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「夜職をやめたい」「でも、何から始めたらよいか分からない」と悩んでいるあなたへ

☑️「夜の仕事は楽しいけれど、年齢的・体力的にだんだん辛くなってきた」

☑️「周りがどんどん就職や結婚をしていくのに、このままで良いのかな・・・」

☑️「親や彼氏に言えない仕事を続けるのは、精神的に疲れる・・・」

☑️「でも、今さら昼の仕事には戻れない」

☑️「何から始めたらよいのか、分からない」

いわゆる夜職=風俗や水商売のお仕事をしている人であれば、誰もがこうした不安や悩みを感じたことがあると思います。

将来のことを考えると、不安で眠れない・・・という状態になってしまうこともあるでしょう。

意を決して、夜の仕事から昼の仕事に移行しようとしても、昼の世界に至るまでの道のりには、様々な「谷」や「壁」が存在しています。

夜の世界から昼の世界への移行を妨げる「死の谷」

現金日払いから月給制の仕事に移行する際、無収入の期間=「魔の1ヶ月」が生じます。この1ヶ月に耐えられずに、再び現金日払いの夜職に戻ってしまう人もいます。

10代の頃から夜職で働いてきた人の場合、履歴書の「職歴の空白」をどう埋めればよいかわからず、昼の仕事に応募すること自体ができずに立ち止まってしまうこともあります。

メンタルの不調や生活リズムの問題で、朝決まった時間に起きて、決まった時間に働く、という「定時の壁」が越えられない人もいます。

いったい、どうすればこれらの問題をクリアすることができるのだろうか・・・と途方に暮れている人も少なくないはずです。

私は2015年に風俗ではたらく女性のための無料生活・相談窓口「風テラス」を立ち上げ、約9年間で1万人を超える女性たちに支援を届けてきました。

その中でも、セカンドキャリアの問題に関するご相談は非常に多く、現場ではたらく女性たちにとって、大きな悩みになっていることを実感しました。

そこで、風俗の仕事をやめることに成功し、現在は昼の世界でセカンドキャリアを歩んでいる女性たちにインタビューをして、夜の世界から昼の世界に移行しようとする人の前に立ちはだかる「谷」や「壁」を越えるための方法を明らかにすることを目指しました。

2024年の春から秋にかけて、合計で13名の女性の方々がインタビューに協力してくださりました。どの女性も、「自分の経験が、現在働いている人たちのお役に立てば嬉しいです」とおっしゃってくださり、具体的な体験談を基に、成功例や失敗例も交えて、貴重なお話をしてくださりました。

☑️20代前半からデリヘルで働いていたが、30代になって、10年間の職歴の空白を乗り越えて一般の仕事に就くことに成功したAさん

☑️大学時代、親からの援助がない中で、ソープで働いて自力で学費や生活費を稼ぎ、就職の内定と同時にすっぱりと辞めることに成功したBさん

☑️家庭不和やメンタルの不調、新卒での就職の挫折を乗り越えて、障害者雇用枠を利用して、公務員としてはたらくことができるようになった発達障害のCさん

☑️大学中退後、ホストクラブの担当のためにソープで働き始めたが、自分のことを大切にしてくれる男性との出会い~結婚によって、ホストクラブへの依存から脱することができたDさん

☑️開業の費用をマットヘルスで貯め、現在は独立して活躍しているFさん

☑️援助交際で生き延びていた家出少女だった10代を経て、一念発起して20代半ばで医学部受験を決意し、猛勉強の末、見事に合格を果たしたGさん

☑️ソープから水商売に移行して、苦労しながらも金銭感覚を立て直し、結婚によって卒業することに成功したHさん

☑️20代半ばまでデリヘルやM性感の仕事をした後、留学でヨーロッパにわたり、現在は大学で教員をしているIさん

☑️親の失業で大学の学費が支払えなくなるも、知恵を絞ってパパ活で稼ぎ、大手企業に就職することに成功したJさん

☑️親からの虐待やメンタルの不調を乗り越え、援助交際やおっぱいパブ、デリヘルの仕事を経て、資格を取って一般の仕事に就職することに成功したKさん

13名の女性の方々へのインタビューを行って確信したことは、どんな状況であっても、本人の意思と周りのサポートがあれば、風俗の仕事を卒業して、昼の世界で新たなキャリアと人生を築いていくことは十分に可能、ということです。

