コロナを乗り越えるための情報シェア⑭「リベラル」様
ホワイト企業への道を進む皆さまにアンケートをご依頼し、このコロナ禍を乗り越えるために行われている様々な工夫をご紹介いただきました。
●会社概要
会社名:リベラル株式会社 https://www.riberal.co.jp/
ホワイト企業の受賞歴:ホワイト企業大賞(第4回/2017年度)
業種:・OA・通信機器販売事業、中古OA機器リファイニング事業、インターネット通信事業、印刷事業。OA機器の特例子会社。
記入者:佐久間 賢氏/武田 牧子氏/委員 瀬戸川礼子
●記入日:2020年4月28日
●お困りのこと
・社員の命がまずは一番心配です。とにかく、会社としてできる最大限の措置(リモートワーク・シフト出勤など)を取り入れ、社員の健康を守っています。しかし、生産性は正直かなり落ちています。
●気づいたこと、良かったこと
・「コロナウィルスに感染させないように」と、心疾患のある社員が出社する際に、車で送り迎えしてくれる優しい上司がいます(*^-^*)
・社員全員そろって仕事をするという当たり前のことが不可能になり、今までの日常から、新しい日常へと変わりましたが、「それぞれができることをやろう」という気持ちがより強くなりました。場所は離れていても、「会社存続のために、いま自分は何ができるか」を個々が強く感じるようになりました。これは、知的障害者社員も同じで、限られた時間の中で最大限のパフォーマンスを発揮してくれています。
・弊社は今年、「GIVE」を指針に掲げています。こういった状況ですが、とにかく今私たちができる「GIVE」を追求しています。先日、マスクを取引先から購入することができたので、そのマスクを地域の福祉作業所や就労支援機関へ送りました。とても喜んでくださったことが、逆に私たちの励みになりました。暗く辛いニュースが多い中、あたたかい言葉をかけてくださることが、どれだけ幸せか改めて感じました。
●工夫したこと(社員さんに対して)
・弊社は障害者が多く、難病指定患者もいるので、感染し重症化リスクが高い社員に関しては、早い段階からリモートワークを取り入れ、シフト制を導入しました。販売管理部門は、普段デスクワークですので、リモートワークで社内システムにログインし、普段通り個々が担当の仕事をしています。会社のパソコンの画面をそのまま自宅のパソコンで再現できるので、会社と同じ仕事ができます。
・OA機器清掃の障害者については、現在、シフト制で勤務しています。全体を3つのチームにわけて、Aチーム・Bチーム・Cチームが毎日1チームずつ出勤しています(時差出勤で通勤時間帯を避けて出社退社しています)。現在はこうしたシフトで動いていますが、知的障害者社員の働き方も変えていくために、自宅でもOA機器磨きができるように、在宅セットを準備中です。
●工夫したこと(取引先や顧客に対して)
・極力対面を避け、WEBミーティングをしています。最初は、WEBミーティングに馴染みがなかったのでどうなることかと思いましたが、今は会議室にカメラとマイクも設置して、いつでもWEBミーティングOKな環境を整えました。
●工夫したこと(資金面)
弊社は特例子会社ですが、コロナ禍といっても親会社からの援助は受けていません。すべて内部留保でまかなえています。
●工夫したこと(その他)
今、自分達が選択し、行動に移していることが正しいことなのかは正直わかりません。ただ、選択した行動に「信念」と「覚悟」をもって進んでいきたいと思います。
●ホワイト企業大賞の活動へのご要望
・先が見えない不安もありますが、ホワイト企業委員のみなさんを思い出すと、明るい気持ちになります。私たち企業は発信したいことがあっても、色々な制限があり、発信できないこともあります。でもホワイト企業委員のみなさんが発信してくださる言葉には説得力と希望があると私は思っているので、発信することを続けてほしいです(*^-^*)"
ホワイト企業大賞企画委員より
コロナ禍の中、様々な企業が困難を乗り越えるために奮闘されています。私たち、ホワイト企業大賞では、ホワイト企業への道を進む仲間の皆さまにアンケートをご依頼し、現在、このコロナ禍を乗り越えるために行われている様々な工夫をご紹介いただきました。少しでも皆さまのお役に立てれば幸いです。また、今回、アンケートにご協力いただきました皆さまには心より御礼を申し上げます。
すべてのアンケート結果はこちらをご覧ください。