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この世は動き続ける


準備と努力なんてしょせんは気休めの現担ぎ。

『出たとこ勝負で手を尽くしきる』を合言葉とし、わずかながらの北斗七星の明かりを頼って、終わりなきマラソンに意識が永久に戻らなくなるまでエントリーし続ける。

時々、ちょっとしたイベントは起こるが、それも流れ星のようなもの。

束の間の休息でしかなく、戦場のクリスマス以上の価値はない。

唯一の真理は『この世はサピエンスの認知機能以上に動的である』ということ。

その解釈に対して物理的に責任を取る時が来たのかもしれない。

この時空を尊いと思う感情と湧いた愛着を理性で断ち切り、世を忍んでガス欠になるまで走り切る。

充実感は『自分』という作品をつくり続けることに見出せるが、完成を最後まで身とどけることは不可能である。

評価は生き残った連中の気分に頼るしかない。

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