子どもの時間
ごきげんよう。
子どもの時間感覚を取り戻したい
しろひつじです。
前回書いたように、子どもたちは濃密な時間の使い方をしています。
短時間にギュッと詰まっている。
小さいコップに入った濃いカルピスのように。
NHKのEテレの子ども向け番組の多くは、15分でもう次の番組になります。5分番組だってあります。
小さい子は、集中力や興味が30分も持たないと言えば、そうなのでしょうけれど、実際に見ているとその内容は
濃い。
濃いぞ。
目まぐるしく、明るく、新しい情報がカラフルにあふれてくる感じ!
子ども向けという先入観を捨て、大人目線のツッコみも入れながら、興味を持って前のめりに見ていると、大人でももちろんついていけます。
「え?まだ15分しかたってないの?」と言うことが出来ます。
子ども時間の追体験です。
時間を濃く過ごすためには、新しいことに興味を持つ感覚が要る気がしてきました。
物事を新鮮な目線で見ることが出来るか、にかかっているのかもしれません。
いつもの電車、いつもの環境、いつもの生活、いつもの自分。
何に対しても、もうわかりきったことだと、当たり前だと、つまらないことだ、と思ってはいないでしょうか?
それは、わかったつもりになっているだけなのかもしれない。
大人になってくると、知らないことが恥ずかしいとか、格好が悪いとか
思ってしまいがちですよね。ちょっといいカッコしたいですもん。
でも。
知っているフリをする人より、わからないことを
「わからない。それはどういうことなの?」と正直に言える人のほうが、ありのままで、とても格好良いと思うのです。
「それは何?」「どうして?」からの
「そうか!」が、
大人になっても時間を濃く使うコツかもしれません。
新しいことを知れる喜び、というのかな。
自分の世界がほんのちょっと広がって、豊かになる気がします。
ほんのちょっとでも、それで充分です。
わたしはつい「相変わらずの毎日」って思ってしまうときがあります。こうすると何だか、自分の生活を無彩色に見える眼鏡をかけて、自らつまらなくしているみたい。
同じような生活に見えていても、全く同じなんて、きっとないですよね。
変化に気づこうとするだけで、何か心持ちが変わる気もします。
空に浮かぶ雲の表情や、建設中のビルの高さや、屋上広告が変わったとか、新しく開店するカフェだとか、街路樹の葉の色だとか。
気づけばいろいろありそうです。
毎日一つずつでも、昨日と違うことを見つけてみると、ちょっと日々を楽しめることになるかもしれません。1日がちょっと長く感じるかもしれませんね。
ちょっとでいいんです、ちょっとで。
小さな変化が積もっていって、少しづつ、子どもの時間を取り戻すのです。
わたしのことだから、毎日ちゃんと続けるかはアヤシイですが、時々は思い出してみようと思います。無彩色気味の生活も、いくらか明るく見えてくるかもしれません。時間がたくさんあったら嬉しいなぁ、少し、楽しみです。
きょうはここまで。
読んでくださってありがとうございました。
皆さまに、楽しい気づきがありますように!
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