うつ?
見るもの、聞くもの、匂い、触るもの、食べるもの、の、何が引き金になるか、わからないとき、ひたすら眠っていました。眠れなくても、横になっていました。起きれなかったので、縦ではいられなかったので、横でした。トイレは、なんとか間に合っていました。今ではちょっと笑えることですけれど、自分が水風船になってしまったような感じだな、って、ぼんやり思っていました。もうちょっとの刺激でわれるからかな、と、今は思い出すと、そんな風に思います。どんな刺激も、ぼよぼよーん、と、伝わってくるのか、伝わっていないのか、なんだろう、という感じでした。
しばらくして、食べていたな〜と、覚えているのは、いちごとキウイとはちみつと緑茶でした。そのころはすごく痩せました。
ふと、たまに、意識が起きている感じの時、近くにあるのは、急須とマグカップと湯沸かしポットで、この三つをお供にして、戦っているというか、しのいでいるというか、過ごしているのですね、と、思っていました。
痩せていることに気づいたら、すごくお腹が空いている気がして、「貪り食う」をしていました。ちゃんと太りました。痩せている時は、何を着ても似合う気がして、なんとなくほっとしていました。太ったら、何も似合わない気がして、何をしてもがっかり、という気分、かもしれません。今は、「食事を楽しむ」に、戻ってきたか、近づいた感じです。ごはんを楽しむのって、御褒美だな、とも、思いました。家族は、贅沢な食事をあまりしない人たちなので、豪華な食事がテレビに映ると、批判的だったのを思い出しました。戦争に行く人が、やっと白米に梅干しのおにぎりを食べて戦っていたシーンが、多分テレビで流れたのを見て、そういうことよ、みたいなことを話していて、子供の頃は、全く理解できず、ハンバーグを食べたいと思っていました。そういう時のために取っておきなさい、の、そういう時って、そういう時になった時は、今がその時ってわかるのかな。
必死で選んで、すがるように購入していた高級な美容グッズは、ほとんどが、使わなかったり、使っても嬉しくなかったり、疲れたり、意味がないという感じがして、無駄にしたり、しまい込んでしまったりしました。今は、すっぴんに、簡単なクリームひとつで満足しています。何もしていないのにひりひりしていたお肌は、何もなかったみたいに静かになりました。
身も心もぼろぼろでかわいそう、とか、なんでもっと早く何かをしなかったの、助けを求めなかったの、とか、の、言葉をたくさん聞きました。私は、その言葉を聞いても、まだぼろぼろじゃないから頑張らなきゃ、とか、もっと頑張っている人がいるんだから、とかを思っていました。もしかしたらぼろぼろだったのかな、と、今でも「?」という感じです。けれど、今、ぼろぼろだと言われなくなって考えてみたら、ボロボロだったのかもしれないね、と、思いました。それに、私も、今、私のことをぼろぼろではないと思っています。
ぼろって、意味を調べて、いつものようにじわじわしています。
今、ミシンや製図を楽しんでいますが、私が服を縫うなんて、いまだにうそみたいに信じられません。始まりは和紙のお店で、可愛いと思ったことでした。無地の和紙も、絵のついた和紙も全部可愛くて、ただ感動しました。最初は可愛いから買って飾ってうっとりして、次に折り紙で触ることを楽しんで、すごく強い和紙や、柔らかくてすぐに解けてしまう和紙や、障子の紙とか、なんとなく、私の中の安心できる部分が、思い出されていって、刺激されていたのかな、と、思います。ぼろぼろだったらしい私は、ずっとぼんやりとした頭だったので、その時親切に教えてくれた店主さんの話が難しくて、少し困っていました。ただ、やって見せてくれたものとか、綺麗な手つきとか、作品とか、見せてくれた全部が、何かの「やさしい?」部分に注目させてくれた気がしています。その店主さんが、折り紙を糸でつなげて飾っていたのを見て、可愛くて、真似してやってみようとしたのが、編み物の始まりでした。でもどうつなげようとしても、丁寧に教わっても、脳みそが真っ白になった感じで動けませんでした。針と糸に馴染みがなかったし、針は、やたらに怖かったし、糸は意地悪なくらい絡まりました。でも、練習だ、と思って、たくさん糸を絡ませて失敗しました。なんとなく行き場がなくなっても、しばらく続けていました。自分のペースでできるように、本を探そうと思って、本屋さんの折り紙の本を見ても、難しかったです。それで毛糸のパンツの本を隣の棚で見つけて購入して、休憩のつもりで編み物を始めました。一番太い針と毛糸で(完成しなかったけれど)編み目を作ることができました。
