタイミングをあらかじめ設定出来ます。
Personalだと月単位、上位2プランだと週単位と日単位に設定できると書いてあります。
例えば 30日おきにメールを送る設定にしたり
週ごとにニュースレターを送る(開始日も指定)ことも出来ます。工夫次第で色々出来ますね。
Import / Export CSV
Hobby (×)
Personal (〇)
Professional (〇)
Production (〇)
有料3プランではCSVファイルの受け渡しが出来ます。
Password protection
Hobby (開発環境のみ)
Personal (開発 & 実行環境)
Professional (〃)
Production (〃)
有料3プランでは開発環境も実行環境もパスワード設定が出来ます。
Multiple dev.versions
Hobby (×)
Personal (×)
Professional (2 versions)
Production (20 versions)
上位2プランでは同時に開発が出来ますので複数人での開発に対応しています。
開発規模によって差をつけている感じで、Productionは明確に組織やチーム開発向けになっています。
Application editors
Hobby (1)
Personal (1)
Professional (2)
Production (15)
App editorやDatabaseを開発者と共有し、表示や編集が出来ます。
Multiple dev. versionsとの違いが少しわかりづらいのですがeditorを同時に他画面で操作出来るということでしょうか。
上位2プランを使われた方いらっしゃいましたら、是非お知らせください。
2-factor authentification
Hobby (×)
Personal (×)
Professional (×)
Production (〇)
こちらは2段階認証ですね。Productionのみ。
プライオリティの高さがありますね。
Data backup & restore
Hobby (12時間)
Personal (7日間)
Professional (35日間)
Production (365日間)
データ関係は規模が大きくなればなるほど重要になってきますので、上位ほど長期間の仕様です。
Logs
Hobby (1時間)
Personal (24時間)
Professional (14日)
Production (〃)
ログ履歴も上位ほど長期保存です。上位2プランになると急に増えるところはやはり複数人想定です。
Real-time analytics
Hobby (×)
Personal (〇)
Professional (〇)
Production (〇)
お馴染みのアナリティクスです。
・訪問者数
・クリック数
・ワークフローの動作数
・データベースを消費している部分
をオンタイムで表示します。有料3プランどれも同じのようです。
Main app & sub apps
Hobby (×)
Personal (×)
Professional (×)
Production (〇)
Productionのみ可能で、Main appとsub appsつまり複数のapp(データベース含む)を保持し、変更も共有出来ます。
SaaSのように複数の顧客を抱えている想定で活用できます。
File storage
Hobby (2 GBs)
Personal (10 GBs)
Professional (20 GBs)
Production (50 GBs)
ストレージ容量ですね。Hobbyはやはり少なく、ここで有料プランに切り替えたくなる方が結構いるのではと予想。
Server capacityと同じで、足りなくなったら追加で買うことが出来ます(10 GBごと$10 / month)。
Support
Hobby (Community)
Personal (Email)
Professional (Email)
Production (Priority Email)
サポート関係(技術的質問などの質問)は
Hobby→
Bubble Forumなどで聞く。
有料3プラン→
Bubbleサポートチームにメールする。更にProductionに関しては優先権があり、いち早く回答。
わかりやすく段階に分かれていますね。
Monthly Price
Hobby (Free)
Personal ($29/month,$25/month(year))
Professional ($129/month,$115/month(year))
Production ($529/month,$475/month(year))
最後にもう一度お値段。
有料プランへの変更方法ですが、
「My apps(いずれかのappをクリック)」→
左ボタン下から二番目の「Setting」→
「App plan」のところに「Change to a different plan」→
プラン選択
赤字でプラン変えたら(UIなど)変わっちゃうとこありますと書いていますので、ここは自己責任でお願いします。
おわりに
結構長くなってしまいましたが以上、無料のHobby+3つの有料プランでした。
最初に書いたように個人向けか複数人向けかで明確に分けられているのが印象的ですね。
合ったものを選べばより快適に使えます。・・と、ここで終わりたいのですが。実はまだあるんです。
上記とはまた別枠でもう一つ、
Agency subscription
があります。
さすがに長くなるので、次回説明しようと思います。
ありがとうございました。
では、また!
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それでは、また!