知っていると得をする話: アメリカ入国手続き 編
ワシントン D.C. など乗継便が多い空港などでは、まじめに[VISTOR] や [FOREIGNER] などの列に並ぶと、すごい人数が入国審査を待つことになるので時間がかかってしまって大変です。
アメリカでは 2014年秋からAPC (Automated Passport Control) 略称APC Kiosks と呼ばれる自動入国審査端末機が導入されています。
ある条件を満たせば、 アメリカ人と同じように[U.S.Citizen]に並んで、Kiosksを使って、しかも日本語で入国審査ができるので、大幅な時間短縮となります。
Return ESTA
次の条件に該当する人は、Kioskを利用することができます。
1. アメリカ国籍保有者
2. カナダ国籍保有者
3. グリーンカードを所持者
4. B1, B2 ビザの所持者
5. ESTA取得後、アメリカ入国が2回目以降の人
6. 2008年以降に少なくとも1回以上のアメリカに入国したことがある
しかし、次のに該当する人はKiosksを使っての入国審査をすることができないので、これまで通り、窓口での入国審査を受ける必要があります。
1. ビザ所持者(B1,B2以外)
F-1(学生ビザ) などの中長期滞在ビザを保有している人は適用外です
2. ESTA取得後、初めてアメリカに入国する人
3. 2008年以降にESTAでアメリカ入国歴はあるが、最近パスポートを更新した人
5. その他、CBP(米国税関国境取締局)職員に有人窓口の指示を受けた人
ICパスポートであることも条件なのですが、日本では2006年3月20日からICパスポートが発行されているため、2019年時点では有効なパスポートはすべてIC化されています。
私が2017年にワシントン Dulles 空港で、約1時間以上も入国審査を待っていたときのこと、係の人が私のパスポートを確認して、Kiosks を使うようにと言われたことがありました。
はじめから分かっていたらなあ、強く思った次第です。
* ESTA: 電子渡航認証システム
- https://estaustour.com/?ja
* 自動パスポートコントロール (APC)
- https://japan2.usembassy.gov/pdfs/wwwf-cbp-apc2016.pdf
* APC (Automated Passport Control)
- https://www.cbp.gov/travel/us-citizens/apc
* ESTA申請ASIAセンター
- アメリカ自動入国審査端末APC 設置場所と対象者のご案内
- https://esta.asia/ESTA-APC.php