ヨーロッパをめぐった旅 #17(ヘルシンキ観光後半)
こんにちは!
アクセスありがとうございます!
今回は2023年6月のヨーロッパ旅行の第17弾を書いていきます!
全体の旅程についてはこちらから見ることができます。
また前回の記事についてはこちらから見ることができます。
それでは早速、旅を振り返っていきます!
※文中に記載の各情報(交通費用・行き先・観光施設の料金/展示物など)は2023年6月時点のものであり、現在は変動/終了している場合があります
エスプラナディ公園
マリメッコ本社から再びヘルシンキ中心部に戻ってきました。
次に向かったのはエスプラナディ公園です。
ヘルシンキ中央駅からも徒歩で行けるこの公園は、まさにヘルシンキを代表する市民公園です。
訪れたのがお昼どきだったこともあり、多くの方が公園内を散策していたり、ベンチに腰掛けていました。
この公園にはいくつかの像が立っています。その一部を撮影していました。
私もベンチで一休みしました。
青空も相まって、とても良い雰囲気の公園に感じられました。
ここでずっとぼーっとしてたいとさえ思ったほどです。笑
まさにヘルシンキ市民の憩いの場って感じでした。
ちなみに、公園内には数ヶ所でアイスクリームが売られていました。
直後に昼食を控えていた(のと、朝食のニシンのフライが思ったよりも残ってた)ため、購入は断念しましたが、景色やコンディションも最高だったので、絶対に美味しいだろうなと・・・
エスプラナディ公園を後にし、その後市内のレストランで昼食を取り、次の観光地であるデザイン博物館に向かいます。
デザイン博物館
ヘルシンキ中心部からトラムで20分ほどのところにあります。
3つのフロアに分かれていました。
1階にはフィンランドのデザインの歴史や著名なデザイナーの作品が展示されています。
フィンランドで最も有名な建築家の一人、アルヴァ・アールトの紹介や作品も展示されていました。
正直なところ、名前を聞いたことあるくらいだったのですが、オスロで出会った建築専攻の准教授の方からアールトについてもお話を伺っていたため、実際に彼がデザインした作品を見ることができて良かったです。
ちなみに、翌日にも彼のデザインした品々を見に行くのですが、それは次回に記すことにします。
地下1階と2階は企画展になっていました。
地下1階では、デジタルや幾何学に関するアートが展示されていました。
デジタルデザインはもはや当たり前のように私たちの生活に溶け込んでいますが、こうして改めて見てみると、シンプルに見えながらも不思議と洗練されたようなデザインに感じられました。
2階では絨毯を作る職人の紹介と作品が展示されていました。(作られたデザイナーの方のお名前は忘れてしまいました・・・)
20点くらいの絨毯が展示されていたのですが、特に広間に堂々と展示されていた大きな2つの絨毯が凄かったです。
国立現代美術館キアズマ
デザイン博物館に続いて、こちらもアート作品が並ぶ国立現代美術館キアズマに行きました。
ヘルシンキ中心部にあるこの美術館は、1998年にオープンしました。
中には5つのフロアがあり、企画展も頻繁に行われています。
建物の外の構造も中の構造も特徴的な美術館で、アメリカの建築家スティーブン・ホールが設計したようです。(フィンランド出身じゃないんですね・・)
1階は受付とシアターホール(入れなかった)で鑑賞できるものはありませんでした。
2階は愛や性といった人間の尊厳に関するような作品が展示されていました。
3階は「TOM of Finland」という展示で、男性のホモ漫画(イラスト)が紹介されていました。
3階の入口にて、注意書きがあったものの、国立の美術館で年齢制限なく見ることができるのは、ある意味で衝撃的でした。
とは言え、多様性が大きなテーマとなっている現代において、このフロアの展示は非常に大切なメッセージのように感じられます。
ご興味ある方は「TOM of Finland」で検索してみてください。
4階、5階は植物、昆虫と人間に関するような作品が展示されていました。
この写真の一室の中では自分でオレンジジュースを作って飲むことができました。
もちろん、単にお客さんにジュースを飲ませるわけではなく、ジュースを作って絞られたオレンジを捨てずにバイオに活かすことを目的にしていました。
LGBTQをはじめとする多様性の問題や、環境的な問題といった現代の人類が抱えている様々な問題に対して何かと訴えているような感覚を持ちました。
「現代」美術館ということもあって、今まで行った美術館とは明らかにテイストは異なっていましたが、自分の中ではとても印象的な美術館でした。
ヘルシンキ大聖堂
美術館を後にして、続いて向かったのはヘルシンキ大聖堂です。
ウィーンやケルンをはじめとして、今回の旅でいくつもの大聖堂(や寺院)に足を踏み入れましたが、いよいよ最後の大聖堂です。
中心部からトラムで10分ほどのところにあります。
ルーテル派の本山となる教会で、1852年に30年の歳月をかけて完成しました。
上の写真が正面入口・・・というわけではなく、左に曲がったところが入口です。
内部はとてもシンプルな装飾でした。
これまで派手なデザインだったり、豪華な装飾だったり、規模が大きなものだったりと様々な大聖堂を見てきましたが、こういったシンプルな造りも良いものです。
サウナ
大聖堂でこの日の観光は終わり、ここからはサウナで旅の疲れを癒します。
フィンランドと言えば「サウナ」ということで、この旅に組み込みました。
今回、私が訪れたのは、マーケット広場近くにあるアッラス・シー・プールという施設でした。
「プール」というワードがあるように、3つのサウナルームとプールがあります。
サウナが思っていたよりも狭かったのですが、多くのお客さんがプールに入っていたり、チェアで整っていたりで特に混雑することなく利用することができました。
サウナはサウナストーンに水をかけて蒸発して温めるロウリュスタイルです。
現地の方であろうおじさんが頻繁に水をぶっかけたときには、室内中に蒸気が充満していて熱気が半端なかったです💦
日本では、電気サウナの経験が殆どだったのですが、本場の地でサウナストーンで直に温めるスタイルはとても良かったです!
