飴山實句集『辛酉小雪』を読む。
飴山實句集『辛酉小雪』から、気になる好きな三十句。
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南風俳句会・村上主宰より薦めていただいた句集の一冊を丁寧に読了。
どなたかの俳句記事のコメントで以前触れたことがありますが、今の俳句初心者への俳句指南には、
・季重なりをできるだけ避ける
・動詞の多用に注意する
・擬人化に注意する(避ける)
・季語の近い、遠いを気にする
などがよく言われ、私自身もこれらを強く意識して作句をしてきました。
ですが、長年俳句に関わられてきた方にこのことをお伝えしたところ、出来上がった句が魅力的でさえあれば、どれも気にすることはない、とのお話を伺い、確かにそうだよなあ、と。
その後、改めて、その点に重きを置いて先人の句集を読んでみています。
良い句、魅力的な句、を見極められるようになるには、とにかく学ぶこと。
「辛酉小雪」には、石川県小松市出身、学生時代を京都で過ごされた飴山氏ならではの、地方色豊かな自然を背景にした句が多く、奇をてらわない自然な、穏やかな句の印象。
細かくは、動詞の使い方、助詞の使い方に多く学びがありました。
村上主宰が薦めてくださった理由をとても感じることができました。
お気持ちありがとうございます!