「南風・九月号」より、好きな句、気になる句。
(句順は掲載順、*=特に好きな句)
村上主宰「かはる」十句より
津川顧問「航跡」十句より
「雪月集」より(敬称略)
「風花集」より(敬省略)
「南風集」より(敬省略)
「摘星集・兼題、吾亦紅」から
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卯月紫乃 載せていただいた句
「南風集」
南十字星ナミブの砂の鎮まりぬ
梅霖や動かぬままのガスメーター
すててこの干されてゐたる暗渠かな
犬枇杷の固く色づく行き止まり
「摘星集・兼題、吾亦紅」
積まれたる牧草ロール吾亦紅
(主宰より、量感のあるものと吾亦紅との対比、との評)
・・・・・
今回の南風誌で、一番心に残ったのは、
「南風集」(会員の句)佐々木千賀子さんの一席句
村上主宰の講評は以下のとおり
今後、村上主宰が評するような佳句が多く詠まれたならば、「アガパンサス」が季語として認められる日も、そう遠くはないように思います。
やはり、自ら湧き出た句は、強いなと思いますし、この柔軟な発想を、私も大切にしたいな、と思いました。
そして、このような新しい句を認めてくださる「南風」という結社にも、ますますの魅力を感じました。