階段 REMAKE
はじめに
過去の記事に階段という記事があります。
この記事をリメイクしてみようと思います。
リメイクしようと思ったキッカケはどうしても記事自体が難しくなってしまう事にあります。
階段では伝えきれなかった事を補足し新たに命を吹き込もうと思いリメイクという形でお伝えできたらと思っています。
まだ読んだことのない方は先に階段という記事を読んで頂けたらと思います。
過去の記事の伝えたかった部分にスポットを当てて
深掘りしながら大切な視点をより伝えられたらと思っています。
トリウィウムとクワドリウィウム
階段の上の段は自由七科と言われるもので
・GRAMMAR 文法学
・RHETORIC 修辞学
・LOGIC 論理学
この三つは言語に関する三学
・ARITHMETIC 算術
・GEOMETRY 幾何
・MUSIC 音楽
・ASTRONOMY 天文
この四つは数に関する四科
これがトリウィウムとクワドリウィウムである。
・トリウィウム「三つの道が出会う場所という意味を持ち、この三学は中世の教養教育の上位の四科の基本となる」簡単に言えば言葉に関する学問
・クワドリウィウム「自然の中にある時間や空間、抽象的な概念の数など」 簡単に言えば自然を観測する学問
リベラルアーツとも言われています。
この自由七科を全部書いてしまうと情報量が増えすぎてしまうので
全部は書きませんがクワドウィウムにある学問を紹介することで
この世界にある理に触れられると思っています。
本題の前にその階段の下の段の説明をします。
階段の下の段の五つは
・HEARING 聴覚
・SEEING 視覚
・FEELING 感覚 触覚
・SMELLING 嗅覚
・TASTING 味覚
いわゆる人の五感です。
五感はとても大切な要素で意識することはあまりなく無意識レベルで感じながら過ごしています。
でも今やこの五感すら奪われているとしたらどうでしょうか?
耳はイヤホンをし、消臭剤などを使い匂いを消し、添加物まみれの食品やソーシャルディスタンスなどで触れ合わない様にし、スマホから目を離すことが難しくなり・・・
今あげた例はほんの一例に過ぎないですが私たちは日頃の生活の中で
その五感が狂わせれている事に気が付くはずです。
それらを強制されるわけではなくメディア等を通して少しずつ意識や価値観を変えていくわけです。
しかも、自ら”差し出す”ようになっている。
差し出すと言われてもピンとこない方もいると思いますが
例えばドライブレコーダーの件で言うと煽り運転のニュースを流します。
すると今までドライブレコーダーを付けてない人は付けた方が良いのかな?と思い始める。
煽り運転のニュースを増やすと付けた方が良いのかな?から自己防衛のために付けようとなり自らが率先して動くようになる。
政府がドライブレコーダーの義務化と言えば反対する人は出てくるが
メディアを通して煽り運転の危険さを認知させると自らドライブレコーダーを付け始める。
これが自ら差し出すという事です。
この”差し出す”は実に単純かつよく考えられているシステムでその中でも
メディアコントロールの破壊力は想像以上です。
他にもたくさんのものを差し出しています。
監視カメラの増大や個人情報などありとあらゆるものを差し出しています。
監視カメラ等を増やして犯罪が減ったなんて事はあるでしょうか?
安心?の代償はとても大きいはずです。
そんな事からも自ら差し出すシステムに気をつけてほしいですが
この流れはもう止まらないでしょうね。
自分の感覚を大切にしてさらには
五感も大切にしてほしいと心から思っています。
誰が齧った?
クワドリウィウム
この四科は数が関係してきます。
ですがこの数を知るにあたっては抽象的な概念の数と書いてあるように
抽象的が大事になってきます。
この四科の中で幾何学というのがあります。
私はこの幾何学が面白くて追いかけていくうちにそのシンプルさや奥深さに気付かされました。
とても難しく感じる時も当然あります。
それは見方がわからないのと知恵を紐解く準備が出来ていないだけです。
大事なのは解らない場合は無理矢理に解ろうとせずに一旦寝かせて視野を広げる事です。
そうすると繋がってくる時があるはずです。
黄金比というのがあります。
この図を数字で表すと
1:1.618……
という数になり無理数となります。
Φ 『ファイ』とも表します。
ではわかりやすい正五角形を見てみましょう。
わかりやすいと言っても理解していかなければいけませんので
少しずつ見ていってください。
正五角形の対角線が黄金数となっています。
正五角形のABCDEの一辺の長さを1とし対角線をΦとします。
AD,BD,CEに線を引いてAとDの交点をF ,BとDの交点をGにした図になります。
星のマークの角度は36° 飛行機のマークは72°
△ADEと△CDGは底角が等しい二等辺三角形になります。
そして△BCGは二等辺三角形なのでBGは1となります。
相似比として
DG=BD-BG=Φ-1となります。
黄金数について書きましたがとりあえずΦ1:1.618….を憶えておいてください。
数学?となりますが図形だけではなくその図形を数値化する事で
数に関するものが見えてきます。
少し図形を詳しく書きます。
幾何学においてタイル張り問題というのがある。
正平面充填
単一タイル張り(monohedral tiling)、すなわち1種類でのタイル張りができる正多角形は、正三角形、正方形、正六角形の3種類のみであり
ピタゴラスが証明した。これが正平面充填。
正多面体
全ての面が互いに合同な正多角形であり、かつ各頂点を含む面の数が等しい凸多面体のことである。正多面体は正四面体、正六面体、正八面体、正十二面体、正二十面体の5種類だけある。プラトン立体ともいう。
正多角形
一種類の場合と同じように、正多角形のみでできていて、頂点形状が一様なアルキメデスのタイル張りと呼ばれる平面充填が8種類あり半正多面体の一種とされることもある。括弧中は頂点形状(各頂点に集まる正多角形の種類と順序)を表す。
半正多面体
(はんせいためんたい、semi-regular polyhedron) またはアルキメデスの立体 (Archimedean solid) とは、凸な一様多面体のうち、正多面体以外のものである。また、対称性が低い (Dihedral) 角柱・反角柱・ミラーの立体も除く。全部で13種類ある。
*半正多面体に関してはWiKipediaで見てみてください。
これらの図にはよく見るとある法則が隠されています。
上から3種類、5種類、8種類、13種類となっています。
3、5、8、13この数列どこかで見たことないでしょうか?
フィボナッチになっています。
1,1,2,3,5,8,13,21,34,55,89,144,233,…
フィボナッチ数列が見えてきましたね。
そしてこの数列の数をこのように割ってみます。
5番目の数と4番目の数を割ると
5÷3≒1.6667
6番目と5番目を割ると
8÷5=1.6
7番目と6番目を割ると
13÷8=1.625
8番目と7番目を割ると
21÷13≒1.6154
…….
Φの1:1.618にだんだん近づいていくのがわかります。
数という言語を用いて私たちに伝えようとしているのがわかりますね。
この世界は難しい数式を使わなくても様々な法則を見つける事が出来ます。
今回の記事は数がたくさん出てはきますが簡単な数式で解けますので
数を嫌いにならないでくださいね。
最後に
階段という最初の記事から今回は深掘りも含めREMAKEという形で書かせていただきました。
まだまだ伝わっていない部分もありますが少しでも数字が面白いと思っていただけたら嬉しいです。
実はこの階段の最初の3段が消えてしまっています…
最初の3段には道具が書かれているのですが
最初の3段に書かれているという事は大事だという事はわかると思います。
道具を自分たちのシンボルにしている人たちですからね…
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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