バレンタインEve1

アスペルガーの疑いがある宏とバレンタインEveデートに行きました。初めは2/14は空いてると言っていたので14をお願いしたのに、直後に「都合が悪いから別の日にして」「カフェにして」「怪我してるからアルコールは飲めない」とネガティブ発言の連発。あのな、バレンタインだからイベントだからいつもと違うおしゃれなところで食事したいと思っているのに。なんだよその要求。50歳過ぎのおじさんの答えとは思えない。結局、私は都内の夜景がキレイなホテルのレストランを予約。3皿+ワンドリンク、彼の希望は叶えず、私の希望を優先しました。

宏は予約の30分前に着いて私を待ってくれてました。しかし、顔の表情が硬い。とりあえず一緒に高層フロアのレストランへ。お店にお願いしてた夜景のキレイな席が叶い、スカイツリーが綺麗に見える席に座り気分が上がった。やっと彼の笑顔が出て「行ってみたいホテルだった」「ありがとう」「お金があるっていいね、こういうところに来れる」との言葉をもらった。

でもさ、宏の当初の希望とは全然違うんだよね、このプラン。真逆だよ、彼が望んでいたものと。だから、「カフェよりこっちがいい」「白すけの選定がいいね」とか言ってほしいのよ、私は。だって多少高いレストランって、やっぱり2人を盛り上げてくれるサービス、食事、景色から作られる思い出を演出してくれるよ。お金があるとかっていうより、この素敵な空間で誰と時間を過ごして思い出を共有するのかが重要なんだよね、私にとって。彼が当初、私と過ごす時間を餌を食べる程度に考えているのが分かって、凹んで不愉快がずーっと心に残ってた。

彼の気分が良くなったところで、スパークリングを飲み、確認したかった質問をしまくった。

Q1:どれくらい私の事好き?
A1:スカイツリーぐらい(何との比較?比喩?)

Q2:あの人とあの人を比較した中では誰が一番好き?
A2:もちろん白すけだよ

Q3:私の誕生日にこの高級ホテルにお泊りしてくれる?
A3:いやーそれは。確認します。(誰にだよ!)

Q4:今度の日曜は一緒に過ごそう!(マラソン大会棄権予定なので)
A4:え。ちょっとまって。確認させて。
(なんで明後日の予定がわからないんだよ!)

Q5:東京マラソンのゼッケンは一緒に取りに行こう!
A5:(しぶしぶ)わかった。木曜日に行こう。

Q6:東京マラソンの当日、スタートとゴールで待ってるよ。荷物預かるね!
Q6:無回答

Q7:6月のXXマラソン大会、今年も一緒に出るよね?セットで申し込むよ?
A7:え、10Kのためだけに遠くへ行きたくないな。他にも○○とかあるよ?
(去年は「また出ようね」と言っていた大会。)

Q8:バレンタインに会えないのは寂しい。明日、電話が欲しい!
A8:(しぶしぶ)電話します。

本人がその場で決めれることが多いと思うのに「確認する」の連発。
誰に何を確認するの?嫁?ヒサ子?私の約束は優先してもらえないのね。ホント悲しくて落ち込みます。

宏はこの手の私の質問が一通り終わった後、
「白すけ、ヤクザみたいに絡んでくる」
「嫌味を言うから胃が痛くなる」
と言って、宏の同僚おじさんの話や自分の仕事が忙しいやらおじさんの相手ばかりだと愚痴を言い始めた。自分に触れてほしくないのであろうが、普段も会社関連の話を聞いているので1時間近くも話されるのは勘弁だった。
せっかく綺麗な夜景を前にしてるのに、ランチ時に歯に食べカスをつけたおじさんの話ってセンスない。ホントわかってないな、宏。

前からそうだが、ちょっとシツこいお願いをするとすぐに「嫌味」「やくざ」という言葉を使う。こちらは宏が想像できないから丁寧に理由とその心境を話しているのに。特に今日の反応から言葉と気持ちが合ってないことを感じた。ワサビを食べて「しょっぱい」と言ってるような。アスペに自分の心ドンピシャな言葉を選んでこいと言っても、無理だもんね。応用質問が多すぎたから仕方ない。

彼はサラダを完食、パンも二回おかわりしてメインの肉を食べ尽くした。デザートの時に、私が準備していたチョコをあげる。開封もせずに鞄にしまおうとするので、「今、あけて」と頼みリアクションを共有した。プレゼントをもらった時の喜び方を知らないのか、この人。ハートが真ん中についてる、超わかりやすいシンプルチョコ。彼に「このチョコは私の気持ち。どういう意味かわかる?」と聞いたら「当たり前じゃないの!」とヘナヘナしがら言う。去年もそうだったが、彼はディナーの奢りよりチョコをもらう方がテンション上がるらしい。このタイミングは「ありがとう」を言った。リアクション薄っ!それだけ?

このチョコ、カカオサンパカの板チョコで可愛いのよ。義理チョコでは意味深過ぎてあげれない形と値段。宏が私以外の女と食べた時を想定したもの、、、なんて、宏は気付く訳ない様子。

気がついたらもう22時。彼から帰ろうとお開き宣言。ホントは東京タワーに行く予定だったが諦めてお開きにした。お会計の時、彼は財布も取り出さず「ごちそうさま」もなし。コイツ「マヂカ〜!」

彼は最寄りの地下鉄で帰ると言ったけど、私の最寄りの新橋まで送って欲しいとお願いして、結局ついて来てくれた。奢ってあげたんだから、15分くらいの遠回りは自発的にやって欲しいけど想像できないらしい。

新橋が近づいてくるとバニーガールの店のポスターがあり、「宏の大好物じゃん⁉︎私と別れた後、行く?」と聞いたら「行ってみたいんだよね」と言われた。「ラブラブなデートが終わろうとしてるのに、その返事はドン引きだね」と私が伝えると、笑うとこだよと言われた。どこが笑えるんだよ、呆れた。

宏に会えて楽しい時間だった。けど、ポツポツアスペ的な回答に胸が痛む。私は食事も全部残してしまった。もちろん宏は一言も言わない。宏は私と嫁の他にヒサ子と付き合い始め、彼女とのデート調整に忙しくしてるのだ。本人は騙し通してるつもりらしい。

こんなわけで、これから彼の行動から自分の気持ちを整理していきたいと思います。







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