悲しみは僕への罰

摩天楼オペラのアルバム「真実を知っていく物語」に収録されている楽曲。

この曲は新たに加入したギタリスト優介が作曲した曲です。本人曰く、ボーカル苑の歌声が綺麗に映えるように作ったとのこと。この曲はアルバム発売前にラジオにて先行公開されました。

初めて聴いた瞬間驚きました。好きなバンドの曲って、素直に全て気にいる訳ではないと思うんですよ、音楽好きな人ほど。

バンド加入後一発目の作品とは思えないくらい存在感が大きく荘厳で、ゾッとする心境へとすぐさま引き摺り下ろしてくれる物悲しい歌でした。

間奏のギターソロが何百回聴いても心を奪われてしまう。あのメロディを聴いただけで主人公の後悔と絶望と諦めが伝わってくる。もうどうにもならない、取り返しのつかない事態に追い込まれてしまったが気付いたときにはもう受け入れるしか出来ないあの苦い感覚と全身が冷えていく様をリピート再生する度に味わってしまう。このリフを聴いただけで否が応でも分からせられる、このギタリストはただものではないと。また別の記事で書けたら良いのですが、流星の雨のギターリフも感動しました。本当に星が輝いて見える。

今回のアルバムは全曲どれも素晴らしく、新体制摩天楼オペラとしてはもちろんの事、布教するのに間違いない作品になっています。

私は摩天楼オペラの新譜を聴く度に「お金を払わせてくれてありがとうございます」という気持ちになるのですが、今作もウキウキと毎日聴いています。

音楽の知識が全くないので専門的な用語で語れないのがもどかしい。

ヴィジュアル系を知らない人がV系と聞いて思い浮かべる方達って、レジェンド級の地位にいらっしゃる方ばかりなんですけど、現在精力的に活動しているバンドの中では摩天楼オペラが一番実力があり、愛する音楽を私達に届けていると思っています。

10年ほどファンをやっていますが、これからの活動が非常に楽しみです。今までも感動しながら音源聴いてきたけど、今後私は正気で聴いていけるんだろうか……。

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