前回に引き続いて、イチローの守護霊霊言本である「天才打者イチロー4000本ヒットの秘密―プロフェッショナルの守護霊は語る」から、「プロフェッショナルとは何か」を学んでいきます。スポーツ選手をはじめ、ビジネスパーソン、経営者にも役立つ内容となっています。
なお、この霊言は、2013年8月27日に東京都・幸福の科学総合本部にて行われたものです。
2.「勝負師の志」を明かす
欲を抑えるイチロー流「無我の境地」とは
ここで、イチロー選手は開口一番、「無我の境地」と言っています。このような答えをするプロ野球選手は、果たして他にいるでしょうか。まるで、何かの悟りを開いた宗教者のようです。
また、何度も「自制心」と言われており、結果を出すために自制心を利かせて自らの欲望を捨て、無我の境地になることが、あのような驚異的な実績を残したことの秘訣なのですね。
これは、口で言うのは容易いですが、実際に実践することはそんなに容易ではないと思います。ホームランを狙った結果三振に終わり、逆転のチャンスを潰してしまう選手はとても多いように思います。
ビジネスの現場でも、欲を出し過ぎた結果、取引相手の気分を害してしまい、本来取れるはずの契約を逃してしまうといったことはよくあります。
スポーツでもビジネスでもその他どんな分野でも、良い結果を出し続けるには、自制心を利かせて欲を出さず、無我になって今与えられた役割に徹することが大切であることが分かります。
「自分の記録を伸ばしてチームの勝率に貢献」というマインド
ここでは、イチロー選手がとにかく一塁に出ることに徹する理由が、その後二塁に盗塁し、得点圏に入り、後続の打者につないで得点するという、チームプレーの精神が強いことであるのが分かります。
この点、質問者が「意外」と言っていますが、イチロー選手は、2006年と2009年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で日本代表のチームリーダーを務め、大会連覇に導きました。
2009年のWBC決勝では、緊迫した試合展開の中、十回に2点適時打を放ち、韓国を破って優勝しました。この決勝の打席は、野球ファンにとって伝説のシーンとして語り継がれています。
このように、イチロー選手は個人の記録だけにこだわっていると見られがちですが、実際はチームプレー精神にあふれる選手であることが分かります。
また、ドラフト四位で入団し、弱いチームに所属していてもそこで腐らず、自分に厳しく最善の努力をし、チームの牽引車になるというマインドは大変すばらしいと思います。
私はこれまで転職を数多くしてきましたが、ブラック企業も多かったです。そんな会社に勤めていた時の私のマインドは、不満を持ちつつも「自分のスキルを磨き、一刻も早く良い会社に転職して、こんな会社とはおさらばする」といったものであり、その会社に対する貢献意識というものはあまりありませんでした。お恥ずかしい限りですが、この点がイチロー選手と私との違いだと痛感しております。。。
この点でイチロー選手とよく似ているのが、大谷翔平選手です。大谷選手も、最初はエンゼルスに入団しましたが、決して強いチームではありませんでした。
しかし彼はそのような環境に対して不満を言うのではなく、感謝の心を持ってチームメイトに接し、二刀流プレーヤーとして最善の努力をして素晴らしい成績を残しました。その後の彼の活躍は言うまでもありません。
今回のまとめ
①スポーツでもビジネスでもその他どんな分野でも、良い結果を出し続けるには、自制心を利かせ、欲を出さず、無我になって今与えられた役割に徹することが大切である
②どんな環境でも与えられていることに感謝し、所属している組織に対する貢献意識を持って自分のできることに最善を尽くすことが大切である
今回はここまでとなります。
最後まで読んでくださりありがとうございました!!
また次回をお楽しみに!!!
〈出版社サイト〉
〈Amazon〉