ひまわりのワンピースが、似合うひと。
容赦なく照りつける日差しが、夏の訪れを知らせていた。
バルコニーの鉢植えたちへの、朝のご挨拶。
「おはよう、しっかりとお飲み」
ジョウロめいっぱいの水を、足もとに注ぐ。
空を見上げる。よし青空! 白い雲も美しい!
「日曜の朝、今日はお仕事もお休みだね、よかったね」
と私は小さく囁く。
あなたも、こうやって花々に水をやっている頃かしら?
それとも、まだ心地よいまどろみのなか?
あなたのベランダには、ひまわりはあったかな?
私のところには、ないの。
ひまわりを元気に育てるには、ちょっと光が足りないのよね。
本当は、ひまわりの花束を贈りたい気持ちなの。
だって、きっとあなたにはひまわりが似合う。
よく被っている麦わら帽子に、ひまわり一輪つけてお出かけしたのなら、きっとあなたはウキウキするわ。
でも、残念。できないの。
その代わり、ちょっと描いてみたわ。
描きながら想ったのは、ワンピース。
だって、きっとあなたはひまわりのワンピースも似合うから。
黄色いコットンの、ちょっとレトロなギャザーの裾。
その裾と小さな襟もとに、ひまわりをあしらうの。
袖はちょっと長めのパフスリーブ。
ほら、素敵じゃない?
恥ずかしがらないで想像してみて!
小物は、オシャレなあなたにお任せするわ!
そして、また一緒にデートをしましょうね♪
7月25日、満月明けの朝。
お誕生日おめでとう!
・・・・・
yuca.さんの企画に参加させていただきます。
どうぞよろしくお願い致します。
・・・・・ end ・・・・・
タイトル画像:あやさんを想って描いたひまわり。
いいなと思ったら応援しよう!
お気持ちありがとうございます!