ヨーロッパをめぐった旅 #15(オスロ出発~ストックホルム観光)
こんにちは!
アクセスありがとうございます!
今回は2023年6月のヨーロッパ旅行の第15弾を書いていきます!
全体の旅程についてはこちらから見ることができます。
また前回の記事についてはこちらから見ることができます。
それでは早速、旅を振り返っていきます!
※文中に記載の各情報(交通費用・行き先・観光施設の料金/展示物など)は2023年6月時点のものであり、現在は変動/終了している場合があります
ストックホルムへ移動
オスロ中央駅からすぐ近くのところにバスターミナルがあります。
そこから昼夜問わずノルウェー内外の各地に路線が延びています。
クロアチア~スロベニア間以来のバス移動となりました。(夜間は今回が唯一)
料金は 33.41ユーロ(約5,260円) でした。やっぱりバスはリーズナブルで良いです。
雨が降るなか、23時半ごろにオスロを出発しました。
車内の雰囲気は日本の夜行バスと同じような感じでした。
ぐっすりとまではいかなかったですが、ちょくちょく眠ることができました。
バスは国境を越え、翌朝6時ごろ、ストックホルムに到着しました。
着いた時点では曇り空でした。
スウェーデンについて
スウェーデンに入りましたので、まずは基本情報から。
スウェーデンも立憲君主制の国なのですね。
北欧の中では最大の国になります。
スウェーデンでの滞在はストックホルムでの1日と短かったですが、中身の濃い時間となりました。
王立公園
まず最初に向かったのは王立公園でした。
ストックホルムに着いた時点で6時台だったので、インスブルックのときと同様に朝のウォーキング感覚でした笑
ストックホルム中央駅から15分ほど歩き、王立公園に到着しました。
まずは下の写真のような噴水池がお出迎えです。
王立公園はその名から想像できるかと思いますが、18世紀末までは宮廷庭園として王族や貴族の散策の場でした。
公園内には上の写真をはじめとしていくつかの像が立っています。
元々宮廷庭園だった名残なのでしょうか。
今にも雨が降り出しそうな空模様だったため、私が行ったときはどんよりとした感じは否めなかったですが、像もあり、池もあり、並木道も整備されていて、やはりストックホルム市民の憩いの場に相応しい公園でした。
ガムラ・スタン
王立公園を後にして、ここからはガムラ・スタン内にある施設を回ります。
ガムラ・スタン一帯は旧市街地となっていて、多くの観光施設があります。
ガムラ・スタン内の注目施設の一つ、ストックホルム宮殿にも行きたかったのですが、ここに行くとかなりの時間を要する気がしたので、ここへはまたの機会に行くことにします!
大聖堂
まずは大聖堂に入りました。
9時開館だったのですが、私がこの日の一番客のようでした。
ストックホルム最古の教会で、王室の戴冠式や結婚式なども開かれています。
内部にはステンドグラスや彫刻作品も並んでいます。
今回の旅でいくつもの大聖堂に行きましたが、黄金色の作品が多く飾られていて、装飾は一番圧巻だったと思います。
散策
さて、大聖堂を後にして、次はノーベル博物館に向かう予定なのですが、10時の開館まで少々時間があったので、ガムラ・スタン内を散策することに。
このガムラ・スタン内には、モーテン・トローツィグ・グレンと呼ばれる通りがあります。
この通り、幅がとても狭く、90cmほどしかないそうです。
この写真からしても狭く感じますが、反対側からだとさらに狭く感じます。
私が通ったときは人とすれ違うことがなかったですが、すれ違う際にはなかなか大変ですね。。
さて、10時になりましたので、ノーベル博物館に入ります。
ノーベル博物館
その名の通り、ノーベル賞に関する博物館です。
スウェーデンといえば、ノーベル賞を創設したことで有名なアルフレッド・ノーベルの出身国です。
館内では、ノーベル賞の歴史をはじめ、年代ごとの歴代受賞者に関する情報が紹介されています。
日本語のオーディオガイドもあります。
また、一部の受賞者の受賞物も展示されていて、日本人で受賞された小柴昌俊さんや益川敏英さんの作品も展示されていました。
オスロでノーベル平和センターに行けなかった分、2倍満喫したような感じでした。
貴族の館
続いて向かったのは貴族の館です。
1668年に建設されたバロック様式の建物で、現在も貴族が実際に使用しているようです。
それでも基本的には一般的に公開され、内部のホールで音楽のコンサートが開催されることもあるのだとか。