興味がうまれてくることが、いやになるな、全部やめちゃえばいいのになって、心の底では思っていたけど、起きて何かしている私を見て、家族の緊張した雰囲気が少し和らいだ気がして、こんなちょっとのことなのになって、こんなことで、って、自分のことを鼻で笑いながら、私のせいで家族に与えてしまったストレスが一瞬だけでも和らいでくれるのがわかるから、どうしてもやめられなくなっちゃって、いろんなものを編みました。興味だけにつられてやってみようとしたことしか、何かを忘れることができなかったのかもしれないなって、思い出すとそんな感じです。
ずっと、「このおかしなぼんやり」が、「すぐ終わる?」のだから、さぼっていないで、次の時に備えて、社会においていかれないように、せめて、と、考えて、体力も落としちゃいけないし、社会人的になんとかできるスキルを持たなきゃいけないし、ということで、英会話、ヨガ、トレーニング、ダイエット、簿記、他にもいろいろやってみてみたけれど、行き止まりから抜け出せる気配さえ見えませんでした。またできない、どうしよう、ぼんやり、のループを続けて、頑張ったり、勉強しようとしたりするほどに、できるようになりたかったことから先に、できなくなっていく感じがしました。
「やりたかったことをやりなさい」の本を教えてもらってやってみたとき、こども心?遊び心?を、思い出しましょうみたいなワークで、シールを貼ったり、ぐちゃぐちゃに色をぬったり、ばかみたいなことを毎週一回やってみた時、和紙を可愛いと思った時、毛糸のパンツの本を見つけた時、が、合わさって、できなきゃいけないことができないこと、も、合わさって、真っ暗な井戸に落ちてしまったみたいな気分も合わさって、井戸が溢れるくらいの涙も流して、それも合わさって、なぜか今は、洋服を縫ってみているんですよね。今までエプロンとナップザックくらいしか作ったことないのに。
うーん。アフォーダンス、ローラーブレード、の話、難しいけど、転んで、ひざ小僧をすりむいちゃって、血が出て、痛くて、怖くて、泣いていても、一人で立ち上がれること、赤ちゃんも頑張っていて、転んで、脳みそすりむいちゃっても、サポーターをちゃんとつけて、もう一回、「おっかなびっくり」アフォーダンスしたいな。?。
「贅沢に全部揃えてからやらなくても」「やりたいことがある人はコピー用紙でさえ素晴らしい作品にするのに」「本当にちゃんとやるの?」「だんだん揃えていけばいいじゃない」ミシンって、とっても高い!ので、家族にはまた緊張が走りました。こんな大きなカッターマット必要なの?!ローラーカッター?何それ?ロックミシン?!!?!
家族って、私と似たところがあるはずですよね。みんな怖がって、毎回わーわーしています。と思ったら、また「ほっぽりだして」編み物したりiPadに向かってずっとキーボードを触っていたり、世界服飾大図鑑がAmazonで届いたりして、本当にわーわー賑やかです。
襤褸(ぼろ)
使い古して破れなどした、役に立たない布。ぼろきれ。
着古して破れた着物。つづれ。「襤褸をまとう」
使い古して壊れているもの、役に立たなくなったもの。「襤褸靴」「襤褸の自転車」
隠している欠点、短所。また、失敗。「襤褸を出す」「襤褸を隠す」
梵論、暮露(ぼろ)
虚無僧(こむそう)の旧称。深い編笠をかぶり、尺八を吹きつつ人の門戸に物を乞う修行者。梵論師(ぼろんじ)ぼろぼろ。徒然草「いろをし房と申すぼろやおはします」
ぼろ
(接頭)不当に多い、程度がひどい、などの意。「ぼろもうけ」「ぼろ負け」
ぼろい
(形)元手や労力にくらべて利益が甚だ多い。「ぼろい商売」
襤褸市(ぼろいち)
東京世田谷など各地で行われる古着、小物市の俗称。農具、日用雑貨や節季の物品も売られ、にぎわう。
ほろ旨い
