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わかったから、もうあけない!

とても怖い言葉!こわい!書きたくもない、言いたくもない、見たくもない!!!そのぐらいわたしにとっては、なぜかこわい言葉なのだけれど、怖かった理由がすこし見つかったから、書いてみようとおもった。

ビックリ、びっくり、おどろく、驚き。

書いている画面をみても気持ちが悪くなるぐらい、こわい言葉!!!目が回るから、休憩しながら書いてみる。気持ち悪い。本当にこわい!この言葉だけで、こんなに体調が悪くなることができるとは。こわい!

何回も気持ち悪くなるから、書きたくても、やっぱりまだこわいみたい。目も回ってくるし、最悪な気持ちになるから大変。こわいーこわいー!

怖くて仕方がないのだけれど、なぜか書きたくなるみたい。


辞書を調べてみたら、「はっとして目がさめる」とか、「注意、関心を呼び起こされる」とか、「意外なことにあって心がさわぐ」とかの、説明が載っていた。

吃驚、喫驚って、当て字だったのですね。「驚」を「喫する」ということで、当てられたんだそうです。そのまんまだ。

それでも、なにかずれていた私は、読みにいなぁとか、変なのーとか、なんでだろうなぁ、って思ったけれど、深く考えたことがなかった。これは学校で、授業で、教えてくれていたことかもしれないから、隠した方がいい恥かもしれないけれど、今の私には、世界がひっくり返るくらいの大発見だったのです。

辞書で調べてからは、こわい言葉から、こちらの言葉に置き換えて、「心が騒いじゃったなぁ」とか、「はっとして目が覚めちゃったなぁ」とか、大丈夫な言葉に言い換えたりしている。すこし、めんどくさいけれど。

あとは、「びびる」とは少し違っていて、「びびる」は、「はにかむ、気後れしてしりごみする」ということらしいです。


体調が悪いときに「喫驚」を「びびる」に変換してみて、落ち着こうと思ったときがあったのだけれど、うまくいかなかった。ぼんやりとした認識ってこうなるからよくないのか。知識を、ぼんやりにしないで、くっきり覚えて使うのも、大事なことなのだなぁ。

「びびる」って、すこし、自分を批判している感じがする。自分を悪く言って、なんとか落ち着こうとしていたのだなぁと思う。だけどやっぱりうまくいかなかった。間違っている。


わたしは今までは、だいたいは、「喫驚」を使うときというのは、何かが破裂したときみたいな、衝撃があったとき、その衝撃自体のことだと思っていて、「目の前」で、起こった、なにかだと思っていた。

ばーん!と、音がしたら、「ばーん!という衝撃の、振動?が、自分に伝わってくるまで」の、部分が、「喫驚」の状態だと思っていた、のだけれど、調べてみたら、もしかしたら、その、「衝撃が起きて、自分に伝わってきて、衝撃を飲み込むところまで」を「喫驚」と言うのかもしれないのかなぁ?と思った。


その衝撃を飲み込んでしまって、大丈夫だったか、大丈夫じゃなかったかって、わたしの心にとって大事だったみたいだ。わたしのぐるぐるした性格をみつけるポイントとして、考えてみるといいところだったみたい。だからすごく、見たくなかったみたい。

びくびくとしたときって、どんなときだったのだろう。

飲み込めないことも、だまって飲み込むことって、わたしとても多かったみたい。飲み込めないことだって、気づいてもいなかったから、おかしいなぁ。

子どものころに、お肉をずっと噛んでも噛み砕けなくて、飲み込めない感じって、あったなぁと思った。そのときは、「喫驚」というよりも、「ごめんなさい」が大きかったかもしれない。間違えたら、喉に詰まってしまうことを、びくびくして、教えてくれていたのか。

その衝撃が起こったときに、自分にどんな反応が起こっていたのかも、見てあげればよかったなぁ。目を向けることが少なかったのかもしれないなぁ。わたしは、今まで出会った、だれよりも、かっこわるいから、見たくない、って、目を背ける、目を瞑る。

「驚」を、「喫する」か、「喫しない」かは、選んでみたらよかったのだ、と、遅いけれど、思った。だけど、そうしたら、止まってしまっていた心が、また、ころころっと動き出して、おもしろい。

わたしは、言葉を、間違えてしまって、余計にみんなとずれていたのかなぁ。学生時代にたくさん使って、それ以来しまわれていた電子辞書。日常で使う言葉を調べる日が来るとは思っていなかった。けれど、へとへとになりながらでも、使うことができた、この静かな機械に、本当にありがとうと思った。


note街ごっこの、街の中のどこかの静かな部屋の中に、この怖いこわい「喫驚」と言う言葉を、本当は嫌だけれど、仕方がないから、人生の大切なものとして、きれいに包んで、きれいな色のペンで名札を書いて、リボンをかけて、とっても可愛くして、絶対に見えないようにしまっておきたい!

もう開けなくてもいいように。本当にこわいし、重たすぎるから、もう絶対に持ち歩きたくないな。

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