上の写真の壁にも貼られていますが、内部には2300を超える貴族の紋章の楯が飾られています。
館名からも想像されたのですが、やはり「貴族」って感じの内部でした(表現が雑・・・)。
派手かと言われると決してそうではないのですが、全体的にエレガントな造りであると感じました。
こういったところを行き来できるような生活をしてみたいものです。。
リッダーホルム教会
お次はリッダーホルム教会へ。
13世紀半ばにフランシスコ修道院として建てられたのが始まりで、現在の建物は1846年に再建されたものになります。
写真からもわかるのですが、何と言っても高い尖塔が目立ちます。
ガムラ・スタンを象徴するような目印と言っても過言でない気がします。
写真に映っていないので、伝わりづらいのですが、どことなく柱が比較的太い印象を受けました。
昨日夜に建築について色々聞いていたことから、この日以降、やはり建物の構造を意識していたのかもしれません汗
欧州は安定陸塊の国々が多く、日本ほど柱が太くなくとも問題ないのですが、それでも不思議と一つの建物として違和感なく収まっているように見えるんですよね。
この記事の冒頭に掲載したストックホルム中央駅構内の写真も、北欧の建物のデザインって特におしゃれで綺麗に感じられます。
というわけで、素人ながらに建築物やデザイン性を感じつつ、リッダーホルム教会を後にし、さらにガムラ・スタン内で観光予定だったところもすべて見終わりました。
市庁舎
続いて向かったのは、ストックホルム市庁舎でした。
先ほどのリッダーホルム教会からは歩いて15分くらいでした。
まずは遠くからの写真。
ストックホルムは「水の都」とも言われているのですが、メーラレン湖に面した市庁舎はまさにそれに相応しい位置に建っています。
なお、ノーベル賞の受賞式の晩さん会は(平和賞を除いて)こちらで行われます。
近くにやって来ました。
どこに入れるのかわからず・・って感じだったのですが、ようやく入口を見つけられました。
内部の様々な場所へはガイドツアーで入ることができるようだったのですが、今回は特にツアーを利用せず、一部に入りました。
また、高いタワーへは、別途入場可能だそうです。(30人の人数制限があるようです)
黄金の間は1800万枚もの金箔モザイクで飾られているようです。
奥に描かれているのは、ストックホルムの擬人像であるメーラレン湖の女王だそうです。
一通り内部を見て、次に行こうとした矢先、建物を出ようとすると外から大きな音が。。
リュブリャナ、ウィーンに続き、3度目のスコール遭遇です。
実は市庁舎の建物に入る時点で何となく予感がするような空模様だったのですが、やはり見舞われました。。
しかし、3度目ということで、もう経験値が違います。
雨雲の動きを予測しつつ、建物内でチャンスをうかがっていました。
結果、今度は強い雨に打たれることなく、中でじっと待つことができました。
また、建物内をじっくり眺められる時間が増えたため、そこも良かったです。
雨が弱まり、外に出ました。
ストックホルム中央駅に再び戻ります。
昼食
この日の昼食は、もちろん(?)マクドナルドです。
物価も高く、かつ1日しかないストックホルムについては、このタイミングがベストです。はい。
昼食だったこともあり、バーガーセットを注文しました。
ジンジャー風味の甘辛ソースだったような気がしますが、なかなか美味でした。
お腹も良い感じに満たされ、次に向かいます。
市立図書館
続いてはストックホルムの市立図書館を目指すのですが、地下鉄を使って向かいます。
ここまでいくつかの都市で地下鉄を利用してきたのですが、ストックホルムの地下鉄では、自動改札が設置されていました。
日本では当たり前のような光景なのですが、ヨーロッパ各国では(打刻用の機械はありますが、)あまり見られませんでした。
このときには少々感覚がマヒしてた部分もあり、自動改札が特異なものにさえ感じました。。
ストックホルムの交通としては、地下鉄の他にはトラムやバスがあります。
また、フェリーも3つの路線で運航されています。
さて、地下鉄と徒歩を合わせて20分ほどで市立図書館に到着しました。
図書館ということで、様々な書籍が蔵書されているのですが、ここの魅力は何と言っても館内のデザインにあります。
スウェーデンを代表する建築家グンナール・アスプルンドが手掛けました。
中でも圧巻なのが360度書籍に囲まれた円形ホールです。
これを見るためにこの図書館に行ったまであります。
想像以上の景色でした!
