11/22 宝石の国最終巻感想(ネタバレあり)
・昨日に引き続きまた夜になってしまった。よく考えたら日中にその日のまとめの文章を書くのは意味が分からない。これからも夜でいい気がしてきた
・今日は書くことないぞ~どうしようかな。ここに書くために出来事を記憶しておこうと思っていたのに本末転倒だ。
・宝石の国、終わりましたね。みんな読んだ?今からネタバレします。
・といっても正直書ける事は無い。キャラクターとしての今まで知っていた「宝石たち」の物語はほとんど終わっていたからだ。
・刊行ペース上しょうがないのだが最早これまで何があったのか覚えてない。加えて仏教モチーフがどうだとかあまり考えずに読んでいるため、浅い(と私自身は思っている)感想しか出てこない。
・人間たちの誤った精神性を少しずつ受け継いだ「人間の名付けた」宝石たちの国は終わりを迎え、互いが互いを想い合う新しい宝石の国が生まれた…ということなのだろうか。
今度こそ人間は滅びたのだろう。跡形もなく
・人間たちの愚かさと有機生命体の美しく純粋な心を比べ、フォスは純粋な彼らに自分の中の人間が悪影響を及ぼすのではないかと心配していた。
・しかし最後にフォスが宇宙船(?)を打ち上げた時、そこにあったのはきっと人間でしか持ちえない自己犠牲の表れだったのではないかなと思う。
・人間は自分勝手な生き物で、自分さえよければ何でもいい。他人を想うことはなく、自分たちで勝手に滅びた。
しかし自分勝手だからこそ「自分を切り捨ててでも新しい生命を祝福したい」という強烈なエゴに繋がる。つまるところ自己犠牲というのは究極の独善でしか成し得ないものなのではないだろうか。
・人間を最もよく知り忌み嫌ったフォスフォフィライトだった神が、最後に一番人間らしい行動を起こし、生命を紡ぐ。なんて綺麗な話なんだろう
・醜い感情に塗れ互いを憎しみあい、同族を殺すことに躊躇いもない。
この物語はそんな人間への強烈な否定であり、同時にこれ以上ない人間賛歌だったように感じた。
・物語の感想は読み終わってすぐ書くと楽しいね。後から無理やり形にしようと思っても勢いが足りなかったりするので。またやりたいな