(形)ちょっとうまい。やや安易である。浄、義経千本桜「おどしてこの場を抜けるのか。ほろ旨い、そんな事春永になされ」
襤褸買(ぼろかい)
ぼろを買うこと。また、その人。
相手かまわず女と関係すること。また、その人。ぼろっかい。
襤褸切れ(ぼろきれ)
ぼろの切れはし。
ほろく
(自下二)くずれる。ぼろぼろ砕ける。
ほろく
(副)いささか。少し。今昔物語集(25)「翁は彼が心ばへをしほろく知りたれば申すなり」
襤褸糞(ぼろくそ)
劣悪なものをののしっていう語。また、劣悪なものとしてののしって言うさま」「ぼろくそに言う」
襤褸ける(ぼろける)
衣服、布などが使い古されてぼろになる。
人が零落する。
零落(れいらく)
草木の葉が枯れ落ちること。菅家文章(5)「何に因りてか苦(ねむごろ)に惜む、花の零落することを」
おちぶれること。さびれること。すたれること。源平盛衰記(14)「運衰へて諸国に零落し」「零落の身」「見る影もなく零落する」
死ぬこと。
ほろっと
(副)
軽いもの、小粒のものがこぼれ落ちたり散ったりするさま。「涙がほろっとこぼれる」
わずかな苦味や酔いを快くかんじるさま。「ビール一杯でほろっとする」
情緒を刺激されて感動するさま。「人情話にほろっとする」
ぽろっと
(副)
軽いもの、粒状のものが簡単に取れたり落ちたりするさま。「球をぽろっと落とす」
隠れていた物事が思いがけず表に現れるさま。「密約をぽろっともらす」
襤褸綴じ(ぼろとじ)
ぼろをとじ合わせること。また、その着物。
つまらない針仕事。
確かに、襤褸綴じは、私は、ちょっとつまらないな。
ほろ苦い(ほろにがい)
多少にがみがある。「ほろ苦い味」「ほろ苦い思い出」
滅びる、亡びる(ほろびる)
なくなる。滅亡する。消滅する。伊勢物語「いとかたはなり。身もほろびなん」平家物語(1)「猛き者も遂にはほろびぬ」「文明がほろびる」
おちぶれる。零落する。枕草子「いとことやうに、ほろびて侍る身なれば」
滅ぼす、亡ぼす(ほろぼす)
滅びるようにする。滅亡させる。無くする。万葉集「君が行く道の長てを繰りたたね焼きほろぼさむ天(あめ)の火もがも」平家物語「いかにして平家をほろぼし本望を遂げむ」「身をほろぼす」
ほろほろ
木の葉などが散るさま。枕草子「黄なる葉どものほろほろとこぼれ落つる」
人が散り散りになるさま。源氏物語「修法の壇こぼちて、ほろほろと出づるに」
着物などがもろく裂け破れるさま。源氏物語「ほころびほろほろと絶えぬ」
涙のこぼれ落ちるさま。ぼろぼろ。浜松中納言物語「いみじう哀れに我とほろほろと泣くと思ふに」
物を食う音。ぽりぽり。源氏物語「栗やなどやうの物にや、ほろほろと食ふも」
雉(きじ)や山鳥の鳴き声。玉葉集「山鳥のほろほろとなく声聞けば父かとぞ思ふ母かとぞ思ふ」
ぼろぼろ
細かい破片や粒状のものが大量にこぼれ落ちるさま。「パンくずをぼろぼろと落す」
ものが風化してもろくなったり使い古して破れたりしているさま。比喩的にもいう。「ぼろぼろの辞書」「身も心もぼろぼろに傷つく」
比喩的に、隠れていた事柄が次々に現れるさま。「悪事がぼろぼろ露見する」
ぽろぽろ
軽いものが一つ一つ落ちるさま。「ぽろぽろと涙をこぼす」
ものの水分が無くなって小さな粒状にまとまっているさま。「卵をぽろぽろにいりつける」
ぼろ負け
ひどく負けること。完敗。
ぼろ儲け
わずかな元手、労力で、過大な利益を得ること。
ほろり
物のもろく散り落ちるさま。
涙の落ちるさま。
深く感じて、涙ぐむさま。「哀れな話にほろりとする」
軽く酒に酔うさま。「ほろりとした酔い加減」
ぼろり
まばらなさま。狂、通円「ぼろりとしたる往来の茶代りの無きぞ悲しき」
ぽろり
小さなものがはなれて落ちるさま。また、思わずとり落とすさま。
涙の落ちるさま。
不用意に外に表し出すさま。「ぽろりと本音をもらす」
ほろろぐ
塊(かたまり)を崩しわける。ばらばらにする。源氏物語(鈴虫)「荷葉(かよう)の方をあはせたる名香、蜜をかくしほろろげてたき匂はしたる」
襤褸綿(ぼろわた)
使い古した綿。
ホロン(holon)
(ギリシア語で全体の意のholosから)1967年、ケストラーの造語。生物における個体、器官、組織、細胞のように階層構造の中間段階にあって、一つ下段には全体として、逆に一つ上段には個として働く実体に対して与えた名称。全体を見失う危険への警告の意味で提唱された。
