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毎日使うモノだから。こだわりの一品を選んで使いたい。

近頃、ミニマリストとかモノマリストサステナブルとかよく聞きますよね。 

モノを持ちすぎない、増やさないことがもたらすメリットはたしかに多い。

ただし、何でもかんでも減らせばいいってもんでもないっていうことも広く認知されてきたと思います。

自分にとってベストなモノをセレクトして、それに触れるたびに心が躍り、それに囲まれた空間で整い、刻が進んだ時にこれ以上のものはなかったと思えれば最高でしょう。

愛着が湧くとそれを保有しているだけで日々満たされ、身につけるたびに少し自信に満ち溢れた自分になれる。ゲームの中のBOSSに挑む前、入念な準備をするような感覚かな??私だけかもしれないですが、、

情報過多の世界で、日々魅力的なプロダクト情報とあたかも運命であったかのように出会い、購入意欲を掻き立ててきます。(最近の広告の精度は恐ろしいですよね)

いつしか、それほど必要でなかったモノも所有することだけで満足してしまったなんて経験、誰しも一度はあるのではないでしょうか?

そこでなんでも手に入れられる今、モノ選びで大切にしているポイントや思考を、これを機に整理しておきたいというそれっぽい理由を添えてお届けします。

お気に入りの私物を最後の方に数点まとめておくので、ご興味頂ける方は目次から是非覗いて頂きたいです。


①経年変化


長く付き合っていくために、風合いが変化していく、味が出るというのは大切なポイント。

自分にとっては最重要かも!

新しいモノを手に入れると大切に使うぞ!傷はなるべくつけないように!とか、モノに逆に思考を支配されてしまうことがあります。スマートフォンとか特にそうじゃないですか?

特に心配性の私は今まで幾度となくこの場面に直面し、精神衛生上良くありません。

最初から傷や色褪せを良しとして、むしろそれを楽しむことを前提としたプロダクトを選ぶことによって、いらない心配を捨て心から目の前のモノを愛でることができます。

また、経年変化は使う人、長さ、使用頻度など様々な要素で、唯一無二の存在になっていきます。

世の中に一つとして、同じものは無いのです。

もちろん、類似する変化傾向などはありますが、所有する人のバックグラウンドを透過してストーリーを再生した時にいつもそこには最高の相棒がいる。

長い人生をかけて、自分だけの最高の相棒を育てていくのはとても素敵なことだと思いませんか?


②大は小を兼ねない


大小2つ用意されているモノであれば、小さい方を選ぶといった感じです。

例えばトートバッグが欲しいと思った時に、荷物が多く入るから、ついつい大きいものを漠然と選んでしまっていませんか?

大は小を兼ねる理論です。

でも実際そんなにバッグに詰め込む機会はあまりなく、徐々にトートバッグ自体の大きさにうんざりして、他のバッグを探しているなんてことも。

大きいモノを買って後悔する確率より、小さいモノを買って後悔する確率の方が低いと感じます。

これは結局持ち出すことへのハードルが低くなるから当然の結果であるともいえます。

私自身、画面が大きく動画が見やすい!カメラも超広角対応と動画時の手振れ補正もすごい!という理由でiPhone11Pro Maxを購入しました。

ただ、その本体の重さと大きさに耐えられず、今ではiPhone12 miniを使用しています。

今考えたらiPadを持っていて、カメラもミラーレスを持っているので、スマホにディスプレイの大きさとカメラ性能を求める必要は一切なかったのですが、なんとなく使うかも…という考え方で選んでしまいました。

あったら使う『かも

この言葉に出会った時は、具体的に使用する場面が一日に、一か月に、一年に何回あるのかイメージすると、ベストな選択ができると思います。

失敗から得た教訓でした。


③既に所有しているモノと調和できるかどうか


お気に入りはどこにいく時も身につけていきたいと思います。

例えば、今日来ている服の色にこの時計は合わないかもなぁとか、このカバンはフォーマルな装いがベストなんだよなぁとか、お気に入りがあるにも関わらず、それを選択できないのは非常にもったいないと思います。

