継続する力

恥ずかしながら、通信教育が続いたためしが無い。
中学生の時も、大人になってからも。

始める時はきっとできるはずと思っている。
そんなに難しいことではないはずと思っている。

なのに。

いつの間にか、毎月の添削課題を送ることが出来なくなっていく。
何故だろう。

最初は調子よくいく。
でもそのうちに、例えば風邪で熱が出たり、思わぬアクシデントで
課題が一回送れなくなると、もうだめだ。
その時点でその後のやる気がはらはらと崩れ落ちるのだ。
巻き返してやろうという気持ちが湧いてこない。

「一回抜けても大したことではない」
「次頑張れば大丈夫だ」と
頭のどこかで声はするのだけれど、
もうだめだ。

提出期限が近付いていることには気付いているのに目を背けてしまう。
「そろそろ取り掛かっておいた方がいいんじゃない？」と心の声がするのに
聞こえないフリをする。
今からでも間に合うよ、という時にも腰があがらない。

何故だろう。

計画を立てるのはとても好きだ。
かといって予定通りにいかないと気が済まない完璧主義者というわけでもナイ。
かなりボンヤリだし、悪い意味でのいい加減なところがあるし、
割とまぁまぁに生きている。
ああしてこうして、と紙の上で色々な予定を組んだり段取りをしたりするのは人より好きかもしれない。
計画を立てた段階で、ある程度やり終えた感を感じるところがある。

やってもいないのにやり終えた感。
これがそもそもの原因の一つかもしれない。

今回の魔女への修行は、いろんな事を探りながらの道である。
迷ったり、惑ったり、挫けたり、落ち込んだり、塞ぎ込んだりすることは
想定の範囲内だ。
生涯をかけて辿り着きたい目標であるので
これを途中で投げ出すのは情けない。
真面目にコツコツ。
地道にコツコツ。
あちこち寄り道回り道一休みしたとしても。

今度は最後まで諦めないようがんばろう。