「隠れ家」Ver.2.1へ！

　「隠れ家」のホームシアター完成したばかりなのに、先日クリスマスプレゼントが届き、バージョンアップしました。何か特別な不満があった訳ではないのですが、このところ、耳で聴く低音ではなく、コンサートホールで体が感じるあの重低音があったら･･･と思うようになったのです。学生時代にアルバイトでコンサートの機材設営と警備のよくやっていました。会場警備でステージ左側のスピーカー直前に配置されたことがあり、耳栓を渡されたときには、嫌な予感が･･･。コンサートが始まるとその予感は的中しました。耳栓で耳は何とか守られても、体を貫く重低音に2時間も耐えることになるとは･･･。MCが入るとホッとした記憶があります。その時のアーティストは、今となっては懐かしいハウンドドッグでした。そんな経験から、最近はライブ録音のアルバムなどを聴くたびに、その重低音が思い出されていたのです。今まで、リラックスするためのオーディオを目指していたので、ある程度の重低音で満足していました。また、重低音を再生するためのサブウーファーは何が良いのか、選択がとても難しかったのです。既存のスピーカーとの相性もあり、高級なものが必ずしも良いとは限らず、かといって、コストダウンされた安価なものに信頼が置けるのかと言えば･･･。
　数日前に、より重低音を再生するためのサブウーファーについて考えていたところ、ネットである商品が目に止まりました。プロケーブルが推薦していた商品で、氣になっていたものの１つでしたが、前述の理由で購入を保留していました。JBLの専用スタンドにスピーカーを置いていたので、サブウーファーをどこに置くかも悩みのタネでした。今回は、1台の中古の良品が出されていたので、試しに購入してみようかと思いました。でも1台では部屋においた時にアンバランスな感じが･･･。しかし、もう1台となると相性が悪かった時にかなり落ち込むかも知れない･･･冒険だな･･･。今回も諦めるかと思った瞬間、眼の前のディスプレイにもう1台の中古良品が飛び込んできました。これは、天からの導きか･･･。都合の良い解釈で、2台購入することにしました。チャンネルデバイダーは3WAY-ステレオの設定ができるので完璧です。果たして、どんな音が出てくるのか楽しみです。考えてみればオーディオという趣味は、カタログでは伝わらない音を想像して直感で選択していくもので、その選択が正しいかどうかは、やってみなければわからないものです。今回の選択は正しいことを願いながら、商品到着を待ちました。
　一昨日、商品の1つが到着したので「隠れ家」に運び込みました。既存のスピーカーの上に載せようと計画していましたが、重く奥行きも長く、何よりも見た目が不安定！地震が来たら危険だ！！スタンドを撤去してサブウーファーにスピーカーを載せよう。横幅が既存のスピーカーと完全に一致（偶然）していたので、正面から見るとウーファー2発のフロア型スピーカーのようです。これはこれで、いいじゃないか。こうなると、もう１台の到着が待ち遠しい。期日指定だったので配達は翌日です。ダメ元で輸送状況をチェックすると、何ということでしょうか。営業所で配達日指定保管中とあるではないですか。営業所まで１０ｋｍも離れていないので、これは行くしかないです。急いでクルマに飛び乗ります。財布（身分証明書）を忘れ１度、自宅に戻ったのは内緒です。商品を受け取り自宅へ。１日早くプロジェクトが完了できるのは、とても氣分の良いものです。早々にセッティングを終わらせ、配線とチャンネルデバイダーの設定を念入りに確認して音を出してみました。比較的小音量にも関わらず、腹部に伝わる重低音の圧力が感じられます。「おお、これは凄いぞ！」バランスを調節すれば、今までにない音が再生できそうです。少しサブウーファーのボリュームを絞り、クロスオーバー周波数を変更して聴き直すと、今まで聴いてきた音にさり氣なく重低音が加わっています（当たり前ですが）。それどころか中低音がよりクリアになったようです。どのユニットも無理をしていない余裕のある音。これです。間違いなく「自分史上最高音質」人間である以上、より高みを目指して悪戦苦闘するのだろうけれど、しばらくは、これで楽しめそうです。今日はクリスマスイブ。山下達郎のON THE STREET CORNER 2をゆったりと聴いてみよう。夜はNorah Jonesを聴きながら、久しぶりに一杯飲もうか･･･今日の氣分は･･･スコッチでいこう！