【シャニ6thレポ】〝誰かの居場所になる〟を体現、DJ小糸のセットリストと4年越しの『天塵』回収
現地初参戦で感じたこと
2024年4月20日(土)に開催された『「THE IDOLM@STER SHINY COLORS 6thLIVE TOUR Come and Unite! Fantastic Fireworks」DAY1(以下、本記事中はDAY1)』は盛況のうちに幕を閉じました。
今回初めてリアルライブに参加した私は、実際に生でライブに参加する楽しさとその意義を痛感。とりわけアンティーカ・三峰結華役の希水しおさんがシャニマスのコミュ『月が焦がれる太陽/月』を彷彿とさせた、自らのシャニ4thからこれまでの歩みを涙ながらに吐露したことは、担当ユニットでなくとも心に響くものがありました。
しかしそうした出来事と同じくらい筆者にとって感慨深かったのは、ノクチル・福丸小糸(以下、小糸)のDJデビューと天塵をイメージさせる浅倉透役・和久井優さんの締めの挨拶でした。
※ノクチル・福丸小糸役は田嶌紗蘭さん。記事の便宜上省略。
会場では「マジか!」としょうもないことを大きな言葉でしか表せなかったのですが、本日の宿泊地に帰ってきて興奮が冷めないので、この行き場がない感情をどうにかこうにか整理しようと駄文を綴っている次第です。
※上記は記事修正に伴い、取り消し線を追加しました。
DJ小糸のセットリストを振り返る
さて、前置きが長くなりましたが、DJ福丸小糸のセットリストを(一部不明瞭な部分がありますが)小糸視点で振り返りつつ、各曲と歌を担当したアイドルの関係性を振り返ってみます。
(自己主張強すぎんだろ、鬼か。いままでの「ぴぇっ」という発言に代表される対外的な小動物アピールは一体なんだったんだ…ノクチルユニット内での内弁慶スタイルがセットリストとして外に漏れ出ちゃってますけど、小糸さん)
まずアンティーカの「ラビリンス・レジスタンス」は歌詞の内容や曲調?的にルカが歌っていても違和感がなく、(依頼するときにどのようなやり取りがなされていたかはさておき)王道な選択でした。
「デビ太郎のうた」も前が「ラビリンス・レジスタンス」でなければ違和感はありません(選曲は順当ですが、曲の順番はいささか寒暖差が激しい印象を受けましたね)。アルストロメリアとデビ太郎をコラボさせて「エイプリルフールのネタを現実にしてPを喜ばせよう」とする小糸の姿が想像できます。
あさひのソロ曲「星をめざして」は〝星〟繋がりでイルミネが担当。歌う人が変われば意味合いも変わる…勉強熱心な小糸の視点が反映されているような気がしてまさにベストチョイス。
そして「一閃は君が導く」。アイドルカラー緑系統で分けたのか…あるいはXの投稿を参考にするならばムキムキ組分けなのか。それとも今後展開予定のシナリオで関係性が明らかになる伏線なのか。小糸がどのように考えて組んだのか一番分かりにくい組み合わせでした。真相は果たしてどうなのでしょうか。
大阪公演の「キャットスクワッド」に続き、キャラクター性とは異なるカワイイ系の「ダブル・イフェクト」を歌わされる円香、そして新境地を魅せた美琴さん。2人とも普段はクールなキャラクターだからこそ「可愛らしい一面を見てもらいたい」との思いでの選曲でしょうか。ベストチョイス2です。
「誰かの」から〝みんなの居場所〟へ
小糸はかつて変化を望まないアイドルでした。そうした事情はノクチルが幼馴染の集まりとしてアイドルのスタートラインを切ったコミュ『天塵』から読み取れます。
しかし彼女はW.I.N.Gをはじめとしたアイドル活動のなかで、幼馴染の集まりに心を寄せつつも「誰かの居場所を作れるようなアイドル」を志すようになりました。
今回のセットリストはそうした彼女の「誰かの居場所を作る」という志を体現したもののように思えてなりません。
それは小糸ファンだけの居場所だけでなく、DJパートならではの組み合わせを通じて〝みんなの居場所〟に広げる試みだったのではないでしょうか。
天塵なぞる和久井さんの発言に涙
最後は和久井さんのコメントについて。シャニマスのライブではゲームのコミュと絡めたコメントが声優の挨拶に取り入れられいるのはシャニマスPならは周知の事実です。
今回、和久井さんはノクチルの根幹であるコミュ『天塵』をなぞらえて「花火じゃなくて、私たちを見てくれてありがとう」との言葉でDAY1を締めくくりました。
花火に集中して誰も見てくれない初ライブを綴った『天塵』。コロナ禍で会場無観客配信ライブを強いられるなか、和久井さんたちノクチル声優が偶然にも『天塵』をイメージさせるような初のライブデビューを飾った『MUSIC DAWN』ー。
そうしたゲームにおけるノクチルの歩みと現実世界の出来事を合わせて考えれば、和久井さんの発言は何重にも意味が重ねられていることが分かります。ましてや『天塵』実装から4年ほど経過したうえでのことですから、そうした事情を理解していたPならば涙せずにはいられませんね。
総括:DAY1が魅せた奇跡を引きずるなと自分に言い聞かせたい
担当アイドルの活躍で大量のコイトキシンを浴び、和久井さんの言葉にやられたDAY1。現地初参加にも関わらずこれだけの幸運に恵まれたのは奇跡としか言いようがありません。
今回の出来事で「積極的に現地参加しよう」と思った一方で、こうした奇跡が当たり前ではないことを自分の胸に言い聞かせつつ、今後のP活動を楽しみたいと思います。
ここまでお読みいただきありがとうございました。まだまだPの知り合いが少ないので、記事を読んで筆者に興味を持たれた方はSNSのフォローもよろしくお願いします。
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