そうやって、限定された時しか使用しないモノって結局段々手に取らなくなっていって、ホコリが被ったりするんです。

そのため、既に所有しているモノとマッチするかどうかはかなり大切です。

また自分の普段の生活環境を思い浮かべた時にどのシチュエーションでも、自分らしくいれる、その場にうまく馴染むことができることもポイントです。

無論、全てのシーンで同じ装いというのは、難しいかと思います。
私にとってお気に入りのモノを身につけることは自分の調子を上げてくれる一番の手段なので、可能な限りいつも同じお気に入りを纏い、触れていたいのです。

これを実現するために意識しているのが次の④つ目です。


④一つのジャンルに対して最高二つまで


例えば今私は、腕時計は一つのみ。

冬用のアウターはパタゴニアのものを2つ。

イヤホンはフルワイヤレス一つと有線が一つ。

パソコンはMacBook Proを所有していましたが、iPad Proも持っていましたので、Macを売却してiPad Pro +Magic Keyboardで運用しています。

日常で選べる選択が限られていると、必然的にそれを選ばざるを得なくなります。

これは悪い意味ではなく、いつでもお気に入りを選べるということです。

多くの中から取捨選択をする悩みから解放されますし、モノが少ない分戻る場所を確保できるので部屋が散らかることも少ないです。


⑤アップデートは渋らない


とはいえ、プロダクトは日々進化をしていて乗り換えた方が恩恵を大きく受けられるケースもあります。

その場合は今あるモノを手放し新しいモノを受け入れるようにしています。

買ったばかりのものでも、金額的に損をする場合でも手放した方がいいと思った場合は、なるべく早く乗り換えます。

早く乗り換えた方がいい理由として、

1️⃣リセール価格が高い時に売れる(主にガジェット)
損をすることや買ったばかりだから売るのはもったいないとか考えている間に、売却できる価格は下がっていくことが多いです。どうせ後で手放すことになるのなら、思い立った時が吉日です。

2️⃣生活の質が上がる
私は直感で乗り換えたいと思ったモノに関しては、大体後々乗り換えます。本当に心の底から満足しているモノに関しては、新しいモノが出ても今のままで充分満ち足りている為、そのまま使い続けます。自分の気持ちがセンサーになっている感じですね。少しでも、不満や改善したい点があるのであればすぐに乗り換えた方が、生活は豊かになると考えています。

今の自分にとって最高の環境を。
日々生活の見直しが大切ですね。


- 私物紹介 -


DAMUE

私が唯一所有する腕統計がDAMUE。

DAMUEはG-SHOCKのカスタムカバーを制作しているジュエリーブランド。
カスタムフレーム部分にはスターリングシルバーを使用。スターリングシルバーとは92.5%が銀で残りは強度を出す為に銅が含まれているシルバーのこと。

傷など使用感がそのまま味になり、新品の時より今の方が圧倒的にかっこいいです。ベースはG-SHOCKのフレームなのですが本体にG-SHOCKの刻印はありません。ぱっと見普通のG-SHOCKですがよくみるとカスタムされた特別品。この感覚がたまらないのです。

中身はG-SHOCKなのでタフソーラー機能や電波受信機能、ライト機能など便利な機能はそのまま使えます。電池切れや時間ずれの心配をしなくていいのはいつも身につけるものなので嬉しいポイントですね。

ちなみにDAMUEはデザインから生産まで全行程日本で行っています。浅草で職人が一つ一つ制作しているそう。人と被るのが嫌な方、シルバーアクセが好きな方、日々の装いにさりげないアクセントを取り入れたい人など多くの人におすすめです。

私は一年ほど前に購入しましたが、今では入荷の通知が来てから一分も経たないうちに売り切れてしまうほどの人気ぶりだそう。その希少性がより持つ喜びを増幅させているのは間違いないですね。


SETTLER

私が愛用している財布はSETTLERです。

SETTLERはWhite house Cox社のでフュージョンブランドとして誕生したライン。簡単にいうとWhite house Coxブランドの更なる普及の為、その特徴やクオリティを保ちつつ価格を抑えて生産されたのがSETTLERです。

キャッシュレス化が進み小型財布の勢いが増す中、大きさを心配される方もいると思います。安心してください、しっかり手のひらに馴染む大きさです。私自身普段はバッグを持ち歩いているので、その中に入れていますが、そうではない方でもストレスになるほどではありません。カードと少しの現金を持つ機会がある方であればむしろちょうどいい大きさです。

