探究分野の内省日記 ーコミュニティを通して成長するー
スタートアップで働く方々に尊敬しかない。みんなえらい
38歳にして初めて急成長フェーズのスタートアップに参画して衝撃を受けたときの感情です。尊敬できない働き方をする人が存在しない。内心、そんな馬鹿な…と感じながら過ごしていました。(転職経緯は前回note参照)
マネージャー陣が採用段階から真剣に候補者の方ひとりひとりと向き合ってきたことや、受入者/参画者全員の努力の現れだと思います。
組織のどこを見ても尊敬できる環境で働くのはこんなに幸せなことなのかと、別の世界線から飛び込んだ私には初めての体験だったわけです。
そんな若くて優秀な方々から、日々の仕事の向き合い方や実行力などあらゆることに刺激を受け、アンラーンしては吸収する、細胞を入れ替えるような目まぐるしい日々。2週間前にクリアできなかった壁を越える→次のテーマに取り組む。この繰り返しで問題解決を繰り返していく過程で自身のスキルが引き上げられるのを実感した1年でした。
これらの経験から、モメンタム(※私の解釈だと、人の勢いがチームに伝播したときに生じる大波)を感じられない組織に身を置き続けることのリスクを強く感じるようになりました。
新職種に挑戦する→成長が鈍化した気がする→転職 というサイクルで職種を軸に転職を繰り返してきた私ですが、もっと早くスタートアップで働くことを検討すべきだったと機会損失を実感したため、一緒に働くひと・環境(=コミュニティ)を軸にする選択肢について考えるきっかけになればと、言語化してみます。
アクション・ラーニングやないかい
どうして成長鈍化を繰り返したアラフォーが成長できたのか?
事象を俯瞰すると、アクション・ラーニング(チームで問題解決に取り組むことでチームで成長する学習方法)のロジックで説明できます。論文で見たことのあるキーワードではあったものの、自身の体験で認識できたのは社会人初でした。
アカデミックな定義はこのようになっています。
一般的な用語解説は下記の通りです。
踏まえて、組織で問題が起きたときどうやって解決して成長に繋がったか、個人のプロセスと比較して振り返るとこんなプロセスでした。
これらは一例ですが、アクション・ラーニングの場合は成長角度が全く異なるイメージができたのではないでしょうか。
ほなアクション・ラーニングちゃうやないかい
介護で実家に戻るタイミングで退職し、フリーランスとして個人でワークした直近1年と比べると、明らかに成長速度が鈍化しました。アクション・ラーニングの力学が働いていないこと、環境変数が主要因とおおよそ仮説検証できたように感じています。
やっぱりアクション・ラーニングやないか
そこでもう一度スタートアップに参画しようとしている昨今です。求人応募はスタートアップに限定していないのですが、面接をするとスタートアップばかり候補に残っていくという笑
急成長フェーズのスタートアップでの仕事は大変ですが、誰かに貢献したい気持ち、人間の根幹的な衝動に素直な人であれば一度身を投じて体験することを強くおすすめします。きつくても頑張れるテーマだと乗り越えられるし、得るものがありますよね。なにより成長するとキャリアの選択肢が増える点でおすすめです。
消極的選択で転職をするリスク、コンフォートゾーンに居続けるリスク。
無自覚に身を置き続けると、その環境から自力で脱出する選択肢から遠のいていきます。年齢制限もあり、未経験者には不可逆なキャリアとなります。転職活動を41歳でやってみて痛感しています。38歳で飛び込んで本当に良かったです。
なお、今回は働く環境に限定して振り返りましたが、アクション・ラーニングができるコミュニティに身を置いていれば、同じように成長できるチャンスは大いにあると思います。私の場合は音楽活動で無理難題に本気で挑んだ頃のコミュニティで成長した角度の実感値と、尊敬できると感じた人とのつながりは今も財産になっています。
今後もコミュニティでヒトの成長はどう影響するのか?を個人の探究テーマとして取り組んでいきます。
※見出しは本文と関係なかったことをお詫びします
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