今日のわたしはサンドバック。
「現実はいつも厳しくて〜」みたいな言葉って、よく聞くなぁ、と思っていました。
「現実はいつも厳しい」から、「夢をみながら」生きていこうみたいな言葉も、よく聞くなぁって、思っていました。
子どものころ、学校で「辞書に載っている言葉は全部知っておかないと社会に出てから困るよ!」みたいなことを、授業で聞いたような思い出があります。まさにそうでした。いまわたし困っています。
魔法使いみたいな感じで、「言葉」が魔法で、「ことばつかい」はことばの魔法使いだったのですね、と、思いました。
言葉ってきいて、はじめに思い浮かべることが、「失礼がないように言葉遣いを考える」という感じのことだったけれど、ちょっと違いました。間違えでした。
じゃあなにかな?と、考えると、なにか、よくわからないけれど、「必要」っていう感じです。まだよくわかりませんけれど、わたしの思っていたのと違いました。
なんとなく調べ学習ごっこをしてみて、今日はちょっと落ち込みました。壮大すぎた感じ、手に負えない感じです。
ユートピア(utopia)「(トマス=モーアの作品に基づく)想像上の理想的な社会。理想郷。無何有郷(むかうのさと)。」
むかうのさと(無何有の郷)「(荘子 逍遥遊)自然のままで、なんら人為もない楽土。荘子の唱えた理想郷。ユートピア。無何有郷(むかゆうきょう)」
楽土(らくど)「安楽に暮らせる土地。楽地。」
理想郷「想像上の、理想的で完全な社会。ユートピア。」
無何有(むかう)(何有は何か有らん、すなわち何物もない意)「自然のままで、なんらの作為もないこと。また、そのような楽土。無何。」
ユートピアン「空想家。夢想家。」
dystopia an imaginary place where life is extremely difficult and a lot of unfair or immoral things happen.
現実主義(realism)(一般に現実的なものを重視する態度。)「主義や理想にこだわらず現実に即して事を処理する態度。目前の既成事実に屈服する態度や日和見主義と同じ意味になる場合がある。」「空想や夢想におちいらず現実のきびしさを十分に知って事に処する態度。この場合は必ずしも理想主義とは矛盾しない。」
現実「現に事実としてあること。また、そのもの、その状態。空想に対する実在。実際。」「(哲)理想に対するものとしての現実。この場合、現実は理想主義への障害を含むと同時に、その実現への可能性を含む素材、実現の生起する場としての意味をもつ。 可能性に対する現実態の意。 エネルゲイア。」
現実的「現実に関するさま。現実に即しているさま。転じて、実際に即しすぎて、夢や理想がないこと。」
ほとんど、うやむやに使っていた言葉だし、よく知らないし、ここまで調べたら、「現実をみなさい」とか、「現実的に考えて」って、使う言葉だけど、わたしが思う以上に厳しい言葉だったから、ちょっとしゅんとしました。
あら(現)「接頭語。世に現れている、目に見えている、現在ある、などの意を表す。」
うつつ(現)(ウツウツの約か)「(死んだ状態に対して)生きている状態。」「(夢に対して)目が覚めている状態。現実。」「気が確かな状態。正気なさま。」「(夢うつつと続けていうところから謝り用いて)心がうつらうつらとして正気でない事。夢心地。また、その状態の人。」
うつつがお(現顔)「(目がさめて)起きている状態・顔付き。」
うつつごこと(現心)「生きている心地。正気。うつしごころ。」
うつつぜめ(現責)「拷問の一。睡眠をとらせない方法。」
うつつのやみ(現の闇)「真実がおおわれている、闇のような現実の世。無明(むみょう)の闇におおわれた生活をいう。」
むみょう(無明)「真理に暗いこと。一切の迷妄・煩悩の根源。三惑の一。」
無明世界(むみょうせかい)「煩悩にとらわれた迷いの世界。娑婆(しゃば)」
娑婆塞げ(しゃばふさげ)「生きていても何の役にも立たず、かえって他人の邪魔となること。また、その人。しゃばふさぎ。ごくつぶし。」←ひどい!!!
三惑(さんわく)「天台で、すべての煩悩を3種に分類したもの。すなわち、見思惑・塵沙惑・無明惑の総称。」
迷路でした。闇でした。塵のつく慣用句も多いんだなぁとおもいました。
心が潰れてきている感じがしたから、やめなきゃ!と、思いながら、まだやめられずに、電子辞書のキーボードをぽちぽち押して調べました。(スーパージャンプ機能の素晴らしさを感じながら、やめられなくなった。)
無明闇に(むみょうやみに)「むやみやたらに。でたらめに。」
無闇矢鱈(むやみやたら)「むやみを強めていう語。むちゃくちゃ。」
無茶苦茶「無茶を強めていう語。筋道が立たないさま。ひどく乱れているさま。めちゃくちゃ。」
めちゃくちゃ(滅茶苦茶は当て字)「秩序・道理などがひどく乱れていたり統一がとれていなかったりするさま。」「程度が非常に大きいさま。」
無闇(むやみ)「前後を考えないさま。理非を分別しないさま。」「度を越すさま。」
うつつのゆめ(現の夢)「この世の現実が夢のようにはかないこと。また、逢ってすぐに別れることを夢のはかないことにたとえていう語。」
現を抜かす「心を奪われる。夢中になる。」
むやみやたらに打ちのめされた気持ちになりました。この世の中はなにかしら。ごっそりとこころの壁が落ちてしまいました。
わたしはむやみやたらに何を頑張っていたのかな?むやみやたらじゃないやり方ってあったのかな?そもそもは?
たしかに、お化粧一つとっても、やり方がわからないままだとちょっと変だったしなぁ。こすりすぎたら肌荒れしますよ、の、こすりすぎって、どこからかしら、とか、そういうのって、やってみて肌荒れしないとわからなかったしなぁ。
社会人、なぜかお化粧しなきゃいけないけど、肌荒れもしちゃいけないけど、お化粧に手間をかけている感じはあんまり出さないほうがいいけど、たのしんでやらないといけないけど、たまに疲れるけど、楽しんでないとやってらんないけど、けどけど。
「筋道を立てて考えてから行動」みたいな感じと、「やってみて考えたら筋道ができてる」みたいな感じと、が、思い浮かんで、どちらかしかないわけじゃないのよと、励ましました。
「どっちにすんの?!どうすんの?!」というのは、わたしの中で多く出てくるけど、ちょっと違うみたいでした。最近知りました。
「どっち」じゃなくて、「両方」でもなくて、「ちがう」のが、あるみたいだし、欲しいみたいでした。
ぼこぼこにへこんでいます。きょうも平和です。