フラー 092




わたしの哲学は、つねに生命のない「人工物」に翻訳されなければならないものであることを忘れないでほしい。哲学や思想を行動や具体的なものに翻訳し終えた後なら、それについて語るが、物質的な発明などに収斂させる(社会改革ではない)前に語ってはならないと、わたしは自分で決めている。

バックミンスターフラー『バックミンスター・フラーの宇宙学校』、訳金坂留美子、1987年、株式会社めるくまーる、22ページより引用

これは一九二七年、三二歳のとき、わたしが自分自身で考えるようになったときに導きだした哲学である。それ以来、わたしは一九二七年につくった前提に基づいて、取り組むべき課題を探しながら仕事を進めてきた。それらの課題が実行に移されれば、新たに生まれてくる生命にとって、物質的に非常に有効に作用するような複合的な道具となるだろう。

バックミンスターフラー『バックミンスター・フラーの宇宙学校』、訳金坂留美子、1987年、株式会社めるくまーる、22ページより引用



これは彼にも徹底させる。

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