梔子の残り香と蟹座
梅雨時の雨の匂いに混ざって
甘い香りが鼻をくすぐる
闇夜では更に濃く空気が甘ったるい
フェルトのような質感の
真っ白い花びらを持つその花の名は
梔子(クチナシ)
空気に溶け込みながら、強烈な存在感を放つ
昭和の歌謡曲の「くちなしの花」をご存知だろうか?
別れた彼女は、白く美しいくちなしの花の様
花の香りが旅路の果てまでついてくる
ずっと、己の人生に影響を与え続けている女性
何か凄いですね✨
ひと雨毎に盛夏に近づくこの季節は
西洋占星術の世界では、蟹座に当たります
「夏にするぞ!」という強い意志を感じる時期
この時期に生を受けた魂は、目的意識がはっきりしている星座です
蟹座生まれというと、一般的に家庭的・優しさ・母性的と言われることが多いでしょうか?
しかし、蟹座は別に家庭的では無いですね
活発な人が本当に多い
三つ指ついて旦那さんの帰りを待つとか
あり得ない(笑)
蟹座の支配星は月なので、
吸い上げてくっつきたい、気になる対象と同化したいと願う
《模倣の星座》と言われるのはこの月の働き
幸運の星、木星も強いので、楽天的な面倒見の良さも発揮される
ここまでは、穏やかな雰囲気のひと
しかし、ベースにあるのは
挑戦と荒々しさの『火星』
これを繋げて読むと
気になる対象と同化して、一緒に楽しく幸せになろう、そして、自分と溶け合うことで、相手を変えていこう
となります
ふわふわ同調するだけでは物足りないし
たぶんね、モヤモヤとするでしょう(笑)
教卓にクチナシの花は似合わない
小学生の頃、自宅の庭の梔子が咲いたので
先生に喜んでもらおうと学校に持っていった
先生は教卓に飾ってくれて嬉しかったが
給食の時間に
「本当にごめんね、匂いに酔ってしまったので
片付けて良い?」
それを聞いて、私は申し訳なかったとか悲しいとかは思わず、
(花の香りに酔うなんて、なんだか素敵✨✨)
と考えていた(笑)
蟹座の強さとちょっとしたお節介加減(笑)、
そして、印象に残る瑞々しさ
梔子の香りで甦ってくる
お読み頂きありがとうございました
これ書いてる時、既に梅雨明けですね・・・