「南風・六月号」より、好きな句、気になる句。
(句順は掲載順、*=特に好きな句)
村上主宰「一気」十句より
津川顧問「視野」十句より
「雪月集」より(敬称略)
「風花集」より(敬省略)
「南風集」より(敬省略)
「摘星集・兼題、蛇の衣」から
・・・・・
卯月紫乃 載せていただいた句
「南風集」(五席)
蕾より蕊放たれてたびら雪
軟膏を押し出す指に蓬の香
風光る少年の顎尖りをり
春愁の唇に貼りつくウエハース
「摘星集・蛇の衣」
古布に包まれてゐる蛇の衣
蛇衣を脱ぎて去りゆく碧光り
一句目は、主宰推薦「今月のニ十句」入選、講評もいただけました。
追記:たびら雪の句は、主宰の講評のとおり、梅の花の景です。
たびら雪が、その蕊の上にふわりと降りたちました。