ライザのアトリエ1と2と3をクリアした感想
まとめ:1はストーリー、2はシステム、3は無双を楽しむ作品
ライザのアトリエ1
記念すべき1作品目です。錬金術師として成長しながら、クーケン島の謎をだんだんと解き明かしていくストーリーは、とても没入しやすい作品でした。
各所でも言われてるが、バトルシステムがちょっとだけ荒削り。
APをスキルにつかうかタクティクスレベルに使うか迷う
CCに限界があるので乱発できない、冒険の途中でアイテムをコンバートする選択が求められる
ボスが極端に強かったり、異界のフィルフサが多すぎて接触回避が面倒だったりと、バトル面の面倒さがありました。
また、サブキャラクエストは、主人公以外の街のクエストはちょっと面倒だったかも…
調合は後の作品と比べるとシンプルで、このぐらいがちょうど良かったかもしれません。
ライザのアトリエ2
バトルは今回からAPを貯めてスキル発動、スキルを使ってCCを貯めて、アイテムを発動の3段階のシステムになったので、テンポが急激に良くなりました。
また、アイテム調合での強化とボスの難易度が、自分のやりこみ加減ではちょうど良かったです。もっともアトリエシリーズは調合のやりこみ具合で人によって全然感想が違うかもという感じです。
ランダムクエストについても掲示板受注方式なので楽ちんに。ソフィーのアトリエ方式です。キャラクターのクエストも、アトリエ1のような地味な街キャラのクエストはなく、ほぼパーティーキャラクターのクエストが多かったので、ちゃんと一つずつ消化できたと思います。
一方、インターネットのレビューですでにあがっていた「メインストーリーが地味」「遺跡探索が冗長」は全く同じような印象を抱きました。ただ不満というほどでもなく、そういうもんだでまあ飲み込めました。
個人的には、1、2、3の中で一番ゲームらしくて好きだったかな。
ライザのアトリエ3
ごめんなさい。本作は辛口な感想です。
調合システムが妙に簡単なイメージ。途中から「全能力強化++99」のアイテムを作りまくれてしまったり、アイテムリビルドがはかどりすぎてレベル60品質500クラスのアネモフラム・メルトレヘルン・リアプラジグ・エーデルフトを作れてしまったので、あらゆるボスを薙ぎ払えてしまいました。よく言えば無双。悪く言えばヌルゲー化。
調合に対しての不満が、素材を選ぶウィンドウ枠が小さくなってしまったこと。ライザ1のころは20~30個見えたウィンドウも、ライザ3ではなぜか10個しか見渡せないほどまでウィンドウが縮小しました。なので、非常に見通しが悪く、どの程度、ダブりに余裕があるアイテムかもスクロールしながらでないとわかりづらい。
また、ジェム・SP・コールなどといろんなパラメータがあり、使い方も前作以上に複雑な印象に。コールは全然使わなかったので1本化できたような気もします。SPのスキルツリーの発展も難しかった…。採取系のスキルを強めにしてしまって、いざ爆弾や装備を強くしようとしても、どの方向にどう強くすればわからず、戦略から攻略サイトに頼るシーンが多くなってしまいました。攻略サイトに頼るのは、ならべく採取アイテムが見つからないとか、ボスの倒し方の工夫は、とか細々したところだけに抑えたかった……。
キャラクターも11人いましたが、ソフィーのアトリエ2のように入れ替えシステムもないので、結局、ライザ・クラウディア・レントのお気に入りメンバーで最初から最後までやりきってしまった。ボオスやフェデリーカは好きキャラではあったが、全く使う機会がなかった。
その他にも、鍵システムやランダムクエストなどもやりこみ要素がかなり増えましたが、結局、全部あんまり消化しきれず…。
ワールドも広すぎて、必要なアイテムがどこで採取できるか、いまいち覚えきれなかったり、宝箱から地味めなアイテムしかでてこなかったりと、記憶に残りづらい印象に。
全体の印象としてはオープンワールドやソシャゲっぽさをいれたが、秘密(ライザ)シリーズのストーリー性が強いゲームには自由奔放すぎてフィットしなかった感じがしました。
良かった点はロードが早かったり、マップ切り替えがなかったこと。また拾う採取もモーションがなくなってスムーズになりました。あとグラフィックは素晴らしく良かったです。
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