日本ではなかなか建てづらいような構造にも思えますが、このような感じで本に囲まれるってことはないですからね。。
で、この空間以外にも自習スペースがあったり、親子で楽しめそうな本が並んでいるスペースがあったりと用途に応じて便利に利用できそうな図書館でした。
ホテルチェックインまで
市立図書館を後にして、再び中央駅周辺に戻りました。
この後はバスターミナルからストックホルム・アーランダ空港に向かいます。
翌日は6時40分にヘルシンキに向かう便に搭乗予定のため、この日は空港周辺にあるホテルを取りました。
空港に向かうまでの時間
予定していたバスの出発時間まで時間があったので、駅周辺にあったパブに入りました。
スウェーデンにゆかりのあるビール、フレンチフライでストックホルム市街地での最後の時間を過ごしました。
写真がなくて申し訳ないですが、ビールは別の種類を1杯ずつ飲んだのですが、どちらも美味しかったです。
で、〆にはアジア料理屋でグリーンカレーを食しました。やっぱりどこに行っても炭水化物(特に米類)は食べたいものです。。。
お腹も十二分に満たされたところで、バスターミナルに向かいました。
オスロから到着して以来のバスターミナルです。
スウェーデンの各地や周辺国にも路線が延びています。
空港行きのバスは比較的頻繁に行き来しています。
空港行きのバスに乗車して45分くらいでストックホルム・アーランダ空港に到着しました。
道中が混んでいたのか、事前の調べより少し時間を要しました。
空港チェックイン
ヨーロッパでも屈指の規模の空港で、各都市への路線が延びています。
今の時点(2023年7月現在)では、日本からの直行便はないですが、羽田空港からの直行便の就航が計画されています。
※本来であれば2020年春から就航予定であったが、新型コロナウイルスの影響などの理由で目途が立っていない
また、とてもデザインが秀逸でおしゃれな印象があります。
先述のように翌日の便が朝早いため、この日のうちにチェックインと荷物預けを済ませようと、チェックインカウンターに向かいました。
空港内が広かったことや、北欧地区への路線だったからなのかわからないですが、バスターミナルから結構歩きました。。
事前に自動チェックイン機で搭乗券を発券し、スカンジナビア航空のカウンターへ。
スーツケースを預けました。
ベルリン空港のときもそうだったのですが、やはり手荷物を預けるサービスが予約時に含まれていなかったようで、預けていただけるのにここでも苦労しました。。
「アプリ経由の方が安く預けられるよ!」とスタッフの方が示してくれたのですが、早いとこホテルチェックインまで行きたかったため、少々意地を張ったような感じでその場で追加料金を支払いました。
何とか飛行機のチェックインを済ませ、ホテルに向かいます。
ホテルチェックイン
再び空港外に出ました。
Google Mapで示す限りは、ホテルまで歩いて20分ほどのようなのですが、空港が広かったこともあり、現在地がなかなか掴めませんでした。
なかなかルートに乗れる気配がなく、タクシーを使うことも考えましたが、マップを開いてから15分ほど掛かり、ようやくルートに乗ることができました。
そして、減りゆくスマホのバッテリーにも注意しつつ、時には「ここ歩くの?」ってくらいの歩道もありましたが、ホテルが見えてきました。
もし、重いスーツケースを引きながらだったら、まさに地獄だったと思います💦
「あれ?飛行機?」と思った方もいらっしゃるかと思いますが、今回宿泊するホテルは、以前実際に使用されていた航空機を改装して造られたホテルとなります。
チェックインを済ませると、私が宿泊する部屋はジェットエンジンの部分でした!
内部はこんな感じでした。
狭いかな?と思いスーツケースを先に預けたのもあったのですが、こちらが思っていたよりは広かったです。
ストックホルムでの夜
とても疲れましたが、何とかチェックインまでこぎつけることができました。
シャワーを済ませ、テラス席のような場所がありました。
100クローナ(約1,330円) 掛かりましたが、もはや躊躇することなく瓶ビールを購入し、そこで時間を過ごしました。
20時くらいでまだまだ明るかったですが、ストックホルムでの夜は良い時間を過ごすことができました。
風で揺れを感じることはありましたが、部屋の中も比較的静かで良かったです。
興味本位もあって利用したホテルだったのですが、とても満足でした!
明日も朝が早いため、この日は太陽が沈まないうちに就寝しました。
明日はフィンランドに入ります。
次回はフィンランド編(前編)を予定しております。
最後までご覧いただき、ありがとうございました!!