使い込むほどに表面は光沢を帯び、手に馴染んでいきます。
私はかれこれ5年ほど使用していますが、全く飽きることがありません。
美しすぎる経年変化に期待しながらこれからも使用して行く予定です。

使用されている素材全てが環境に優しいものであることを示すワンワールドマークが内側に刻印されています。今の時代、作り手のこうした配慮はモノ選びをする上で非常に重要なポイントです。

こちら驚きなのはその価格。
上質な厚みを持ったイタリア産牛革を使用し、頑丈さと機能性を持ち合わせたこちらの財布は¥22000(税込)です。

コストを抑えたいけれど、名実ともに優れたものが欲しい方はぜひ。


MOTHERHOUSE

MOTHERHOUSEのB5サイズのショルダーバッグです。

このアンティークというショルダーバッグにはA4サイズも用意されています。
私はカメラと少しの私物を入れて出かけられるバッグを探してた時にこれに出会いました。

カメラの交換レンズを持っていくとなると少し小さいですが、そもそも交換レンズを持っていくほど機材を持ち出す場合、リュックで持ち出すことになります。

大は小を兼ねないと最初の方で述べましたが、自分がこのショルダーバッグを使いたい場面と今までの経験からこのB5サイズを選んだ次第です。

確かに小さいと思うこともありますが、じゃあ今日はこれを置いていこうと置いていったものがなくて不便に思うことはありませんでした。いかに普段から要らないものを持ち歩いているのか痛感しました。 

地味に気に入っているのが、裏生地のこのデザイン。外観はレザーでシンプルなんですが、中にはチェック柄が落とし込まれているこのアクセントが好きです。

MOTHERHOUSEは『途上国から世界に通用するブランドをつくる』という理念を掲げています。今回のこのショルダーバッグもバングラデシュで生産されています。

またその国にあった素材、生産方法を尊重したモノづくりを行なっています。このチェック柄に用いられているのはバングラデシュの男性が普段着として着用するルンギという生地が使用されているそう。

MOTHERHOUSEではいつまでも長くご愛用して頂きたいという思いから、購入後何年も経過した商品でも、できる限りのケアサービスと修理を行なっています。店舗持ち込みが可能なので、何かあっても安心です。

レザーバッグを探している人は一度検討してみてはいかがでしょうか。


FUJIFILM X100F

私が愛用するカメラは富士フィルムのX100Fです。
このカメラ本当に日常のどんなシーンでも作品に仕上げてくれます。
適当にフレーミングしてもそれっぽい画を吐き出してきます。本当に神機。

なんといってもこのレトロなスクエアデザインも最高ですよね。大きさもコンパクトなのでいつもの服装にサッと肩からかけて出かけられます。

レンズ交換は出来ず画角は固定されますが、制限があるからこそ撮影時の創意工夫が捗るものでしょう。

富士フィルムのカメラではフィルムシミュレーションという機能が使えます。
フィルムを長年つくってきた富士フィルムならではの技術です。
これは富士フィルムのフィルムの色再現と諧調表現をデジタルの写真に適用できるというもの。

フィルムカメラではフィルムを交換して、それに応じて写真の出来合いも変わると思いますが、フィルムシミュレーションではそれをデジタルカメラ内部で簡単に切り替えることが出来るのです。

流石にフィルムカメラ特有の粒子感など、完全に同じ描写にはなりません。
しかし今まで何台かデジタルカメラを乗り換えてきた私から見て、撮って出しで最もドラマチックに驚くほどに深みのある写真が生み出せます。

フィルムシミュレーションだけで富士フィルムのカメラ買っても後悔しないと思います。すごいぞ富士フィルム。

これは実際に写真を見てもらうのが一番だと思いますので、この記事は作例を最後に並べて終わりたいと思います。

今回紹介できていないお気に入りも多くありましたので、それはまたの記事にまとめていきたいと思います。

ぜひ今回の記事があなたの最高のモノ選びの参考に少しでもなれば幸いです。

ここまで長文見て頂いた方は本当にありがとうございました。

ではどうぞ。


作例 FUJIFILM  X100F












……END……

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