贅沢(ぜいたく)必要以上に金をかけること。分に過ぎたおごり。「贅沢な暮し」
ものごとが必要な限度を越えていること。
分(ぶん)(呉音。漢音はフン)
わけること。「五分の一」「二分、分割、配分」
区別すること。「分別(ふんべつ、ぶんべつ)、分明(ふんみよう、ぶんめい)、検分」
わかれること。わかれ出たもの。「分家、分流、分裂、分離」
全体を構成する要素。一部。また、量。「余った分は君にやる」「部分、成分、糖分、多分、一年分」
わりあて。わけ前。宇治拾遺物語「己が分とて送りたるは殊の外多く出来たりければ」「取り分」
わけ与えられた性質、地位。身の程。力量。徒然草「力衰へて分を知らざれば病を受く」「分に応ずる」「天分、性分、分際、身分、客分、分相応」
仮に定められた人間関係。名目。東海道中膝栗毛(初)「何と親子の分にしようぢやあねえか」「親分、子分」
当然そうあるべきこと。なすべき務め。椿説弓張月(後編)「分の敵を討つて非分の者を討たず」「おのおの分を尽す」「職分、本分」
程度。様子。伎、傾情吾嬬鑑「あの長兵衛をおツ片付ける分のことよ」「この分なら安心だ」「気分」
分数、分母の略。「通分」
贅沢三昧(ぜいたくざんまい)
贅沢を思うままにすること。
贅沢品(ぜいたくひん)
必要以上に金をかけた品。直接生活に必要ない高価な品。
おごり(驕り、傲り、奢り)
得意になってたかぶること。思い上がり「おごりが油断を生む」
(奢)贅沢をすること。奢侈(しやし)「奢を極める」
(奢)人にごちそうすること。ふるまい。大唐西域記(長寛点)「競いて奢り(おこり)侈(おこり)を為す」「ぼくの奢りだから、遠慮なくどうぞ」
分が悪い
条件や形勢が悪く、自分が有利になる見込みが少ない。戦って勝つ可能性が少ない。
分別(ふんべつ)
(もと仏語から)心が外界を思いはかること。理性で物事の善悪、道理を区別してわきまえること。徒然草「分別みだりに起りて、得失やむ時なし」
考えること。思案をめぐらすこと。狂、萩大名「今日はどれへぞ珍しい所へお供致したいものでござる。汝、分別をしてみよ」
世間的な経験、識見などから出る考え。判断。好色五人女(4)「久七分別して、いやいや、根深、にんにく食ひし口中もしれずと、やめけることのうれし」「分別がつく」「分別のある人」「思慮分別」
(僧の隠語)鰹節
奢侈(しゃし)
必要程度や分限を越えたくらしをすること。おごり。ぜいたく。太平記「自ら居所を案ずるは俗士の奢侈なり」「奢侈に流れる」「奢侈品」
奢侈税(しゃしぜい)
ぜいたくとみなされる財、サービスに課する税。
戦争こわい。
毎年この時期は戦争をより一層身近に感じます。
戦争こわい。どんな映画を見ても、戦争の跡地に行っても、滝のように涙が流れるだけで、なんもできません。
戦争の悲惨なシーンの前にある、愛情いっぱいの人たちの、普通の生活シーンを、うっかり、心から、無意識でも、感動して、大切で、守りたいという気持ちに、作り手の思惑通り?、に、心の底から幸せを願って、怖いサイレンの音を聞いて、戦争映画だったことに気づく。あ、今心から幸せでいてほしいって願っちゃったこの家族は、思いつくこともできないほどの苦しみを味わってなくなっていくんだね、って力が抜けていって考えられなくなって、ただただ悲しくて、悲しいだけで脳みそはキャパオーバーして、言葉にもならなくて、大量の涙がでてくるだけの役立たずな人になる。
最近、コロナに初めて感染して、怖かったです。怖かったけれど、周りの人たちは冷静で、病院で診察するのも、待つのも、薬をもらうのも、流れるように対応が決まっていて、熱でぼーっとしながらの病院でしたが、気づいたらもう家に向かっているくらいでした。すごいなぁ。それにとても心づよく感じました。ありがとうございました。って、本当はもっと言いたかったけれど、、と、思って、そのまま今になっています。かっこいいなと思いました。
心が壮大になっている。
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