セカンドキャリアを築くためには、就職・結婚・開業・独立など、たくさんの方法がある。履歴書の空白を埋める方法はいくらでもあるし、本人の意志と努力があれば、どんな職種にも就くことができる。そして、夜職以上に稼ぐこともできる。「夜の仕事をしていたから」といって、やりたいこと、なりたいものをあきらめる必要は、まったくない。こうしたことが、インタビューを通して明らかになりました。

13名の女性の方々へのインタビューをまとめた本『風俗嬢のその後』は、2025年3月に、ちくま新書から出版いたします。

「そろそろ夜の仕事を卒業したいな・・・」「でも、何から始めたらよいか、わからない」と悩んでおられる方は、まず、毎日の飲み代やタクシー代、ホスト代に使っているお金のうち、1,100円だけでいいので、この本を予約する費用に充ててみてください。

13名の先輩の体験談を読むことを通して、必ず、これからのあなたの役に立つ具体的な情報や、勇気づけられるエピソードが見つかるはずです。

インタビューの中で、ある女性の方(ソープ勤務)が語っていたのは、「やめどきを逃さない」ことの大切さです。

夜の仕事をしていると、それなりにお金が入ってきて、毎日をやり過ごせてしまうため、「貯金ができてから」「彼氏ができてから」やめることを考えよう、と思いがちです。

しかし、「なんとなく夜の仕事を続けていたら、いつのまにか貯金ができていた」「いつのまにか彼氏ができていた」ということは、まず起こりません。

「やめるためのきっかけ」は、なんとなく毎日を過ごしているだけでは、いつまで経っても見つかりません。「やめたい」と思った時点が、やめどきです。

時間が経つと、「やめたい」という気持ちはどこかに行ってしまい、また何年後かに同じ気持ちになったときには、夜の世界でのキャリアが長くなってしまい、ますますやめづらくなっている・・・という結果になりがちです。

「やめたいのかどうか、自分でもはっきりわからない・・」という場合は、無理にこの本を読まなくても大丈夫です。「まだまだ夜の仕事を続けていきたい!」という場合も、読まなくてOKです。

ただ、日々の仕事をしている中で、「やめたい」という気持ちが少しでもある場合、ほんのちょっと、1日1ミリのペースでもいいので、まずは行動を起こすことが重要です。

「やめたい」という気持ちが少しでもある場合、行動の第一歩として、今すぐ『風俗嬢のその後』をAmazonで予約してみてください。

大切なのは、「本を購入すること」「読むこと」自体ではなく、「予約する」という行為です。

仮に「買ったけれど、時間がなくて読めなかった」「読んだけれど、いまいちだった」という結果になってしまっても(もちろん、著者としてはそうなってほしくはないですが・・・)、「セカンドキャリアを築くためのヒントが書かれている本を、発売前に予約した」という事実は残ります。そして、それは「未来の自分のために行動した」という自信につながります。

目の前の利益に翻弄されるのではなく、未来の利益を得るために先回りして準備しておく、という習慣は、夜の世界と昼の世界の間にある「谷」や「壁」を越えるための、とても重要なポイントになります。

「本を発売前に予約する」という振る舞いを、これまでの人生で一度もやったことがない、という方は、ぜひこの機会に、チャレンジしてみてください。きっと、大きな自信につながります。

本書が、「読む処方箋」として、あなたが夜の仕事を円満に卒業し、自分らしいセカンドキャリアを築くためのお役に立つことを願っています。


●2月22日(土)、話題の『聖と性』(まりてん・講談社)のオンライン読書会を開催します!著者のまりてんさんも参加予定です。

●3月22日(土)、夜職サミット2025春『脱がずに生きる ~元ソープ嬢と元セクシー女優が教える「自分らしいセカンドキャリア」のつくり方~』を池袋で開催します!


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