プールは子ども用(?)の浅めのプール、25メートルの温水プール、海水プールがあります。
25メートルプール、海水プールはともに水深が結構深めなので、プールでゆっくりするときにはほぼほぼ浅めのプールの端っこで休んでいました。(特に海水プールの水深は180センチあって、入ったときは溺れかけました・・・)
サウナ、プール、チェア(休み)のサイクルをいくつか回しましたが、外も晴れていたこともあって最高の時間を過ごすことができました!
冬場はさすがに寒さを感じてしまいますが、夏場は毎日でも行きたいくらいでした。
夕食
サウナで最高に整ったところで夕食に向かいました。
フィンランドでの最後の夜、もっと言えば今回の旅としての最後の夜ということで、アッラス・シー・プールから徒歩で数分のところにあったビアホールに入りました。
ビールとハンバーガー(フレンチフライ付)で飲りました。
良い頃合いの時間帯だったためか、多くの人で賑わっていた分、ハンバーガーが出てくるのに少々時間を要しましたが、ようやく運ばれてきました。
2杯目はラガー系のビールだったこともあり、ハンバーガーやフレンチフライとの相性も抜群でした!
仲間うちで盛り上がっている人が多く、羨ましくも感じましたが、ビールも料理もロケーションも非常に良く、今回の旅を締めくくる食事になったと思います!
満足したところでホテルに戻って就寝。
明日はいよいよ最終日です。
最終日の朝
洗濯&乾燥
ヘルシンキでは洗濯機が設備としてあるホテルをチョイスし、そこで洗濯する予定だったのですが、どうやら洗濯機能しかなく、乾燥機能がなさそうでした。。
たしかに乾燥機能の有無は盲点だったなーと反省してしまいましたが、いずれにしても洗濯する必要があることに変わりはありません。
翌朝、結局バスを使って30分ほどかけてコインランドリーへ。
洗濯で 7ユーロ(約1,100円)、乾燥で 5ユーロ(約790円) を要することになりましたが、無事に衣服をきれいにすることができました。
マクドナルド
洗濯も終わり、そいえばフィンランドでまだマクドナルドに行ってなかったと思い、ここでマクドナルドへ。
ホテルの近くにあったマクドナルドに入りました。
これまで訪れたマクドナルドではセルフで注文できる液晶があったのですが、このお店では店員さんに直接注文するスタイル。
日本に行ったことがあるという気さくな兄ちゃんが応対してくれました。
ところが朝の来店だったこともあり、メニューが限られていて、何とか注文できたのはビックマックでした。
街の広告でスムージーが宣伝されていて、せっかくなら飲みたいと思ったのですが、機械の調子が悪いとかどうとかで、飲むことができませんでした。。。
味は日本のそれと同じでしたが、これでフィンランドでもマクドナルドに行けて良かったです。
今回の旅で、ここ数年分のハンバーガーを食べたと思います(笑)
アテネウム美術館
さて、この日の最初に訪れたのはアテネウム美術館でした。
当初の予定では世界遺産でもあるスオメンリンナ島に行くことを考えていたのですが、朝方にコインランドリーに行ったこと、この日が雨模様だったこともあってヘルシンキ中央駅周辺で過ごすことにしました。
あとは昨日のサウナ⇒ビアホールの流れで割と満足し切った感があったことも判断を後押ししました。
というわけで、ホテルをチェックアウトし、コインロッカーにスーツケースを預けて、アテネウム美術館に向かいました。
昨日訪れた現代美術館キアズマとは異なり、こちらは古くからある伝統的な美術館です。
18世紀から20世紀半ばにかけての国内外の作品が展示されています。
フィンランドでも最大規模の展示数だそうです。
3階では、アルベルト・エデルフェルトに関する企画展が開かれていました。
フィンランド大公国に住み、ロシアから独立する前からフィンランド文化を世界に発信された、フィンランドで有名な画家の一人です。(参考)
昨日がなかなか特徴的な美術館だった分、こちらは変な言い方をしてしまえば、よくある美術館なのですが、近代フィンランドの美術品が多く展示されているため、フィンランドの絵画に触れたいならばおススメです。
前述のように室内が非常に広かったこともあり、3時間近くかけて美術館内を回りました。
これで観光施設としては、すべての行程が終了しました。
あとはヘルシンキの中心部でちょいと時間を過ごすことになるのですが、それについては次に回すことにします。
次回は帰国編を予定しております。
最後までご覧いただき、ありがとうございました!!