アポロさん「Direct Love」【朗読】
以前、以下の有料記事にて配信いたしました「Direct Love」ですが、この度、全公開とさせていただきましたので、改めてアップします。
お聴きくださいると幸いです。
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以下、有料記事部分での「Direct Love」についての記述を添付します。
【詩と朗読について】
三ヶ所ほど字余りのところはありますが、気にならないリズムなので「春」の文字が入っているところ以外は、無季俳句で成り立っている、と思えるような詩です。
俳句には詩心が大切です。
それを十二分にご存知のアポロンが描く、詩の世界。
そこには、たくさんの心が宿っています。
単なる字面だけではなく、そこからふくらむ想像の大きさ。
ひとフレーズ、ひとフレーズ、それぞれの方にそれぞれの光景が広がる、そんな詩だと思います。
それを、できるだけ壊さず、力強いところは力強く、柔らかいところは柔らかく伝えられるような朗読を目指したのですが、なかなか難しくて。
最初の録音から、回を重ねるごとに、変化が起こって、どこで「これで良しとしよう」という決心をつけたらいいのか、迷いました。
恐らく、今回の朗読は「現時点での朗読」にすぎない、のでしょう。
明日は明日、明後日は明後日、次々と朗読に変化が起こる、そのような作品と思いました。
前半を男性の気持ち、後半を女性の気持ち、を意識して朗読をしました。
そして、本当は、それぞれの最後
「嬉しいね かわいい鳥も飛んでるよ」
「ほら君も わたしに何か言ってみて」
のふたフレーズは、二種類の声を重ねた音づくりをしたかったのですが、録音技術がなく、諦めました。
(こーたさん、いぬいゆうたさんにもご相談しました)
その代わりといってはなんですが、最後の一文
「ほら君も わたしに何か言ってみて」
は、聴いてくださるかた皆さんへ、届けてみようとしたのですが、届いたでしょうか。
いただいたサポートは、次回「ピリカグランプリ」に充当させていただきます。宜しくお願いいたします。