日本のメディアにしては珍しくまともな記事
偏向報道の多い日本で、まともな記事が出てきていたので、紹介したいと思います。ただし、いや、それおかしいでしょうと指摘したくなる部分もありました。
例えば、
むしろ、この問題の本質は「自衛隊(の特に特殊部隊)における閉鎖性・秘密性がもたらす先鋭化の可能性」である。
先述の通り、荒谷氏は三島と類似した思想を抱いているとされ、別の記事によると雑誌のインタビューで三島を信奉していると明言して、三島が立ち上げた「楯の会」と同様の民間防衛組織の必要性を訴えているとされる。もちろん、すべての人に「思想信条の自由」や「言論の自由」はあるから、どんなことを考えたり述べたりしようが荒谷氏当人の勝手である。しかし、かつては陸上自衛隊における特殊作戦や対テロ作戦の「第一人者」とされ、一種の「カリスマ」とされる人物によってそのような思想を自衛隊に伝播されることは、自衛隊によって守られる国家や国民にとって「不利益」になりかねない。
⇒直接、自分は、荒谷氏と会って話しをしたことはありますが、一度もそんなかとは言ってないし、信奉もしていませんよ。特に最初に発刊した「戦うもの達へ」という書籍にはそんなことは一切触れていません。
つまり、特殊作戦群は防衛省・自衛隊が基本的に一切の情報を明かさず、メディアもほとんど何も知らされていないであろう「秘密部隊」ということだ。
確かに、従事する長距離偵察・情報収集、人質奪還・救出、テロリズム対処といった任務を考えるに、特殊作戦群は自衛隊の一般部隊に比べて多くの秘密を抱えざるを得ないだろうし、その秘密を明かせば明かすほど、仮想敵国やテロリストを利することになる。だから、特殊作戦群が「秘密主義」に走ることも理解できなくもない。
しかし、秘密主義は良くも悪くも「何をやっているのか分からない」状況を生む。誤解を恐れずに言えば、秘密部隊が「暴走」しようとしていても、市民やメディア、ともすれば防衛省本省や首相官邸も「気づけない」おそれすらある。そして、これは必ずしも「絵空事」とは言い切れない。
⇒世界各国の軍の特殊部隊は、機密指定されていますし、ほとんど公開されていません。また、秘密性がなければ、隊員の家族が標的にされます。なぜなら、テロリストや犯人を射殺した特殊部隊員の隊員を逆恨みした家族が、復讐を果たすために家族を標的にするという形が取れるからです。力のある組織であれば、いとも簡単に情報を入手することが可能です。そんなことも考えなかったのか不思議です。
CNNの報道によると、昨年6月30日にドイツのクランプ=カレンバウアー国防大臣はドイツ陸軍特殊部隊「KSK」の一部部隊の解体を命じたと、地元紙「南ドイツ新聞」の取材に答えたとされる。同年5月には兵士が自宅の家宅捜索を受け、武器や弾薬・爆薬を隠していたことが発覚した。そして、ニューヨーク・タイムズの報道によればKSKから約4万8,000発の銃弾と62kgの爆薬が消えたという。
これはドイツ陸軍KSKだけに限った問題ではない。BBCやAFP通信の報道によると、昨年11月19日に、オーストラリア国防軍のキャンベル司令官は陸軍特殊部隊「SASR(特殊空挺部隊連隊)」の一部がアフガニスタンで不法に39人を殺害した証拠があると発表した。そのなかには、「ブラッディング」と呼ばれる慣行でSASRの新兵が捕虜の射殺を強要されたケースや、僅か6歳の子供を殺害したりヘリコプター内のスペースを確保するために捕虜を射殺したりといった蛮行も報告されているという。
そして、このような問題は本邦の同盟国である米国でも報じられている。オサマ・ビン・ラディン殺害作戦を実行したことでも知られるアメリカ海軍特殊部隊「DEVGRU(特殊戦開発グループ)」の隊員らがイラクやアフガニスタンにおいて、敵の遺体を弄んだり、斬首したりする「蛮行」に及んだりしていたと、ニュースサイトの「インターセプト」が明らかにしている。
⇒確かにその可能性は否定できませんが、全員が対象ではないでしょう。悪意しか感じません。まるで、軍の特殊部隊は悪であるといううがった見方をしているように見えてしまいます。命をとして任務についている隊員をそこまで、蔑むことができるというのが不思議でしかありません。国を愛し、その為に自分と自分の家族を犠牲にしているということにたどり着けていない時点で取材不足です。
※掲載した写真は、中央即応集団編成完結式に出席した陸上自衛隊特殊作戦群の隊員
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